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2012年3月

2012年3月26日 (月)

Flower2

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   心の片隅/Flower/小さな花が咲いた
   あの日の願いは/ゆっくりと/日向の中 咲いた

 ああ、そうだった。
 花が咲く、ということは散る時が来る、ということだった。
 こんな簡単なことを、僕は忘れていたよ。

2012年3月15日 (木)

ほねほねワルツ5

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ほね組版。
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 ええええー、「ほねほね」まだ続くの? 「4」で終わりじゃなかったの?
 うん。僕もそのつもりだったんだけど、もひとつ書いておきたくなっちゃったの。
 きっかけは「よしお」さんのコメント


 「くたくたになるまで身体を動かして、この曲を聞いたところ涙が自然とあふれてきました!」。


 うーむ、「ほねほね」で泣けちゃうこともあるんだ。あまり涙を誘う歌って感じじゃないけど。
 もっとも僕も「チャン順」聞いてていきなり涙腺崩壊したことあったからなあ、あれだって基本泣く歌じゃないもんな、などと思いつつもう一度「ほねほね」を聞き直して、いろいろ考えた。


 そうすると、この歌の歌詞って自分の身体を見つめ直す内容なんだって遅ればせながら気がついた。身体を相対化するというか客体化するというか。


 自分の身体って、誰でも自分のものだと思ってるじゃない?
 普段自分たちは、自分の身体を当然のごとく「自分」の支配下にあるものだと思っている。いや、思ってさえいない。あらためて思うまでもなく当然のことなのだ。
 でもホントにそうなのかしら。たとえば自分の骨って思い浮かべることができる?

  まさか自分の 骨なんて/想像もつかないよ

 うん。自分の骨なんて確かに想像もつかない。自分の身体を構成している要素のひとつである骨について、たいした知識もなく、どんな形をしているかもどんな働きをしているかも、何て名前なのかも知らない。
 
 さらにまずもってその「自分」って誰? ってことなんだが、これあれですよ、よくある「自分探し」とは違いますから安心して下さいね。
 
 「自分」とは、まあデカルト的に「考える主体」であるところの「自分の精神」のことだ、ってのがデフォルトだわね。「我思うゆえに我あり」ってやつ。


 そんなムツカシイこと考えなくても、嬉しかったり悲しかったり、怒ったり恋をしたり、そういうのの主体ってのは全部「精神」だし、何よりもこういうことを考えたり理屈をこねたりするのも、「精神」。
 その精神イコール「自分」だってのがまあ一般的な認識(でもその精神すら「自分」に忠実な訳ではない、というのはまた別の話。ですよね、秋元センセイ)。


 で、その精神=自分自身は、肉体の支配者であって、肉体は全て「自分のもの」。


 僕たちは普段そんな風な無意識の認識の内に生きている。


 で、身体は自分のもので、自分が自由に支配しているつもりなんだけど、それは全然事実じゃない。
 支配どころか、自分がこう動けと命じても、全然そう動いてはくれない。


 それは日常身体をよく動かしている人は知ってる。たとえばスポーツやダンス。
 他の人の動きを見て頭でイメージをして、精神が身体に「ああいう風に動いてよ」と命令しても、身体は「へいわかりましたっ」って動いてはくれないよね。
 「何言ってるンすか精神の旦那、ああいう風に動くためにはちーっとトレーニングして貰わなきゃ」って言われるのがオチ。
 

 運動に縁がない人でも、身体が精神の言うことを聞いてくれないことは幾らでもある。


 思った通りにキレイな字が書けない、
 

 笑いたいのに笑顔にならない、笑っちゃヤバイのに吹き出しちゃう。
 我慢出来ずに泣いちゃう。


 もっと起きていたいのに寝ちゃう。早く寝たいのに全然眠くならない。


 身体は自分の言うことなんか全然聞いちゃくれない。
 むしろ自分が身体の言うなりということだってある。
 

 悲しいから泣くんじゃなくて泣くから悲しくなるとか、好きでもなかった女の子に身体が引きつけられちゃって、結果好きになっちゃうとかね(つーか、恋愛の本来の目的は生殖だかんね。動物的にはこっちが正しい筋道だよな)。


 ということを頭に入れて「ほねほね」を聞きなおしてみる。


 小野のちょっと鼻にかかった可愛らしい歌声とメロディ、リズム。
 それに比して内容はわりと学術的。骨の機能の1番として「カルシウムの貯蔵」を挙げるなんざ、シロウトとは思えない。
 さらには解剖学的に正しい骨の名前の羅列。硬質で聞きなれない名前の連続は、自分の中にある未知の他者=身体の、普段は気がつきもしない知らない姿を浮き上がらせる。


