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2012年1月

2012年1月31日 (火)

希望山脈2

words

 こうしている間にも、「そして船は進む」。

前へ!前へ!前へ!行進曲/夢を休まないで

 たくさんの水を後ろに残して。


 この数日間、いろんなことを思い、考え、感じました。


 もちろん僕もリッパな社会人だから、仕事もしてたし家庭も守ってきた。おじさんがやらなきゃいけないことはいっぱいあるんだもの。


 ああ、つくづくこの年齢でよかったと思う。もしあと30年、いや20年若かったら、生活がどうにかなっちゃってたよ。パートタイムで悲嘆にくれることが出来るのが、おじさん最大の能力だもの。


 悔やむべきは、その夜のその電話がかかってきたその時、自分が秋元康では無かったこと。


 わかったお前らの判断は理に於いて100%正しい平嶋と米沢は「辞退」でいいだが情に於いてそれを受け入れることは俺には到底できんだから発表はこうだ「平嶋夏海と米沢瑠美と秋元康はAKBを辞退します」。


 悲しむべきは、その時自分は秋元康ではなかったし、秋元にとって平嶋、米沢はそこまでしなければならない存在ではなかったということ。


 でもなあやすす、「辞退ではなく無期限謹慎にならんか」とは言えなかったのかやすす。ああ、言ったのかも知れない。言えない事情があったのかも知れない。大人には腹にしまって墓場にまで持ってかなきゃいけない荷物があるってことなのかも知れない。っせーよそんなの知ってるよ俺だっておっさんだよ墓場まで持ってく荷物で腹いっぱいだよ。


 ちょやすす、もうチェリオ買って来いってゆわないから何とかなんないのかやすす。


 あ、そうだ、「恋愛禁止」でも「片思いはOK」なんだろ、一緒にいても「彼氏」の一推しは実はまゆゆでなっちゃんは片思いだったってのは…。


 どうにもならないのですね。やっぱり。


 秋元を非難しているわけじゃない。
 彼の判断は正しかったし、それにそもそもこれは彼の「PARTY」なのだから。
 秋元が非難される筋合いのものでもない。


 ただ、万が一彼の自転車が僕の目の前に放置されていたら、1回だけそのサドルを抜いて、代わりにブロッコリーを刺しておいてみたいとは思っている。
 わかってる。それは小なりと言えども器物破損ないしは占有離脱物横領の可能性がある。やる時は黙ってやって、ネットにアップはしない。そういう判断ができるのがおじさんの分別だもの。
 やすす自転車乗りませんかそうですか。


 それにしても、

つまづいてしまったり/悩み苦しんだり
もがいて抜け出す/それが人生さ

 秋元からの最後のプレゼントがこの曲だったというのは、皮肉なのか恩寵なのか。


 この数日折りに触れ、取り乱してやさぐれて激昂して、八つ当たりめいた投稿を方々にしてしまいました。各位におかれましてはどうかおじさんの繰り言と御宥恕賜りますよう伏してお願い申し上げます。


 備忘のため各所に投稿した自分のコメントを再録しておきます。
 

 ことが起こった日の夜、カギさんのところへのコメント。

ああ、僕はどうしたらいいのでしょう (deresuke99)
2012-01-28 23:41:39
なっちゃん。


なっちゃん。

僕の大切ななっちゃん。
僕をここまで連れてきてくれたなっちゃん。


神さまがいるのならば、そのご加護を。


なっちゃん。
ありがとう。
なっちゃん。

 酔っていたとは言え。


 翌日の日曜日、カギさんの同じエントリーにしつこくコメント。

お目汚しでしたら (deresuke99)
2012-01-29 21:52:17
昨夕は取り乱してしまいました。
お目汚しでしたらコメント削除して下さい。
泥酔して帰宅して開いた真っ黒な画面を見たとき、涙が止まらなくなってしまって。

僕にAKBの楽しさ素晴らしを教えてくれたのは、前田でも大島(優)でも渡辺でもなく、間違いなく平嶋でした。

それにしても思春期後期の女の子たちに恋愛をするな、などということがどれほど残酷で馬鹿馬鹿しいことなのか、「永遠の高校生」秋元康が知らないはずはないのに。

そもそも彼は「恋愛禁止」なんてフィクションでしかないとはじめから知っていたはずです。だからこそメンバーに「いい恋愛をしろ」と言い、「恋愛禁止条例」という、このルール自体をパロディにした詞を書き、「これは緩いルール」とテレビで発言していたんじゃなかったんでしょうか。

それがいつの間にか彼の意向を離れて「鉄の掟」化していった。それでも僕は、彼のコントロールを失いつつあるこの馬鹿げたルールを、最近は何とか無効化しようとしているんだと思っていました。

なのに「ルールだから仕方ない」なんて物わかりのいいことを言って欲しくなかったな。

大場森の処分のあたりで、「もうこんなことやめよう」と言って欲しかった。

はずれてしまった世界の関節を元通りに修復できるデウスエクスマキナはあの人しかいなかったのにさ。

ことここに及んでは、後戻りはきわめて困難になっちゃった。

彼は大事な娘たちを童貞諸君の巫女にでもするつもりでしょうか。気持ち悪いったらありゃしない。

せめて「やるならばれるな」くらいぐぐたすでつぶやいて大炎上して欲しい。平嶋を失った代償としては安いもんです。

まだ激昂してますね。乱文申し訳ありませんでした。あと米やんごめん。

 酔いは醒めてるのに酔っぱらいよりくどいや。


 同じ日の夜、nyaoさんのところに。

1 ■どうかしてる
「裏切られた」とか、
「許せない」とか、
みんなどうかしてるよ。

だってAKBで一番の「リア充」のなっちゃんだったじゃん。そりゃ恋愛もするだろうよ。

それでも人一倍公演とか頑張ってきたなっちゃんだったじゃん。やなこといっぱいあっても、元気ななっちゃんだったじゃん。

みんなそういうなっちゃんが好きだったんじゃなかったのかな。

「見たくない」なら見なきゃいいじゃん。目をそらせばいいじゃん。

応援するっていうのは、代償を求めることない。

誰かを好きになるっていうのは、そんなことじゃない。

僕はずっとそうだと信じてきた。
今でもそう信じている。

みんなどうかしてる。
deresuke 2012-01-29 23:15:45

 ほとんど八つ当たりですね。ごめんなさいnyaoさん。


 翌日、三度しつこくカギさんのところに。

クラブ入り (deresuke99)
2012-01-30 14:40:54
度々の投稿申し訳ありません。あと一つだけ。

考えてみたら、いわゆる「古参」の方々はこういう体験を幾度も幾度もなさって来たんですね。
自分ではなっちゃんを「推し」ている自覚はそれほど無かったんですが、この胸の痛みは… やっぱり「推し」だったのでしょうね。
ということで、ド新規の僕ですが、これで晴れて「推しメン喪失クラブ」に入会出来たようです。

 捨鉢諧謔ないしはGalgenhumorですね。


--


 さてお二人は、2月5日のイヴェントを最後に「辞退」するとのこと(仕事早すぎエケペディア)。
 それが済んだら今度のことは、心の奥の廊下を曲がった階段の下にある、扉の蝶番が錆び付いた物置にしまい込んで外から南京錠をかけておきましょう。マグルに見られないように。


 そういや最近自転車すっごい流行ってるらしいですよ、秋元先生。


 あと14期研究生に応募ってのは……

2012年1月30日 (月)

