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2011年7月13日 (水)

約束よ

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 K2アンコール1曲目。
 切ない片思いの歌の次は、お別れの歌。

「サヨナラだけが人生なんだ」って/いつか 誰かが言ってたけど
それだけじゃ/知り合った意味がないね

 誰かっていうのは、井伏鱒二先生ですね。

花ニ嵐ノタトエモアルゾ/「サヨナラ」ダケガ人生ダ

 ついでに原詩は于武陵の「酒を勧む

勸君金屈巵/滿酌不須辭
花發多風雨/人生足別離

 井伏先生の訳詩は短いので、これだけで50%の引用となってしまいました。
 さすがに于武陵先生の著作権は消滅していると思うのですが、中国の法律には不案内なのでもし著作権者の方がいらっしゃったら御連絡下さい。


 高校の漢文で習った覚えがあるのだが、あの頃は意味もわからずに暗唱するばかりだった。
 そりゃそうだよね、別れより出会いの方が圧倒的に多かった年頃だもの。
 でも今、明らかに人生の後半戦を迎え、「花ひらいて風雨多し 人生別離足る」という詩句の重さが少しづつわかってくるようになった。


 父と死別してもうすぐ10年。
 Fクンの墓参りには、20回以上行った。
 今日別れて、もう二度と会うことのない人がたくさんいる。


 いや、今朝別れた家族と、もう二度と会えない確率だって、少しだけなら見積もることだってできる。まさに「カップと唇の間」にはたくさんのことがあるもんです。


 そういうことが実感できるお年頃。


 でもそりゃ秋元のおっさんだって一緒でしょうよ。言っとくけど僕おっさんよか年下だかんね。それなのに

必ず 君に会えるから/いつの日か どこかで
運命が引き寄せる/力 信じて

 なんてよく約束できるなあおっさん。


 今別れても、もう一度会える。

絶対 君に会いに行く/森の中 私が
探してた夢の道 見つけられたら

 秋元にだってもう二度と会えない人はいるだろうに。それでも彼は言う。
 「絶対会える。それが運命なら。だから運命を信じろ」と。


 「運命を信じる」。
 この先、秋元はこのテーマを繰り返し言及するようになる。


 彼を信じて集まった、夢ばかりが多く力弱い若者たちを鼓舞するように。


 自分自身を励ますように。
 

 ならば僕も、このおっさんの約束をもう少し信じることにしましょう。
 N1「誰かのために」も届いたことだし。 

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