 自分の知らないところに自分の知らない固有の名前がつけられた「ほねほね」たちがいて、自分のために一生懸命働いている。

  あの骨も この骨も/君の骨は一生懸命

 自分の中にある自分であって自分でないような、でも黙って自分を支え守ってくれているものたち。


 疲れてくたくたになってしまった時、まさに身体が自分の言うこと聞かなくなった瞬間、「ほねほね」のメッセージが飛び込んできた。当たり前のように存在している自分の身体が、全く奇跡のような「神様の贈り物」なんだ、と頓悟した、と。


 よしおさんが疲れた時に「ほねほね」を聞いて涙したのは、こういうわけだったんじゃないかなあ。


 涙が出て来ても不思議はないように思いました。


 まとめて表現するならば「身体の他者性の自覚とその自己親和的統合」とでも。
 もちろん秋元康がそこまで考えて詞を書いているわけではないと思う。考えずに書けるからこそ、達人。


 CinDyのことだって、なっちゃんからメールが来てはじめて「平嶋」って名前を出したんだよな、やすす。今度チェリオおごるよ、やすす。

2012年3月12日 (月)

ほねほねワルツ4

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ほね組版。
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 まさかね、「ほねほね」でその4まで書くとはね、思ってなかったでしょ。僕は思ってませんでした。でもせっかくやすすが書いてくれた歌詞を味わうなら、骨までしゃぶりたいじゃない(←誰がうまいことを)。
 というわけで、歌詞に出てくる骨を調べて数を数える企画の続き。


--


 前回、第1第2スタンザに出て来た骨の数は、重複を除いて68個でした。


 今回は第3スタンザから。
 これも第2スタンザ同様ほね組版でしか聞けません。脊柱から骨盤にかけての骨。第1スタンザと被るね。

  胸椎・腰椎・仙骨/肋骨に胸骨
  恥骨・座骨・腸骨/どこかな?尾骨

 胸椎vertebrae thoracicae(羅)、thoracic vertebrae(英)。12個あって、番号で呼ばれるのは胸椎と同じ。第1胸椎(Th1)から第12胸椎(Th12)。それぞれに左右1対の肋骨がついている。


 腰椎vertebrae lumbales(羅)、lumbar vertebrae(英)。腰骨。5個。第1腰椎(L1)から第5腰椎(L5)まである。腰椎と腰椎の間の椎間板がわやになって神経を圧迫してしまうのが(腰椎)椎間板ヘルニア


 仙骨os sacrum(羅)、sacrum(英)。生まれた時は5つの仙椎であるが、後に癒合して1個の骨となる。 


 肋骨は前回既出。


 胸骨sternum(羅)、breast bone(英)。左右の肋骨が体の前で結合している骨。1個。これと腸骨の骨髄で血球が造られる。裏に胸腺がある。


 恥骨:os pubis(羅)、pubis(英)。骨盤の前方を構成する骨。左右1対で2個。


 坐骨:os ischii(羅)、ischium(英)。骨盤の後方を構成する骨。左右1対で2個。


 腸骨:os ilium(羅)、ilium(英)。骨盤の両翼を構成する骨。左右1対で2個。血球を一番たくさん造る骨髄がある。成人すると恥骨、坐骨、腸骨が結合して寛骨:os coxae(羅)、hip bone(英)になる。


 尾骨:os coccygis(羅)、coccyx(英)。仙骨の先端の骨。生まれた時は3~5個の尾椎であるが成長すると癒合して尾骨になる。尻尾のなごりの骨。


 第3スタンザに出てくる骨の数は、
 胸椎(12)+腰椎(5)+仙骨(1)+肋骨(24)+恥骨(2)+坐骨(2)+腸骨(2)+尾骨(1)=49個
 ただし胸椎腰椎は第1スタンザの「脊柱」ですでにカウントしているし、肋骨も同様。恥骨坐骨腸骨は2つの寛骨として第1スタンザの「骨盤」で勘定しちゃった。あと尾骨も。
 というわけで第3スタンザでオリジナルの骨の数は1個だけ。


 K3では第2スタンザに歌われる第4スタンザ。上肢の骨がメイン。

  鎖骨に肩甲骨/上腕骨・尺骨・橈骨
  手根骨に中手骨/どこかな?指骨

 肩甲骨と上腕骨は前回既出。


 尺骨ulna(羅)、ulna、elbow bone(英)。前腕(二の腕)にある2本の骨のうちの1本。ひじ打ちで当たるひじの骨。手の小指がわにある。左右1対で2本。