初日

words
video

 なんだろうね、このやるせない気持ち。
 こんなにダメージを喰らうとは思わなかった。


 「ルールを守らなかった彼女が悪い」。
 うるさい。ルールなんて糞喰らえだ。


 「脇が甘すぎた。自業自得」。
 うるさい。地獄へ落ちろ。


 「ここで大目に見たら、AKBの組織が揺らぐ」。
 うるさい。そんなことで潰れるならとっとと潰れてしまえ。


 ああ、僕は今日もまだ取り乱してやさぐれたままだ。


 なっちゃん、あなたは今どうしているのでしょう。


 昨日まであなたを支えていた豊潤な大地が、あっという間に乾いた砂に変わって崩れ去っていった絶望と戦っているのでしょうか。


 あなたの疲れを癒していた心地よい眠りが、呪いのように失われていったことに呆然としているのでしょうか。


 その数800を越える夜と昼、あなたが立ち続けたあの舞台に、
 はじまりの時、高らかに「パーティー」と叫んだあの舞台に、
 何度も何度も間違って、今度こそはと思ってもやっぱり間違っちゃった歌い出しを、飽きることなくやわらかな笑みとともにずっと聞いていた人々が見つめ続けていたあの舞台に、
 大人の都合と子どものわがままの板挟みになり、心血を注ぎこんだチームは満身創痍で、それでも仲間たちと高らかに

夢は涙の先/泣き止んだ微笑みの花

 と歌い上げたあの舞台に、
 二度と立つことが出来なくなったあなたは、今、涙を流しているのでしょうか。


 平嶋夏海さん。
 なっちゃん。


 どうかあなたの傍らにいる人が、あなたの慰めとなりますように。
 あなたに穏やかな眠りが訪れますように。 
 あなたの涙がなるべく早く乾いて、微笑みの花が咲きますように。

 
 傷ついたあなたの夢が、どんな形であれ、きっとかないますように。 

2012年1月28日 (土)

希望山脈

 words
 なっちゃん。なっちゃん。なっちゃん。


 なっちゃん。

つらい上り坂/悲しい下り坂
汗かきべそかき/人生 坂ばかり

 無駄に長く生きているから。
 そんなこたわかっているけど。
 それにしても。
 よりによって。


 なっちゃん。


 なっちゃん。なっちゃん。

2012年1月27日 (金)

MARIA6

words
video


 えええっ 「MARIA」の話は終わったんじゃないの?
 すいませんそれがまだなんです。
 これだけは書いとかなきゃってことがまだあったんです。
 もうちょっとだけお付き合い下さい。


--


 まずは祝「MARIA」TDC2012(←とりあえずこの表記ね)第44位。
 前年より順位は下げましたが大健闘だったのではないでしょうか。
 2日めに「MARIA」が来る、と予想していたんですが、これは嬉しい誤算と言っていいでしょうね。
 残念ながら見られなかったんですけど、3人のパフォーマンスはどうだったんでしょうね。角度とか。

--


 ここのところずっと「MARIA」見てたでしょ。そしたら気がついたことがあります。
 K3のDVDって千秋楽に収録されたって何度も書いてたけど、「MARIA」だけは違うのね。
 どうやら千秋楽の映像に、別の日に撮った「MARIA」を編集で繋いでるようです。これって有名な話なのでしょうか。


 最初に目を引いたのは増田のペンダントでした。
 3人がどんな衣装を着ているのかをじっくり見てました。そしたら増田のペンダントの位置がおかしいじゃん、って気がついた。


 胸にあったクロスが背中にまわっちゃってるわけ。
 第2スタンザの、「(希望の実をつける)だーろーおー」の辺り。


Maria


 ね。完全に背中にクロスをしょっちゃってるでしょ。
 だから、正面からはチェーンしか見えない、と。
 

Maria_2


 カラーの上から2番目のボタンのすぐ上のところにチェーンがある。
 やはり第2スタンザの「(近くにいて)おまーもーりー(下さい)」ら辺。
 激しいダンスの素早いターンのせいで、クロスは遠心力で飛ばされて、背中に回っちゃったのね、と思った。


 でもよく見てると上のシーンのすぐ後なのに、クロスが胸に戻ってる。


Photo


 確かに胸にある。いつ直したの? と思うでしょ。
 これ第2スタンザの、「(悲しみの)あーめーもー(天の恵み)」ってところ。
 上でみた、「だーろーおー(背中にクロス)」と「おーまもーりー(正面チェーンだけ)」の間。この間、どう考えてもペンダントを直してる暇も素振りもない。


 こりゃおかしい。と思って注意して見てみました。


 次に気づいたのは梅田の髪型と指輪。
 「泣きながら微笑んで」から続いての歌い始め。ひざまづく3人。梅田はロングヘアーで、マイク握ってる左手には指輪無し。


Photo_4


 最初のサビ直前。ここでも長髪で指輪無し。


Photo_3


 ところが第2スタンザ、「見捨てはしない」のところの梅田。


Maria_5


 ね。ショートヘアーだし左手の薬指に指輪をしているでしょ。
 このショートヘアーの梅田、ちょこちょこ姿を現すんだ。細かいカット割りで。というか、最初の梅田のソロ(「悪い夢からさめ」)からしてショートヘアー梅田だもん。


 これだけ大きな違いなんだからそっち先に気づけよオレ。


 直前までショートヘアーだったのに、次のカットで鏡に映った梅田の姿が背中までかかるロングヘアーなのに気づいた瞬間、ぞくぞくってしちゃったよ。心霊写真かよ! って。まったくもー、驚かさないでよ。


 他にも鏡に映ってるお客さんが変わってたり、増田のほっぺが膨らんだりへこんだり、明らかに別の日に撮影された映像が繋げられたのがわかる手がかりはいろいろあった。


 要するに、K3のDVDの「MARIA」は、少なくとも2種類以上の映像ソースから編集されている、ということ。1本のソースは千秋楽。この時梅田は「友よ」や最後の「草原の奇跡」でもそうだったのだが、ロングヘアー。


 じゃあショートヘアーの梅田はいつ撮影されたのだろう。


 映像の中には、ショートヘアーの梅田とシアターのお客が同時に見えるカットもある。ということは実際の公演で撮影された素材である可能性が高い。


 なぜDVD版K3の「MARIA」はこのような編集をされたのでしょう。

2012年1月24日 (火)

向日葵

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 AX(違うってば)の余韻冷めやらぬ今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
 でもすごいチャートでしたねえ。
 DVDは「孤独なランナー」ヴァージョンで決まりだねえ。


--


君が君であるために/立ち上がるまで待ってるよ

 それはそうと、阿部さん、呼び捨てにしてゴメンナサイ。先日はちょっと取り乱してしまいました。
 阿部さんだけの問題でも、阿部さんが特に問題なわけでもないんです。でもやっぱ阿部さんに象徴される問題ではあるんです。
 こんなこと16になったばっかの女の子に言うのはフェアではないのでしょうが。 


 なんかさ見ててクヤシかったわけ。


 オンデマの「僕の太陽」公演を見始めた頃のこと。
 当然誰が誰だかわかんないわけです。市川と竹内くらいしか見知った顔はいない。でもある時「何だあの子」って目を惹いた人がいて、それが阿部だった。


 でかいからね。
 うそうそ。もちろんでかいからだけじゃなくて、カッコよかったからなんですけど。颯爽としてて、ダイナミックで、それでいて女の子っぽくて。
 映像で見てあれだったら、現物すげえだろうなあ、と想像するに難くない感じでした。。
 それから「僕の太陽」公演見る度に注目するんですけど、常に毎回目を惹くって訳じゃないのね。あれ、今日阿部休み? ああ、いたいた、なんて時も少なくない。


 「僕とジュリエットとジェットコースター」はたいてい伸び伸びやってるのになあ、全体曲だと隠れちゃう。ていうか、むしろ目立たないようにしてるの? クラスで男子より先に身長が伸びちゃった女の子が、ちょっと背を丸めてるみたいな。「あんまし見ないで」と言いたそうな。