 橈骨radius(羅=英)。「橈」の本来の音は「ドウ、ジョウ、ニョウ」なんだけど、ここでは「とう」ね。読みにくいねえ。前腕の2本の骨のうちのもう1本。手の親指がわにある。お父さん指の方にある骨だから「とうさんとうこつ」と覚える。手首で親指の下の方にある動脈は橈骨動脈。もともとリストカットはここを切るのが目的だったんだけど、最近の若い子のリスカは目標設定が緩いよね。


 手根骨:ossa carpi(羅)、carpal bones(英)。てのひらを構成している骨たち。手首に近い方に4個、(近位手根骨:豆状骨、三角骨、月状骨、舟状骨)、指に近い方に4個(遠位手根骨:大菱形骨、小菱形骨、有頭骨、有鈎骨)ある。たくさん骨があってお隣の骨と関節ができているから、手を広げたり握ったり、いろんな格好ができるんだね。これ名前覚えるの大変そうですけど、ちゃんと覚え方がありました。両手で16個。


 中手骨ossa metacarpi(羅)、metacarpus、metacarpal bones(英)。手根骨の先、指の手前にある骨。5本。両手で10本。こちらは名前はなくて、第1中手骨~第5中手骨。


 指骨ossa digitorum、phalanges(羅)、phalanx、phalanges of hand(英)。指の骨。親指以外の指は3本(基節骨・中節骨・末節骨)、親指は中節骨を欠いて2本。片手で14本、両手で計28本。


 第4スタンザに出てくる骨の数は、
 鎖骨(2)+肩甲骨(2)+上腕骨(2)+尺骨(2)+橈骨(2)+手根骨(16)+中手骨(10)
+指骨(28)=64個
 ただし鎖骨、肩甲骨、上腕骨はすでにカウントしてるので6を減じて58個。手の骨はいっぱいあるね。
  

 第5スタンザは足の骨。

  大腿骨に膝蓋骨/腓骨に脛骨
  足根骨に中足骨/どこかな?踵骨

 大腿骨femur(羅)、thigh bone(英)は第1スタンザで既出だね。2本。


 膝蓋骨:patella(羅=英)。ひざのお皿の骨。2枚。パテラってカワイイ名前の語源も「お皿」から。腱の中の軟骨がだんだん硬くなっていってできる。


 腓骨fibula(羅)、calf bone(英)。前腕に尺骨と橈骨があったように、下腿(膝から足首まで)にも骨が2本ある。そのうち後ろ外側にある細い方の骨。左右1対で2本。ふくらはぎの奥だね。


 脛骨tibia(羅)、shin bone。すねの骨。左右一対で2本。この骨の前面は尖っていて、筋肉が覆っていないところがあって皮膚の上から触れる。ここを打つとすごく痛い。いわゆる弁慶の泣き所。若い子が激しい運動を続けていると、この骨の上の方に炎症が起こって痛くてたまらなくなることがある。これがオスグッド・シュラッター病。奥が2009年にかかった病気がこれ。


 足根骨ossa tarsi (羅)、tarsal bones(英)。手に手根骨と中手骨があったように、足にも足根骨と中足骨がある。手根骨は片手で8個あったけど、足根骨は片足につき7個。足首に近い方から距骨、踵骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、立方骨。両足で14個。そういや手にも「舟状骨」ってあったよね。手の舟状骨はos scaphoideum、足の舟状骨はos naviculare。前者のスカフォイデウムはギリシャ語のスカフォスσκάφος=舟、-oidは「みたいな」。「まゆゆみたいな」のは「マユユロイド」。後者のナヴィクラレはラテン語のナビスnavis=舟、culeは「ちっちゃい」、英語の-cle。手の舟状骨はラテン語、足の舟状骨はギリシャ語起源。


 中足骨ossa metatarsi(羅)、metatarsal bones(英)。中手骨と同じように第1から第5まである。片足5本づつ、左右併せて10本


 踵骨calcaneus(羅=英)。かかとの骨。この骨の後ろに強大なアキレス腱が付いてます。左右の足1個づつで2個。でもこれって足根骨のひとつだからある意味既出。第4スタンザは腕の骨で、最後指骨で終わったけど、第5スタンザの足の骨はかかとに戻ってオシマイ。