 現場も見てない上に、勝手な印象で偉そうなこと言っちゃってすみません。
 でも阿部さんが目立つ人だから阿部さんのこと書いちゃったんですけど、たぶん阿部さんだけの問題じゃないんだよ。


 AKBのステージ映像見てるとさ、歌やオケの他に「ズバッ」とか「ビューン」とか「シャキーン」とか「キラリーン」って音が聞こえることあるでしょ。あるよね。あるある。
 誰だよ幻聴って言うのは。はい。幻聴ですよ。頭おかしいんだよ。
 だって「楽園のようなここ」なんだもん頭もおかしくなって当たり前。


 でさ、H1のDVDとか見るじゃん。表でも裏でも。たとえば「Run Run Run」。
 幻聴聞こえまくるでしょ。「シャー」とか「グーン」とか「ピカピカッ」とか。何人かは目から特殊光線出してるよね。あ、それは幻視か。
 大島(優)とか中西とか小野とか、あれ現場で目があったら即死でしょ。小嶋だって断じてくるくる回ってるだけじゃないなあこじぱ。にこっと笑ってぐさってやるでしょぱるさん。
 

 Team 4の「僕の太陽」だってさあ、幻聴幻視が聞こえたり見えたりすることはあるよ。あるけど、何だろ、まったり感があるというか疾走感が乏しいというか。
 入山とか加藤とかデフォルトですぐにでも特殊光線出せそうなのに、あえて出さないというか(「在宅が何言ってんだ現場じゃ死屍累々なんだよ」ってコトでしたらソッコー全文削除ですよその方が僕も嬉しいもん)。


 「転石」のTeam Kがすごかったとか言ったけど、もとはそんなあなた方とは変わんなかったんだと思うよ。
 「ふぇー、やっぱセンパイ方はすごいなあ」なんてため息ついてる場合じゃないと思う。
 もっと心配なのは、それすら思ってない、何てことはないよね、まさかね。

 「夕陽を見ているか」、なんでTeam 4がやるんだってブーイングもあったんですよ。小嶋を出せ峯岸を出せって。前田大島(優)渡辺を出せって人々よかずっと業の深いヲタども。
 難儀な連中ですが、大木に育ったAKBが倒れないようにその根っこをがっちりと支えている人たちでもあるわけです。クヤシイけど僕もちょっとその気持ちわかるもん。オンデマでTeam 4見てなかったら、きっと「河西出せ小野出せ」って言うもん。小野は無理だけど。


 そういうヤツらの首根っこを掴んで、あたしらの「夕陽」を聞け、と。
 それどころか「僕の太陽」公演の歌は全部Team 4が歌うんだと。
 「ヒグラシ」も「向日葵」も昔はどうだか知らないがみんなもうあたしらの歌だ、と。
 ヤツらを納得させることは出来なくても、そういう気迫でないと。
 「すいませんねえあたしらが歌わせてもらって」じゃなくて。
 

 是非来年は(来年というものがあるのならば、そしてチャンスがもう一度与えられたならば)、何とかなんないですかね。
 たとえばとっくに圏外にこぼれ落ちて忘れ去られた「僕の太陽」公演の名曲、それもシングルになってないヤツを「あたしらの力で100位以内に押し込んでやる」くらいのことやってみましょうよまじでまじで。


 やっぱ「Run Run Run」がいいなあ。本気で「走れわたし全速力で」だよ。もう曲順も変えちゃっていいからさ、「Run Run Run」終わったらぐだぐだMCしながら倒れててもいいよ。
 

 何だっていいよ。
 本気で黄金センター穫りに行こうよ。
 やすすに直談判しようよ。そのためのツールはあんだから。

僕は何もできないよ
この景色を/教えるだけさ

 また取り乱しちゃったよ。
 僕は何もできないどころか、教える景色だって知りません。


 でもねえ、このまま何かしなければ、見える景色は変わらない。
 誰も黙って素敵なところに連れてってはくれない。 
 年取った分、そういうことは知ってるんです。ホントだよ。

2012年1月22日 (日)

くるくるぱー3/孤独なランナー2

 ああ、僕は浅はかだった。
 前回圏外だった。初日二日目と音沙汰がなかった。
 たったそれだけで、僕はあきらめていた。

 
 それはまるで、9点差がついた9回の裏ツーアウトランナー無しの状況で、ゲームに負けた気になってしまうようなものだ。あと一人バッターが残っているというのに。


 それはまるで、人が空を飛ぶことが出来るという、しごく当たり前のことが信じられないウェンディーのようだ。「信じる心と妖精の粉」がありさえすれば、誰だって軽やかに空を飛べるのに。


 それはまるで、僕らが大好きな彼女たちが信じている夢を、彼女を支えるべき僕らが信じないようなものだ。たかみなに怒られるぞ。


 ああ、僕は常識にとらわれていた。
コバヤシカナ大王陛下
 は遙か以前に宣言されていたではないか。

くるくるぱーで/常識 通じません

 臣民トシテ誠ニ恐懼ニ耐エズ。


 そして「孤独なランナー」。


>業深いこの両目でもう一度奇跡の目撃者になるために。

と自分で言っておきながら、奇跡を信じていなかった。いや、正確には、奇跡を信じる人々を信じていなかった。


 1位ではなかったが、確かにそこに奇跡はあった。


 「奇跡は起きるものではなく、起こすもの」。


 たかみなの言葉だ。
 いや、秋元センセイだっけ? 
 いやいや、指原か? いやいやいや、はるごんかはーちゃんかはるきゃんか島崎か島田か、「オキルデハナクテオコスデース」ヒラリーか。
 

 何のことはない、彼女たちが全てそう言い続けているんだ。


 ただ僕が聞いてないだけだったんだ。

2012年1月21日 (土)

Only today

words
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 いやあ、楽しかったなあ、リクエストアワー2日め。
 3時間あっという間。
 映画館だったから、会場は大盛り上がりって訳にはいかなかったけど。現場はもっと楽しいんだろうなあ。隣のオッサンがちっちゃくフリコピしてました。あと小声のミックスな。


 ここんとこずっとお付き合いしている「MARIA」、予想に反して51位以下には入ってませんでした。あそこで見たかったけど、もっと上位に入っていると思えばそれはそれでよかったとも言えます。


-- 

 
 前日に加藤が「First love」歌ったというので、Team 4(&12期生まで)の活躍を期待して待ってました。
 ぽつりぽつりとメンバーは出てくるんだけれど、なかなか全員での出番がなくてじれてたんです。「向日葵」もオリメンだったし。 
 そこに56位「Only today」ですよ。


 いやあ出て来た出て来た、「うちの子」たち。
 「うちの子」。
 そう、Team 4「僕の太陽」公演をオンデマでずっと見てて、そういう感覚が出て来ちゃってるのね。妙齢のよそ様のお嬢さん方をつかまえて親御さんには申し訳ないんだけどね。「うちの子」がはばかられるなら、「うちの子のクラスの子」たちでもいいや。とにかく。
 

 みんないるいる。阿部はどこだ? 阿部阿部。でかいヤツでかいヤツ。あれ、今一瞬映った?あ、いたいた。今日も後ろでこっそり踊ってら。
 入山は? いた。藤田は? 確認。島崎か島田のどちらかもいたぞ。
 伊豆田その髪はやっぱ地毛なのか。ウィッグだとばかり思ってたから、「僕ジュリ」で次はヅラが落ちないか冷や冷やしてたのは杞憂だったのか。
 小林(茉)は? 見つからないぞ小林(茉)。どうしよ今度小林(茉)さんのお母さんに会ったらどうしよ。おあいそで「お嬢さんリクエストアワーで見ましたよ」って言おうかな(←会わねえよ)。