 もちろん足にも指の骨(足のゆびは「趾」ね。だから趾骨)はあって、手と同じように第1趾(親趾)以外は3本(基節骨、中節骨、末節骨)からなり、第1趾は中節骨を除いて2本からなっていて片足で14本、両足で28本。
 「どこかな趾骨」ってしちゃったら、字面は違っても「指骨」と音が同じだから避けたんだね。


 第5スタンザに出てくる骨の数は、
 大腿骨(2)+膝蓋骨(2)+腓骨(2)+脛骨(2)+足根骨(14)+中足骨(10)+踵骨(2)=34個
 でも大腿骨は既出だし踵骨は足根骨に含まれるので、第5スタンザオリジナルの骨の数は4を減じて 30個。


 出て来た骨の数を、重複が無いようにまとめると、


 第1スタンザ:60個
 第2スタンザ:8個
 第3スタンザ:1個
 第4スタンザ:58個
 第5スタンザ:30個


 全部足すと157個。


 足の骨で出てこなかったのが趾骨の28個。
 これを足すと全部で185個。
 あれ、

  206個の骨たち/手をつないで踊り出す

 って歌ってるのに21個足りないぞ。


 実は頭蓋を構成する骨で、歌に出てこないのがいっぱいあったんです。


 蝶形骨 (2個)頭蓋内
 篩骨  (1個)頭蓋内
 槌骨  (2個)耳小骨
 砧骨  (2個)耳小骨
 鐙骨  (2個)耳小骨
 下鼻甲介(2枚)鼻の中
 涙骨  (2個)顔
 鼻骨  (1個)鼻のてっぺん
 鋤骨  (1個)鼻の中
 上顎骨 (2個)上あご
 口蓋骨 (2個)口の天井       
 頰骨  (2個)ほっぺ      
     計21個


 ということで185+21=206
 めでたく206個の骨たちが揃いましたとさ。パチパチ。


--


 いやあ秋元先生、勉強させていただきました。
 まったくAKBとは関係なかったけどさ。
 ったく誰が読むってんでしょこんな記事。


 んなことやってる間に、世の中はぐぐたす選抜あり、CinDyのワロタ参加あり、東日本大震災復興支援特別公演あり、SSAのバクダン憶測(「組閣」? 昇進?)ありと波瀾万丈でした。


 個人的にはペトリ堂御堂主よりその存在をご教示いただいたBBQこと松村香織嬢、僕にしてみれば尊敬すべき斯道の大先輩(古参ヲタってことね)のかおたんが大躍進で誠にご同慶の至りであります。


 あとCinDyのワロタね。
 この一件で、やすす氏が、その発言の中でなっちゃんについて「彼女がいてこその渡り廊下走り隊なのだ」と言ってくれたことがとても嬉しかった。まあ、なっちゃんの「辞退」を最終的に了としたのはやすすなわけで、そのことを考えると「どの口がそう言う」とほっぺをつねりたい向きもいるかとは思うんですけどね。


 それでもなっちゃんが「辞退」することによって穿たれた傷穴が塞がっていくためには、こういった言葉は必要なんだと思ういます(たとえ直後に追加メンバーを発表することになろうともね)。それが言葉の持つ偉大な力。


 もうひとつ。
 やすす氏の発言の中で、なっちゃんのことを終始「彼女」と呼び、決して「平嶋」と名指さなかったことが印象的でした。彼の影響力を考えると、こういう状況で名前を出すことがなっちゃんにとって必ずしも有益であるとは限らない、と判断されたのだろう、と思いました。


 いや、正確には「判断」というよりも無意識的にそうしたんだろうと思います。後から考えると配慮がなされている、そういうことなんでしょうね、やすす氏の場合。


 どんな分野でも達人とか名人はそんなもの。
 「なんであそこでパスしなかったんですか」「なんでこの色を使ったんですか」「なんでその病気を疑ったんですか」等々。イレギュラーだけど後から振り返ると明らかに正しかった判断。後から理屈をつけることはもちろん可能なのだが、判断をしたその直後に尋ねると「何となく」と答えるんだよね、達人とか名人とかは。「判断しなくても正しい道が見える」と言うか。


 やすす氏もその域の方であることは間違いないでしょう。いくら「55歳時」でも、「判断しなくても正しい道が見える」人。
 

 だからワロタにCinDyが入る件も、どう考えてもイレギュラーな決断だけど、後から振り返ったら最善解だったという結末を期待しましょう。
 ね、はるごん。


 でも率直に言って

仲川遥香 - 2012/03/10 - Mobile - 一般公開

感想。


どうなるんだろう渡り廊下は。。。。


でも秋元先生が決めたって事は
何か考えがあるのかなぁー?笑っ

 たいした「考え」は無いと思いますよ。


 あと失敗したことは覚えてないよね、秋元先生。それも達人の秘訣。

2012年3月11日 (日)