 いやあよかったよかった。まあ、「Only today」あんなもんかな。フリもできてたし。舞台広かったしな。だいたい自分たちのセトリじゃないしな。


 と、自分を納得させかけた直後の55位「転石」。


 「本気」と書いて「マジ」と読む。
 マジの河西、マジの小林、佐藤(夏)、増田、松原、そして鬼の目の大島(優)。
 さらにはいやしくもKの名を背負ったからには、生半可な気持ちでこれを歌うわけにはいかない新参者たち。その中には9期の横山だっている。
「We are the Team K」。
 我ら以外の誰にも二度とこの歌は歌わせはしないと、近寄る者を叩き斬らんばかりの気迫。


 Team 4のみなさん、「転石」見ましたか。見ませんでしたか。出番直後だったので見られませんでしたか。見るべきだったんですけどね。
 もし近くで見た人いたら、身震いしませんでしたか。
 大場お前見たろ。見てたよな。
 

 翻って君たち「Only today」、うまくやれましたか? 
 やれましたかそうですか。 


 やれてねえよ全然やれてねえ。
 ラインダンスのダイナミックさとキレ、シンクロのきれいさ、フリの楽しさと裏腹に歌詞の切なさ、全然だよ全然。


 阿部、阿部お前何で探されてんだよ。
 べっぴんさんでそのガタイ、そのスタイル、ダンスだって人並み以上だろ。探そうとしなくても自然に目がお前んとこに吸い寄せられなきゃダメだろ。「うわ何か今日すごい子見ちゃったよ誰だろあれ」ってなんなきゃおかしいだろ。なんで隠れるんだよ。目立つのキライってそんなアイドルいるかよ。背筋ぴんとしろよ。その長い手足を伸ばしてヲタどもを殴りつけろよ。


 「Only today」、5年連続ランク入りの名曲なんだよ。
 それをやらせてもらったんだよ。
 満場のヲタどもを「はあー、やっぱ正規メンバーに昇格すると違うねえ」と唸らせなきゃダメだったんだよ。
 

 大場が出てなかったのは、リハが謹慎中だったからなのかも知れない。
 でも大場、見てただろ? あれでよかったのか?
 キャプテン代行だった島田か島崎、もうお役ご免なのか?
 新譜が出る度、Type-A、K、Bがあって、Type-4はなくっていいのか?
 切手出してもらわなくていいのか?
 公式ページの楽曲情報、「ひまわり組」でおしまいでいいのか?
 「あたしたちまだまだ半人前なんですぅテヘ」なのか?
 

 お前ら「黄金センター」目指すんじゃなかったのかよ?
 「本気」と書いて「マジ」と読む。でないとドアは開かない。
 みなみがそう言ってたの、聞いたはずだぞ。

2012年1月19日 (木)

MARIA5

words
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 「MARIA」の、3人そろってマイクのポールを掲げるところを「ポールリフト」と勝手に名付けました。で、その角度はどれくらいだろうか、というお話しの続き。
 やっぱ「MARIA」の見せ場はここじゃん? 
 測定はImageJを使用しました。僕がMacを使い始めた理由のひとつ、NIHImageの後継ソフト。


 ところで、撮影するカメラとの位置関係でポールの見かけの角度は変化します。
 というか、画像の中央で正面から正対したセンターの演者と同じ高さで撮影した場合のみ実際の角度と見える角度が一致します。


 左右の演者は中心からの視角が大きくなるほど見かけの角度が大きくなります。ただし、カメラから舞台までの距離が、中央の演者と左右の演者との距離よりも十分に大きければこの差は無視できるでしょう。問題はカメラがセンターと正対していない場合。正面の絵ではなく、斜めから撮った場合、全部の演者の角度が大きく(深く)見えてしまいます(ヨー誤差)。


 また、カメラが演者を見下ろしたり、見上げたりする場合はその分見かけの角度は小さくなるでしょう(ピッチ誤差)。

 普通のカメラだと問題にならないのですが、撮影軸が回転するカメラクレーンの場合は大きく角度が変わることがあります(ロール誤差)。


 もっともライブじゃ客は真正面から見られるとは限らないんだけどさ。
 てかそもそもステージが見えない席だってあるんだよな、AKB。なんだよ「見切れ席」って。見切れるのも芸の内ですかそうですか。
 でもまあせっかく始めちゃったのでいろいろ見てみましょう。

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 2007年4月、初の全国ツアーファイナル、厚生年金会館のステージ。
 K3がシアターにかかっている時に行われたコンサートは、この「春のちょっとだけ全国ツアー ~まだまだだぜAKB48!~」だけ。


 センター増田、向かって右は河西だが、向かって左は怪我で休養中の梅田に代わって大堀恵。僕の知る限り、大堀が見られる「MARIA」は、このコンサートDVDしかなく、とても貴重な映像。なおめーたんと「MARIA」については、いろいろ考えなきゃいけないと思うんだけど、それはまた別のお話。


 その厚生年金会館での「MARIA」、1回目のポールリフト。


Photo


この画像はまあ真正面から撮れていると言っていいんじゃないかな。


 さっそく測ってみます。
 センターの増田が約51°。


Masuda


 向かって左の大堀は増田よりもやや高くて約55°。


Ohori


 向かって右の河西は40°と3人中もっとも低い。


Kasai


 こうやって見てみると、リフトしている時の姿勢も微妙に違う。
 増田はほぼ横顔で、踏み出した左足に体重をかけて体を傾けているのだが、頭のてっぺんから腰までまっすぐ芯が通っていて、しぼったウエストが映える。マイクを支えていない左手の指はきれいに伸びている。ポールを持つ右手の人差指と小指も伸びていて、何だか横笛を吹いているようにも見える。
 ぴんとした緊張感の中にたおやかさも見えて、実に美しい。なんだかフィギュアにしたいようなポーズ。
 大堀はやわらかな感じ、河西は若々しい感じで、それぞれに「決まった!」という姿勢でカッコいいんだけど、僕は増田が一番好きだな。


 2008年AX。
 43位の「MARIA」、1回目のポールリフト。


Ax2008_3


 カメラがやや下からあおるような角度で撮影しているようで、ピッチの影響があるみたい。そのためか3人とも角度が浅い。
 でも増田が約35°、梅田が約37°、河西も約37°と角度がきれいに揃っているのはお見事。


Ax2008_5


 なおこの時の衣装は、ほぼK3と同じなのだが、増田のスカートのアシンメトリーがK3とは逆、、すなわち右足が露出しやすいカットになっている。また、K3では頭部の右側だった髪飾りを左につけている。指輪は同じ右手の中指。
 梅田、河西もほぼ衣装は変わらないが、梅田の髪飾りが左になっている。


 2008年12月、JCBホールでの「MARIA」。
 このコンサートはタイトルに「シャッフルするぜ」とあるように、いつもとは違うメンバーが歌っているのがミソ。
 「MARIA」の担当は板野、高橋、峯岸。


 ポールリフトの1回目、正面の絵はなし。こんな感じ。
 角度の前に、なんでマイクポールにラメが入ってるのかしら。「キャンディー」じゃないんだからさあ、「MARIA」にそういう装飾はいらないよねえ。


Jcb


 かなり右から撮った絵で、角度測定はできないなあ、と眺めてたら、背景に安いパネルがあるじゃん。正方形に対角線ぶっ違いの。これで角度の補正ができそう。


Jcb2008

 本来45°の対角線が、右から撮った分見かけの角度が増えている。測定すると約56°。だから3人のポールの実測値から11°を引くとだいたい正面から見えるポールの角度になるかな。
 で、それぞれ測ると、高橋が約38°、峯岸が約27°、板野が約34°。だから正面から見たポールの角度はそれぞれ約27°、16°、23°くらいか。 