風は吹いている2

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  それでも未来へ/風は吹いている

 その風は時に身骨を凍えさせるものかも知れないが、それでも未来へ風は吹き続けなければならない。止まることは死を意味するから。

  記憶の傷口は/瘡蓋になって
  痛みの中に/やさしさを生むんだ

 いや、まだだ。
 まだ無数の傷が瘡蓋すらできず、血を流しながら晒されている。
 それでも

  さあ たったひとつ/レンガを積むことからはじめようか?

 目の前の瓦礫をどかすことを続けなければいけない。


 1年前危うく死を逃れた僕は、今日何ひとつ欠けることのない穏やかな日を過ごした。
 いい日曜日だった。
 でも僕は知っている。
 この平穏な日々は単なる僥倖であることを。
 見上げれば何百何千の剣が切っ先を下にして、細い細い糸によって吊されていることを。


 だからこそ。
 

  できることから/始めようか?


 傍観者にはならない。

 
 今日、その決意を新たにしたAKB48のメンバーと総合プロデューサー秋元康氏に敬意を表します。

 
 あとワロタの話はゆっくり聞かせてもらうぞ、やすす。

2012年3月 9日 (金)

ほねほねワルツ3

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ほね組版「ほねほねワルツ」。5スタンザあって長いよ。
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 「骨づくし」の「ほねほね」。歌うことによって語彙が増えるし知識も増える。


 「骨づくし」の歌には「Dry bones」というスタンダードがあるんだけど、「ほねほね」の方がずっとガクジュツ的。出てくる骨の名はちゃんと解剖学に基づいてる。翻って「Dry bones」の「knee bone」ってなどこの骨だよ。

  ほねほね ほねほね みんなで
  ほねほね ほねほね 一緒に
  206個の骨たち/手をつないで踊り出す

 標準的には206個もある正しい骨の名を、なるべくいっぱい入れようと、長い歌に仕上げた秋元先生に敬意を表して、それぞれの骨について数を数えながらちょっと勉強してみることにしました。


 骨を勉強する学問を骨学といいますが、そこで使われる専門用語は正式にはラテン語。昔っからある学問の多くはそうだよね。もっとも語源はギリシャ語だったりするのだけれど。


 以下「ほねほね」に出てくる骨の名。「羅」はラテン語名、「英」は英語名。英語名は俗称のこともあるよ。


 まずは第1スタンザ。

  上腕骨に肋骨/大腿骨に骨盤
  肩甲骨に脊柱/どこかな?鎖骨

 上腕骨humerus(羅)、arm bone(英)。上腕(肩と肘の間)の骨で左右1本ずつで計2本。


 肋骨costa(羅)、rib(英)。あばら骨。左右12対で計24本。胸郭を構成して肺や心臓を守っている。


 大腿骨femur(羅)、thigh bone(英)。ももの骨。2本。人骨じゃイチバン大きな骨。年を取って転ぶと、骨盤に繋がってる出っ張り(大転子)の首のところがポキッと折れちゃうことが多いから注意。

 骨盤pelvis(羅)、hip bone(英)。大腿骨と脊柱をつなぐ骨の集合体で、下腹部の臓器が収まっている。もともとは左右1対の腸骨、坐骨、恥骨(計6個)、中央にある5個の仙椎と4個前後の尾椎からなる。これらの骨は加齢にしたがって癒合し、腸骨、坐骨、恥骨は寛骨に、仙椎は仙骨に、尾椎は尾骨となる。その結果成人すると骨盤は左右1対の寛骨、1個ずつの仙骨と尾骨と計4個の骨から構成されることになる。


 肩甲骨scapula(羅)、shoulder blade(英)。肩の背中部分にある三角形の平べったい骨で、左右1対で2個。


 脊柱columna vertebralis(羅)、vertbral columne(英)。背骨。重力に抗して体を支え、脊髄を保護しており、多数の椎骨(vertebra)から成る骨の柱。椎骨は首の部分の頸椎(7個)、肋骨が接続し胸郭を構成する胸椎(12個)、腰の部分の腰椎(5個)、骨盤を形成する仙椎(5個)と尾椎(4個前後)にわかれる。この内仙椎と尾椎は癒合して仙骨と尾骨に変化する。そのため脊椎は生下時に33 個前後だが成長後は26個になる。


 鎖骨clavicula(羅)、clavicle(英)。胸骨と肩甲骨をつなぐ骨。左右1対で2本。骨の名前なんて歌詞にならないでしょ、普通。でも「鎖骨」は時々歌に出てくるのね。身近なところでは「Blue rose」。「鎖骨のかたちを知ってる」って。あと「嵐の夜には」もね。「鎖骨も この鼓動も 私だけの世界」。どちらも「こころ」に対する「からだ」の象徴として使われてる。他にもミスチル「#2601」とか布袋のオジ貴「XXX KISS XXX」とかでも鎖骨は出てくる。ちょっとエロチックなニュアンスを伴う肉体の記号みたいな扱いなのね、鎖骨。そいえばこんなページもありました。「鎖骨は女の命です!」。


 第1スタンザで出て来た骨の数は
 上腕骨(2)+肋骨(24)+大腿骨(2)+骨盤(4)+肩甲骨(2)+脊柱(26)+鎖骨(2)=62 
 ただし脊柱(26)のなかの仙骨と尾骨は骨盤の中に含まれているので2を減じて全部で60個。


 K3では聞くことのできない第2スタンザ。首から上の骨。

  前頭骨に後頭骨/頭頂骨に側頭骨
  下顎骨に舌骨/どこかな?頸椎

 前頭骨os frontale(羅)、frontal bone(英)。ラテン語の「os」ってのは「骨」のこと。「オス」ってね。そういえば骨粗鬆症のこと「オステオポローシス」っていうもんね。オスがポロポロになるってことだね(←うそ)。「frontale」は形容詞で「前の」ってことね。頭蓋(とうがい)cranium(羅)、skull(英)を構成している骨は「形容詞+骨」という名前が多いね。前頭骨は頭蓋の前部にある骨。おでこから目の上くらいまで。生まれたときは左右に分かれているが、すぐに癒合するから1個。


 後頭骨:os occipitale(羅)、occipital bone(英)。頭蓋の後ろにある骨。1個。occipital は「頭の後ろ辺」。ラテン語の「ob+caput」から。「ob」は「反対」の接頭語だけど「caput」の「c」の影響で「oc」に変化。「caput」は「頭」。「capital」「captain」のキャプ。「caput mundi(世界の頭)」はローマのこと。おっとエチモロジイにはまりだすときりがないね。


 頭頂骨os parietale(羅)、parietal bone。頭蓋のてっぺんにある骨。左右1枚ずつで2枚。


 側頭骨os temporale (羅)、temporal bone(英)。側頭部の骨。1個。耳の構造がすっぽり入ってて、フクザツな形をしている。語源であるラテン語の「tempus」は「時間」と「こめかみ」の両方の意味を持つ。こめかみに白髪が生えることによって年を取ったことを知るからだとか。力石の命を奪ったジョーの左フックが命中した「テンプル temple」もここから。この後ジョーはテンプルを打てなくなるんだよな。


 下顎骨mandibula(羅)、mandible(英)。下あごの骨。頭蓋ではいちばん大きな骨。1個。


 舌骨os hyoideum(羅)、hyoid bone(英)。えええ、舌に骨があるの? いいえそうではありません。のどの下にある骨で、舌の奥の筋肉につながってます。どの骨とも繋がっていない宙ぶらりんの骨。1個。


 頸椎vertebrae cervicales(羅)、cervical vertebrae(英)。首の骨。脊柱のところにも出て来たね。7個。上から順番に第1頸椎(C1)、第2頸椎(C2)…第7頸椎(C7)と番号で呼ぶ。C1は別名を環椎:atlas(羅=英)ともいい、後頭骨に接して頭蓋を支えてる。天を支える神様アトラスにちなんだ名前。日本語名は輪っかになっていることから。C2は別名を軸椎:axis(羅=英)といって、歯突起と呼ばれる出っ張りがあって環椎の輪っかにはまって関節をつくってる。歯突起を頭に見立てると、座って合掌をした人のように見えるので、火葬の時に焼け残った場合は「のどぼとけ」と言って骨壺の一番上に置く。生きてる時に見える「のどぼとけ」とは別ものね。C3以下には特別な名前はついてません。


 第2スタンザに出て来た骨の数は
 前頭骨(1)+後頭骨(1)+頭頂骨(2)+側頭骨(2)+下顎骨(1)+舌骨(1)+頸椎(7)=15個
 ただしこのうち頸椎は第1スタンザで「脊柱」として一緒くたで勘定しているので、第2スタンザにしか出てこない骨の数は7を減じて8個。


 ここまでで骨の数は68個。
 先はまだまだ長いぞよ。

2012年3月 6日 (火)

ほねほねワルツ2

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 前回は、AKB最初の派生ユニットが「ほね組」だってお話しでした。
 ところで渡辺麻友さん、ソロデビュー&オリコン1位、おめでとうございます!