 どれもずいぶん浅い角度だなあ。
 実際のステージも、やっぱりオリジナルメンバーほどの迫力はない印象。
 板野さんダルそうだし。


 2009年AX。
 「MARIA」は第7位と前年の43位から大きくジャンプアップした。
 この年のAXは、当時としては大ヒットしたシングルの「大声ダイヤモンド」を押さえて「初日」が1位になったことに代表されるように、公演だけで歌われたいわゆるステージソングが上位の多くを占めた。ある意味とてもAKBらしいチャートだった。ちなみに「MARIA」のひとつ下の順位はChocolove from AKB48の「明日は明日の君が生まれる」。メジャーデビューした派生ユニットの曲が占めた順位としては2011年現在最高位である。


 しかしそれにしても1年以上前に終わった公演のステージソング前年43位であったのに7位になるというのは異例のことだろう。


 なのに、何たることか、ポールリフトの瞬間の正面撮りスリーショットがない。ここで3人が揃っている絵がカッコいいのに。ちょっと編集さんお願いしますよ。


 かろうじて計測できるのは、増田と河西のワンショット。
 増田は約56°とこれまでで一番高々とポールを掲げている。


 Masudaax2009


 河西は約38°。


Kasaiax2009


 この時、増田はK3と同じ衣装と思われる。前年には右にあった増田のスカートの切れ込みはオリジナル通り左で、見える足も左足に戻っているし、髪飾りも右に戻っている。ただ右の中指だった指輪が人差し指に変わっているのと、これまでつけてなかった大振りのイヤリングをしている。


 梅田の衣装もほぼ同じだが、クロスのペンダントが目新しい。
 もともとこの曲の梅田の衣装は、激しいダンスでもほとんど足は見えないくらいスカートが長い。
 そんな中、このステージで一瞬垣間見えた左下腿にテーピングが施されていたるのが見えた。ホント、ほんの一瞬だったから、お客さんは全然気がつかなかったろう(「テーピングをした足」を、たぶん梅ちゃんは見られたくなかったろうし、「テーピングしていたこと」自体を他人に知られるのも本意ではないだろう。彼女はきっとそういう人だと僕は思う。だからこのことを書くべきかどうか、ちょっと迷った。でも過ぎ去った年月と、梅ちゃんたちをマジに真摯に見ているんだよ、という言い訳Maybeに免じて、ごめんね ジュエル)。
 追記:もう1回見直してみたら、うーん、どうやらこれは梅ちゃんじゃなくてゆっぱいの左足みたい。
 怪我をしてるのは梅ちゃんだけじゃないよってことだね。 


 河西の衣装は大きな変化なし。ただクロスのペンダントをするようになった。手袋もサテンからレースに変わって、K3当時の「未亡人の妹」よりはずいぶん成長してお姉さんになった印象。


 2009年8月、日本武道館での「MARIA」。この時増田は体調不良でお休み。高橋が代役を務めている。峯岸板野とやった時とはずいぶん違うじゃん。3人がすばやくセリで登場するところや、歌い始めにあわせて梅田と河西が高速でターンしながらセンター高橋に寄っていくところなんか珍しい演出で他とは違うカッコよさ。


 ポールリフトのスリーショットはかなり見下ろした絵。だから画像での見かけの角度はかなり低くなってはず。


2008


 と思ったら直後にほぼ正面から高橋のワンショットがあった。


2008_2


 これを実測してみると約48°。高橋はかなり高くポールを掲げていることがわかる。


2008_3


 先のスリーショットで測定すると、高橋の見かけの角度は約32°で、正面からの実測値より16°低くなっていることがわかる。同様に梅田、河西の測定値は約26°および31°だから、16°で補正すると梅田が約42°、河西が47°ということになる。


2008_4


 AX2010では「MARIA」は47位と前々年並の順位となった。それでもどんどんステージソングが忘れ去られている中、健闘してるよね、この順位。
 残念ながらこの年も正面からのスリーショットはなし。かろうじて増田のソロ。


Masudaax2010_2


 約46°と前年よりも低いが、他の2人よりは高め。
 この年の増田は「右足露出」タイプのスカート。右足は膝まで見えるが左足はほとんど見えない。髪飾りは右、指輪は右の人差し指。イヤリングではなく深紅のピアス。
 梅田の衣装は変わらないが、黒いレースの手袋をしている。そうだよなあ、この衣装にはやっぱり手袋があるべきだよなあ。
 一方河西の手袋は前年のレースから、これベルベットかな? 何か年々小道具が高級になっていく感じ。


 AX2011。
 この年、「MARIA」は39位と前年より順位を上げていて驚き。根強い人気だよねえ、「MARIA」。
 でも何で正面からのスリーショットがないんだろう。こんなんばっか。


Ax2011


 これは2回目のポールリフトで、この時梅田と河西はポジションをチェンジしている。だから手前が河西で、奥が梅田。河西はやや前屈みになっており、梅田は外(上手)に体が開いている様子がわかる。どれが一番正しい姿勢なのかはわからないが、僕にはやっぱり増田が一番きれいに見える。
 

 増田ソロのアップの絵はあった。


Masudaax2011_3


 約29°と増田にしてはかなり小さな角度。ただ前後を見ると、クレーンカメラによる撮影であり、画像が激しくローリング(撮影方向を軸とした回転)している。そのためアップでは水平が出ていなかった可能性もある。ホントはこんな風だったのかも。

Masudaax2011_2


 この時の増田のスカートは「右足露出」タイプ。なんかこっちがスタンダードになっちゃったみたいね。髪飾り右、指輪も右人差し指。クロスのペンダントは大きくなり、ブラックのビーズをあしらったYシェイプのチェーンになった。イヤリングは下げるタイプ。
 梅田、せっかく前年につけてた手袋脱いじゃった。
 河西、手袋はレースに戻っちゃった。


 2011年6月TDCホール、「見逃した君たちへ」の「脳内パラダイス」公演。
 よく考えたら、フルコーラスの「MARIA」を見ることができるのはK3以来これが最初で、おそらく最後。いみじくも誰かが言っていた。「見納めの僕たち」と。


 演じている3人は円熟し、自信に満ち、そして美しい。
 ああ、秋元康は最後に僕らにこれを見せて、全て壊してしまうつもりなんだな。ホント、痒いところのすぐそばまで手が届く人だ。でも「そこ」に手が届くことは決してない。


 そんな予感と感慨を胸に最後の角度の計測…


Maria


 って測れないじゃん。斜めで、見上げてて。


 でもいいや。角度を測りながらずっと何度も何度も「MARIA」を見返して幸せ状態になっちゃったから。
 増田も、梅田も、大堀も、河西も、みんなカッコよかったから。


 というわけでこの企画もお終い。
 調べてみると、河西の角度が安定してたかな。30°~45°くらいで。
 梅田は浅め。
 でもやっぱ増田のover 50°がカッコよかったな。


--


 ところで今日からリクエストアワー2012。卒業生の出ないAXなんてAXじゃないやいって、そもそもAXじゃないんだね、今年から。こうやって少しずつ何かが変わっていくんですね。


 リクエストアワーは今年で5回目。過去4回連続でランクインしている曲は16曲。これらこそがまさにAKBの「定番」ソング。
 それだけでもすごいのに、そのうち、2010年よりも2011年の方が順位を上げている曲が5曲もある。ただ生き残っているだけではなく新たなファンを獲得する実力のある曲、「ネ申5」と言ってもいいよね。
 「ヒグラシノコイ」「脳内パラダイス」「渚のCHERRY」「MARIA」「泣きながら微笑んで」。
 うち3曲がK3。頭の中がK3止まりの僕にとっては嬉しい限り。
 