 で、またAKBトリビア。
 記事によりますと「AKB48で(中略)4人目となるソロデビュー」とあります。では、ソロデビュー3人目は誰でしょう?


 これまたありがちな問題ですね。
 まあ、ありがちな問題といえば「AKBといえば、スイスのアールガウ州にある州立銀行、Aargauische Kantonalbankのことですが、このアールガウ州の州都で、短期間ながらスイスの首都になったこともある都市はどこでしょう?」っていうのもあるね(あるある)。
 もちろん答えは「アーラウ」。ナポレオンの思惑で生まれた首都だったんだよね。


 で、銀行じゃない方のAKBからのソロデビュー3人め。これもカンタンカンタン。
 答えはもちろん「奥真奈美」。ま、万全を期すならば「おぐまなみ こと 奥真奈美」。
 

 え、岩佐? 確か6人めだよね、ソロデビュー。
 ふつうに数を勘定する能力があればわかるよね?


 1人め 大堀恵「甘い股関節」 Vap
 2人め 増田有華「Stargazer」 メディアファクトリー
 3人め 奥真奈美(おぐまなみ名義)「かたつむり」 クラウン
 4人め 板野友美「Dear J」
 5人め 前田敦子「Flower」
 6人め 岩佐美咲「無人駅」
 7人め 渡辺麻友「シンクロときめき」 あってるよね?


 え? 新聞とかテレビとか、みんなソロデビュー4人めは渡辺麻友だって言ってる?
 バカなの?
 3より多い数を数えられないカラスなの?
 つーか広報はちゃんとアナウンスしろよ。それとも卒業生と秋元康が絡んでない曲はソロ扱いしないってのかよ。

 
 で、「ほね組」の選抜メンバーにして、K3「ほねほねワルツ」コンビの片割れ。おぐまなみこと奥真奈美。
 Team Kのオリジナルメンバーにして長らく「AKBの秘密兵器」と呼ばれ続け、秘密のままで終わってしまった未完の大器(つーか「秘密兵器」とか「次世代エース」とか大杉じゃね?)。


 まぁちゃんなあ。
 まるでお人形さんのようなご面相なのに毒舌。他のメンバーを見下ろすませたガキ。
 

 K3の奥はよかったって言う人多いんですよ。「友よ」から「脳パラ」の繋ぎのとことか、「ほねほね」とか。1人ないし2人でやってるから「手を抜かない」って。つーかそんな手抜きだったのかなあ、奥。
 昔のスレとか見ると、「塩」対応はデフォルトで、それでも「まぁちゃんがいい」って。お前らみんなどMかよって感じだったんだなあ。
 いつか大輪を咲かすはずの棘のある蕾に魅せられたヲタたち。


 そんな蕾を開かせようとして、秋元康は「かたつむり」を書いたのかなあ。

  あの雲はかたつむり/のろのろと空を歩く
  急いだってしょうがないんだ/自分のペースで
  風のままに…

 磨きゃ光るのがわかってるのに、なかなか前に進もうとしない、秋元には奥がそんな風に見えたのかなあ。
 この歌、まぁちゃんは一生懸命歌ってる。
 ひとつひとつの言葉を噛みしめるように、丁寧に歌ってる。


 秋元もよくわかってたんだな。曲の終わり近く、第1スタンザのリフレインをわざわざ書き換えてた。

  誰の意見もきかない/あまのじゃく

 奥の顔を思い浮かべながら、「お前ほんっと誰の意見も聞かないもんな」って苦笑いしながら書いてたんじゃないか、なんて想像をしてしまう。
 カップリング曲の「芋虫ジョニー」じゃ、

  俺の名は芋虫ジョニー。
  今はこんな世間を這いずる身だが、
  いつかは、きっと空を飛ぶぜ!
  忘れるなよ、芋虫ジョニー!