 リクエストアワーで、これまで50位以下になったことのない「MARIA」ですが、2011年は新規のファンがどっと増えて、「MARIAなにそれ、おしいの?」という方も少なくないでしょう。2日めくらいの順位になっちゃうんじゃないかなあ。


 だから僕、2日めを見ることにしました。もちろん映画館でだけどさ。
 もし「MARIA」が入ってたらフリコピしちゃおかな。古参気取りで。
 角度は50°以上で。


2012年1月16日 (月)

MARIA4

words
video

 えええ、まだ書くの?
 すいません。まだ書くんです。
 だってステージのこと全然書けてないんだもの。書かないではいられないほど、「MARIA」カッコいいんだもん。


 K3のDVD、何度も書いてるけど、千秋楽の収録だったんですよね。だからメンバーもお客も、ちょっとテンション(「緊張」という意味じゃないですよ、「気分の高さ」くらいの意味です)がちょっとフツウじゃなかったんだろうな。


 前曲が大島(優)の名演でしょ。客席はあったまってたでしょ。


 暗くなった舞台、月光のような青いライトが血のような赤に変わって、歌声が響く。

MARIA MARIA MARIA/あなたの名を呼ばせて下さい

 増田有華、梅田彩佳、河西智美の3人の顔とマイクを捧げ持つ手が浮かび上がる。マリア像のようで神々しくもある。
 

 衣装はいわゆるゴシック調。どれも黒のドレスであるがデザインはそれぞれ異なっている。


 センター増田。


 トップはブラックサテンのハイカラー。肩がふくらんだいわゆるパフスリーブの長袖。前身ごろの左右、肩から縦にシルバーのモールが入っている。袖にはジュエリーのビーズが散りばめられ、胸には銀のクロス。
 ボトムはレース地(?)のペチコートと、それを覆うドレープの入ったブラックサテンのスカートなのだが、左の丈が短いAKBお得意のアシンメトリーなカット。だから増田が左半身になってステップを踏むと、ペチコートの下から左足が見え隠れする。全体はすごく上品なスタイルなのに、端なくも見えるこの白い足とのコントラストがすっごく艶やかである。増田中学生だよなこの頃。
 ショートヘアーにシルバーの縁取りがほどこされた黒い薔薇の髪飾りを右につけ、右手の中指にやはり黒い薔薇のリング。
 増田はこの衣装を着て第1回じゃんけん大会に臨んだ。いわば「勝負服」ってわけだが、同時に彼女の「MARIA」に対する思い入れの深さがうかがわれる。


 向かって左には梅田。


 背中で編み上げたブラックサテンのキャミソール風トップスに、カラー、肩、大きく開いた袖を薔薇柄の黒いレースを縫い付けたドレス。胸元や首、腕がレース越しに見えてぐっとフェミニンな印象が強い。長めのスカートは足を隠しているが、二重三重に重なりあう裾には銀色の縁取りが施されており、豪華な花のようである。
 頭の右につけた黒薔薇の髪飾りからはリボンが垂れ、左の薬指に黒薔薇のリング。髪はショートだったりロングだったり(後述)。 
 

 向かって右は河西。


 増田と似たトップスだが銀のモールは無く、パフスリーブだが半袖。その代わり黒のグローブをしている。スカートは他の2人よりも短めで膝ぎりぎりの丈で、黒のストッキングが見える。背中には大きなダークシルバーのリボンが、蝶々結びをした和服の帯のように垂れ下がっている。


 3人3様の衣装だが、共通するコンセプトをひとことで言えば「華やかな喪服」。


 A3「涙売りの少女」の衣装も同じコンセプトのデザインだったけれど、「MARIA」の方がずっと豪華でイマジネーションを刺激しますね。


 たとえばこんな風。
 高貴な血筋を突然襲った悲劇。増田は当主を亡くした若い未亡人。梅田が亡き先代当主の若い後妻。河西が未亡人の妹。
 新当主となった増田の息子はまだ年若く、後見人と目される叔父と梅田は秘かに通じあっている。増田を支える河西は、実は亡くなった当主と関係があってその子を孕んでいる、くらいの設定で三島風の芝居が書けそう。


 ダンスも華やかだよね。
 何といってもマイクスタンドからベースをはずしてしまったようなポール付きマイクを使った殺陣のようなコリオグラフィが圧巻。
 舞台にポールをぶつけて「どん」というノイズが起きてしまうこともあったって言うから、ムズカシいダンスだったろう。リハではきっとポールでぶっちゃったこともあったろう。


 一番の見せ場は3人がそろってポールを斜めに掲げるところ。仮に「ポールリフト」とでも呼ぼうか。K2の「Blue rose」で「マイクスタンドキック」に相当するケレン


 第1スタンザでは

後悔の涙/流すより早く
祈り捧げ

 のところね。
K3


 うーん、カッコいい!
 欲を言えば、この時マイクポールの角度が3人揃っていればさらにカッコよかったんだけど、K3のDVDで見られる1回目のポールリフトの角度はちょっとバラバラ。


 センターの増田。水平に対するマイクポールの角度は約53°。かなり高くポールを掲げている。

Masudak3


 向かって左の梅田。ポールは約26°とずいぶん低い。

Umedak3


 向かって右の河西は2人の中間で、約45°。

Kasaik3

 どれくらいの角度がカッコいいのかは好みの問題だろうけれど、僕的にはどうせならケレン味たっぷりに高くポールを掲げて欲しいなあ。


 ということで、K3のDVD以外についても見てみましょう。
 え? これってひょっとして泥沼?

2012年1月12日 (木)

MARIA3

words
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 やっと大場復帰公演を見ましたよ。オオバ、よかったな。


 走れ!オオバ/全速力で


 でもなあ、10月からずっと見てた川栄がいない。こうなることは前々から判ってたんだけど、オオバの復帰はめでたいことなんだけど。


 りっちゃんがいなくなって、ステージあたりが静かになって。
 昨日と違う今日を、寂しく思うぞ。

--

 イエス様的なのは「助けてくれる人」。そしてマリア様的なのは「再生」。でもマリア様的なものはそれだけじゃなくって、まだ他にも属性があるかもってお話し。


 というか、マリア様におすがりする理由は普通はこっちだよな。

いくつもの罪を/青い空が/許してくれる
人は誰でも/愚かな過去を
償える/明日があるよ

 つまり「再生」の前提としての「赦罪」。
 再生する前には、罪の「許し」が必要になるわけです。


 人間誰しも愚かならざる者はいないわけで、何かしらやらかしてしまうわけですよ。
 でも一度や二度の過ちで道が閉ざされてしまうべきではない。だから何らかのカタチで「許し」が必要になる。
 「MARIA」の歌詞は「青い空が許してくれる」って言うんだけどさ、まあここは「青い空のようにあまねく世の中を覆っているモノが許してくれる」と拡大解釈しておきましょう。で、その「許してくれる主体」こそがマリア様的なものではなかろうか、と。 
 再び主の祈りに曰く、

わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。

 もっともこの場合の「赦罪」は、「ゆるしてもらうこと」と「ゆるすこと」がイッテコイの関係にあるのね。つまり「許しますから許してね」と。

MARIA MARIA MARIA
後悔の涙流すより先に/祈り捧げ
MARIA MARIA MARIA
あなたの名を呼ばせて下さい/もう一度

 後悔するよりも先に御名を呼ばわることによって許される、というのはちょっとキリスト教的じゃない感じで、どっちかというと悪人正機説みたいな匂いがします。
 

 そもそも非キリスト教的な文化土壌で「罪」といわれても今ひとつピンとこないよね。秋元やすす(←流行り)が想定している「罪」もちょっと想像しにくい。


 まあごく卑近で具体的なとこでは「やらかしちゃったメンバーがカンベンしてもらってるところ」を思い出すことはできますね。


  世間的に、「解雇」ってのは組織で最も重い処分ですよね。AKBではこれまでに「自覚に欠けた軽率な行動を取ったこと」を理由に2人が解雇処分を受けています。でもそのうちの1人は後に復活して、かつ「解雇されたけど地獄の底からカムバックした」ことをセールスポイントにしちゃってる。


 どんだけゆるい「解雇」なんだよ。でも僕はこのゆるゆるの感じは好きです。
 「解雇」よりもむしろ「辞退」とか「セレ落ち卒業」の方が重苦しい感じでヤダな。
 何よ「辞退」って。これからもらうのではなく、すでに占めているポジションを「辞退」するって日本語あんのかな。


 「メンバーがやらかして大目玉を食らって、でも許して貰ってそこから立ち直るプロセスも楽しみのうち」みたいなところがAKBにはあるでしょ。てかイレギュラーもデフォルトでスペクタキュラーに組み込んでるみたいな。今度の大場やナンバの件もちょっとそんな感じ。


 そもそもが「自覚に欠けた行動」ってのは「アイドルのくせにバレるような付き合い方をして、しかも後始末でヘタを打った」って意味でしょ。「恋愛禁止」ってルールにしたって、だいたいからしてやすす曰く

いけないとわかっても/もしあきらめられるなら
本当の恋じゃない

 と煽ってるとしか思えないもの。
 

 アイドルというのは、ヲタの神殿に仕える神聖な巫女さまのようなもの。だから「汚れなき姿」をしててもらわないといけません。でもその「清浄さ」はフィクションなんです。フィクションをみんなで信じてるフリしていれば、それでいいんですってば。


 キリスト教の神様は「聖霊を汚す」以外の罪は、7の70倍回までは許してくれるって話ですし、前にも言ったように一度や二度の過ちで道が閉ざされてしまうべきではないと思います。
 でも実際のとこ、リアルワールドじゃ過ちとも言えないようなふるまいが断罪されて、チャンスが摘み取られてしまうってことはたくさんあります。

彼女の道は、まだまた、前途多難です。
この先、どうなるか、僕たちにもわかりません。
ただ、そんな状況をわかっていながら、もう一度
AKBのドアを叩いた彼女の意思と勇気に、せめて
ドアだけは開けてあげたいと思いました。
オーディションの時、マイクを持つ手が震えていた
15歳のせいいっぱいの決心をむげにすることができなかった
僕たちを許してください。

 戸賀崎劇場支配人の言葉を読む時、僕はちょっとだけ目頭が熱くなります。


 せめてAKBは寛容であり続けて欲しいなあ。

2012年1月 7日 (土)

MARIA2

words
video

 「MARIA」は「Maria」と違ってマリア様そのものではなくて、「マリア様的」なものを意味してるんじゃないかって話。


 じゃあさ「GIVE ME FIVE!」はどうなのさって、そんなのまだ聞かないでよ。「ギミーファイブ」そのものじゃなくて「ギミーファイブ的」なものなんじゃないのやっぱり。
 何だよギミーファイブ的なものって。わっかんないよ。だってまだ聞いてないもん。
 でもわざわざ「大文字書き」にするってのは、やっぱ何かあんじゃないの?


 マリア様的なものの話。
 その前にイエス様的なものの話をしましょう。


 曲は「JESUS」。A2の9曲目。「背中…」「リオ…」と続く3連コンボのフィニッシュ。
 一人の女の子が、彼を追いかけて夜の街に辿り着いた。都会のの喧噪に呑み込まれ、気がついたら「狼」たちに取り囲まれてしまった。うわあ、助けて! って歌。


 もちろん「狼」ったってCanis lupusがいるわけない。これは彼女に迫ってくる男たちのこと。「尋ね人はいないんだろお嬢さん? だったら俺らと楽しもうぜ」。力尽くじゃないけど、かなり強引に迫ってくる。「ジリジリ近づく誘惑」に、私負けそう。「助けて! イエス様的な人!」。そんな情景。
 

 ここで「イエス様的」な人というのは、彼女を外側と内側の危機から「助けてくれる人」。
 外側の危機ってのは「狼」たちね。そういう「狼」に対して「おい俺の女に手を出すんじゃねえ」ってね。
 内側の危機ってのは、彼女の心の奥にちょこっとだけある「あたし誘惑に乗っちゃおうかしら」って気持ちね。そんな心の迷いを見透かして「よそを見るんじゃない、俺だけ見てろ」ってね。自分でコントロール出来ない心の動きってのは、えてして外側の敵よかやっかいだったりする。


 こういう内外の敵から「助けてくれる人」が「イエス様的」な人。何たって「救助者」をThe Saviorと、定冠詞付き固有名詞扱いで書けばそれはイエス・キリストのことなんだから。
 ね、主の祈りに曰く

わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください

 なわけだ。


 じゃあイエス様のお母様、マリア様的なものって何だろう?


 「MARIA」は、AKBでもトップクラスの歌唱力を誇る増田による、マリア様的なものへの呼びかけから始まる。

MARIA MARIA MARIA/あなたの名を呼ばせて下さい

 どうしてその名を呼ぶ?
 そうすることによってのみ始まることがあるからなんだね。


 呼びかけに続く第1スタンザ

遙か地平線に/長い夜が明ける時
悪い夢から覚め/世界は生まれ変われるよ

 夜明けに世界は生まれ変わる。

 これまで聞いてきたステージソングに、「MARIA」と同じようなテーマを歌った曲はなかった。でも今後僕たちは秋元から時折似たようなメッセージを受け取ることになる。


 たとえば(実はもうすでにこのブログで取り上げたことがあるのだけれど)「明日は明日の君が生まれる」。

明日は明日の君が生まれるよ/長い夜を越え/陽が昇るように
夢の続き/全て捨てて/両手を広げよう

 「今日の君」とは違う「明日の君」とは、なるほど「生まれ変わった君」「再生した君」に違いない。
 

 またたとえば「夕陽を見ているか?」。そう言えばこの曲もフライングで取り上げたっけ。

夕陽が沈む空を見ているか?/時間が過ぎる/その背中は美しいだろう?
Yes! それなりの今日が終わり/全てをリセットする夜が来るよ

 これは「夜明け」や「明日」ではなく、「今日」の終わりを歌った曲だが、沈む夕陽は「リセット=再生」の約束でもある。今日は終わった。今日のことも終わった。


  さらにたとえば「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」。

どんなしあわせも/どんなふしあわせも
24時間で/リセットされるよ

 どうやら秋元康には、一日周期の「死と再生」の世界観があるみたい。
 どんな嫌な事があっても、夜が来て、眠って、朝が来て、目覚めれば、新しい自分。
 毎日が新しい人生の第1日め。
 あんた古代マヤ人か。


 余談だけど、秋元康が多くの才能に恵まれているのは、誰もが認めるところでしょう。
 その才能の最大のもののひとつが「失敗をなかったことにする能力」ではなかろうかということは、伊集院光をはじめ多くの識者が指摘してるところです。失敗? そんなのしたっけ俺?
 別に揶揄しているわけではないですよ。何かをホントに変える人、動かす人、作る人は得てしてそういうものです。健全な忘却力。でないと再生なんかできっこないもの。
 Steveが亡くなった時、誰が Coplandを覚えてた?


 まあそれらはともかく、マリア様的もののひとつは、「再生」ってことでいいんじゃあるまいか。

どんな荒れた土地も/一つの種を蒔けばいい
やがて 芽を出したら/希望の実をつけるだろう
悲しみの雨も/天の恵み
見捨てはしない

 
 どんなに荒れた土地でも、どんなに荒んだ人でも「種」さえ蒔けば、芽が生え実がなる時が来る。その時、今流している涙は収穫のための天水であったことに気がつくだろう。


 「MARIA」で見られる「再生の景色」は、この曲から5年後、まさに再生のための歌である「風が吹いている」に繋がっていく。
 そこは「荒れた土地」ならぬ「大地の空白」。

さあ たったひとつ
レンガを積むことからはじめようか?

 一粒の種、ひとつのレンガ。そこからしか再生は始まらないんだ。


 現在メンバーたちは定期的にその場所を訪ね、そこに急拵えされたステージに立っている。
 彼女たちはそれぞれが一粒の種であり、ひとつのレンガである。
 彼女たちはそこで再生の手助けをし、再生の現場を目撃し、自らにも今後幾たびとなく訪れるであろう危機からの再生のための力を蓄えていくだろう。
 誰に何と言われようとそこに彼女たちを立たせ続けている秋元は圧倒的に正しい。
 

 ん、ちょっと話がそれちゃったね。
 おさらい。
 イエス様的というのは「助けてくれる人」。
 マリア様的というのは「再生」。
 

 そう言えばイエス様が亡くなられて3日後に甦り、天に昇っていくのを見届けたのも聖母マリア様でありましたっけ。


 と、ここまで書いておいて何なんですが、「再生」だけじゃ語りきれないものもマリア様にはあるみたいなんですよ。

2012年1月 5日 (木)

MARIA

words
video


 少々おそまきながらあけましておめでとうございます。
 リアルワールドは2012年となりましが、僕の脳内カレンダーはやっとこ2007年。K3の真っ最中です。K3も、前年の12月にはじまって、年をまたいだ2007年の6月に千秋楽を迎えるのでした。このブログのK3も、さすがに6月までには見終わると思うんですけどね。たぶん。おそらく。Probably に近い、もっと確かなもの、かなあ。


 AKB史的には2007年2月末にはA4が、7月1日にはH1が始まっています。できれば同じくらいのペースで季節を追いかけて書いて行ければいいなあ。


--


 さて、2012年最初の曲は「MARIA」。

MARIA MARIA MARIA/あなたの名を呼ばせて下さい

 マリア様といえばイエス様のお母様。歌う3人娘はみんな十字架を胸に登場します。
 そういやA2には「JESUS」って曲がありましたっけ。聖母マリア様と救世主イエス様。母子そろってめでたくAKBの歌に登場ってわけです。
 

 でもこの曲ってこれ「マリア」でも「Maria」でもなく「MARIA」なのね。
 なんで全部大文字の「MARIA」なんだろ。そいういや「JESUS」も「Jesus」じゃない。


 「MARIA」と「Maria」はどう違うんだろ? 
 「JESUS」と「Jesus」ってやっぱ違うんだよね? 

 タイトルなんてどうでもいいっちゃどうでもいいのだが、どうでもいいことにぐだぐだこだわるのがヲタなんじゃないのってうわ、自分をヲタ規定しちゃったよこの人。

 AKBの歌で、英文や英文混じりのタイトルを持つ曲は結構たくさんあります。
 何たってA1しょっぱなの曲が「PARTYが始まるよ」だもんね。
 でも、見てわかるように「Party」じゃなくて「PARTY」。
 A1はこれだけなのだが、A2になると「渚のCHERRY」、「ガラスのI LOVE YOU」、「恋のPLAN」、さっき出た「JESUS」と全部大文字。
 

 なるほどね、秋元センセイもこの世に小文字はいりませんなのね、英文タイトルは言わば「大文字書き(そんな用語はありませんけど)」に統一なんだ。と思いきや、おいおい待てよ、A1の2曲目「Dear my teacher」忘れてますよ。
 あれって「DMT」じゃなかったっけって違う違う「DMT」なんて言ってるのヲタだけ。カタギの人はちゃんと「Dear my teacher」って言ってるって。
 こういう風に文頭だけ大文字で後小文字の、いわば「フツー書き(もちろんそんな用語はないですよ)」のタイトルも最初っからある。


 A3になると「Warning」、「Bird」とフツー書き。大文字書きのタイトルはいっこもない。


 結論:秋元センセイはテキトーに書いている。


 しーっ。                          
 それが正解っぽくてちょっとやなんだけどさあ、もうちょっと理屈こねさせてよ。


 英語タイトルの大文字書きとフツー書きはどこが違うか。
 

 通常の英文で大文字書きをすると、それは強調を意味することが多いですよね。英語のWikipediaで大文字書きすると「叫ぶなうるさい」みたいに怒られちゃいます。


 わかるよね。
 You understand? わかった?
 You UNDERSTAND?  ホントにわかった? わかったフリ?
 YOU understand?  お前わかってんの? どっち向いてんのお前だよお前。


 でも「PARTYが始まるよ」とか「渚のCHERRY」とかには強調って当たらない気がします。だって「パーティだよパーティ。始まるのはパーティ。会議でも始まると思った?」という歌じゃないもんね。
 そうするとどういうことだろう。


 いろいろ考えてみました。
 で、思いついたのは「大文字書きをする時は、抽象度がちょっと上がってる時」が多いんじゃないか、ということ。それに対して「フツー書きは、そのものズバリを名指してる時」が多いのでは。


 たとえば「PARTY」。
 パーティ! って叫ぶけどさ、実際には始まるのは「公演」でしょ。パーティじゃないもんね。もっと言うと、この歌が嚆矢で「秋元康が主催する、何か楽しげなプロジェクト」が「始まるよ」なわけ。それをひっくるめてそのものズバリの「Party」じゃあないけど、パーティ的なものが始まる、と。
 

 たとえば「CHERRY」。
 だれも渚に「チェリー=サクランボ」がある、とは思わないよね。渚にいるのは、あれは波ばかり「童貞の少年少女」なわけでしょ。童貞の少年少女をそれぞれホントにチェリーボーイ、チェリーガールと呼ぶかどうか別として、「渚で恋するウブな二人」、チェリー的なものを歌っているわけ。


 一方フツー書きの「Dear my teacher」は、というと、そのものズバリの特定の「先生」。英語で言ったら定冠詞がつくような「その先生」が女の子の前で腕組みしちゃってる状況。
 「やっべ、俺誘惑されてんじゃん? 喰っちゃう? でも後が怖い怖い」って思案中。それを見透かして女の子が「絶対ナイショ」「すぐに忘れるから」「よくあることよくあること」と畳みかけてる。


 ね、大文字書きはちょっと抽象的。フツー書きはそのものズバリ。
 そう言われるとそれっぽいでしょ。
 もちろん全ての曲が厳密にそう書き分けちゃいないんだろうけど、ここまでのところ僕はそんな印象を受けました。


 「JESUS」もそう。これはそのものズバリのイエス様を歌った曲じゃない。ベツレヘムにお生まれになって、人類の罪を背負って十字架におつきになり、亡くなって3日めに甦って昇天されたお方の歌じゃないでしょ。そうじゃなくて、「イエス様的」な何かを歌った曲。


 その伝で行けば、「MARIA」もそのものズバリの聖母マリア様を歌った曲じゃない。「マリア様的」な何かを歌ったもの、と考えられるんじゃないかな。


 じゃあマリア様的って何だろう。


--


 何か正月早々変な小路に入っちゃった予感?

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