 ってセリフまで言わせてる。


 だけど結局大きな花を咲かすことがなくAKBを去っていった奥。
 でもよく考えたらまだ16歳、まだANNすら出られずハイタッチのお見送りもNGなんだなまぁちゃんたら。


 どっかでまた会うことはあるのかしらん。

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 あ、「ほねほね」の話全然してないや。


 K3で奥・小野が歌っている「ほねほね」はCD版で4分15秒なのだが、ほね組がリリースした「ほねほね」は何と6分50秒もある。これはAKB関連の単独の楽曲では最長の部類(最長、ではない。あ、これもトリビアだね、AKB関連の楽曲で最長なのはなーんだ? メドレーは除く)。
 なぜかというと、ほね組の「ほねほね」は全部で5スタンザもあるのよ。K3ではそのうち第2,第3スタンザは省略しているのね。


 何でこんなに長いのかというと、骨の種類がいっぱいあるから。
 「ほねほねワルツ」はご存じのように「骨の名づくし」の歌である。


 楽しく歌っている内に、こどもが骨の名を覚えちゃう、という誠に教育的配慮の行き届いた歌。
 骨の名を覚えてどんな意味があるの? なんて聞くなよ。言葉、語彙が多いということは、それだけで世界を広く見渡せるということ。ひとつひとつの言葉は文字通り「葉っぱ」のように薄いけど、たくさんの葉っぱを敷き詰めて積み上げれば、どんどん視点は高くなることを、「作詞家」秋元康はよーく知っている。

 ちなみにほね組版「ほねほね」のカップリングは「くじらのバス」。こちらは「魚づくし」。
 「くじらのバス」にたくさんの種類の魚(海の生き物)が乗っかって楽しくピクニックに行くという、出だしは誠にメルヘンチックな歌なのねえ、と聞いていると最後にひっくり返る。
 こどもの黒いココロをも刺激する秀作。


 秋元はこういう子ども向けの「ものづくし」の歌をちょいちょい書いてるんだよね。
 三波春夫先生には「恐竜づくし」の「恐竜音頭」を歌わせてる。

  遠い太古の時代にはいろんなお方が生きとった
  あちらにゃティラノサウルス
  こちらにゃタルボサウルス

 うーん、「づくし」にしては数が少ないが、それにしてもティラノサウルスはともかくタルボサウルスて、ずいぶんマイナーな恐竜を上げるところが秋元風。


 そういやよい子のみんなは相撲甚句の「山づくし」や「花づくし」を聞いて山や花の名前を覚えたもんだよね。
 こういう「ものはづくし」って枕草紙のころから連なる日本の言葉遊びの伝統芸。その末席にすました顔で座ってるんだなあ、秋元さんたら。 


 ついでに言うと、「づくし」に限らず、秋元はこども向けの歌を何曲も書いてる。だいたいはNHK「みんなのうた」発の歌なんだけど、どれもこどものココロのどこかに引っかかる歌ばかり。
 「おふろのうた」「ゴリラの目ん玉」「元祖バナナの魂」などなど。
 

 「あの歌ってちょっと変わってて、何となく覚えてたんだけど、秋元康だったんだ」って歌ばかり。全く昔っからいろんなところでいろんなことを仕掛けて回っている御仁ですね。

2012年3月 1日 (木)

ほねほねワルツ

words
video
 AKBにはいわゆる「派生ユニット」というのがある。
 ノースリーブスとかワロタとかそういうヤツ。たっくさんあって覚えきれないよ。ほら、最近では浦川、吉永、岡部がユニット組むっていうし。


 ところでAKB初の派生ユニットは何でしょう?


 AKB48トリビアにありがちな質問だよね。
 あとありがちなのは「秋葉原48劇場のグランドオープンの日の干支と日家九星はなーんだ?」ってやつ(あるある)。
 正解:干支は丙寅、日家九星は三碧木星。
 え? 2005年だから乙酉で四緑木星じゃないの? ちちち。それは2005年の干支と年家九星だよ。引っかけだから気をつけようね。質問は「12月8日」の干支と九星。上級者なら間違えっこないね。


 さて、ちょっとめんどくさいのは、何をもって「派生ユニット」と呼ぶか、という定義の問題なんだが、そこはみんな大好きエケペディアさまが取りあえずの答えを出してくれてます。
 すなわち、

  ここでは下記の条件のうちいくつかを満たすものを派生ユニットと定義している。
1 レコード会社(AKB本体とは別のレコード会社の場合もある)と契約し、メジャーデビューをしていること。
2 期間限定ではない、長期的な活動であること(複数枚のCDリリース)。
3 芸能プロダクションが主導(メンバーの所属事務所が同じ)。

 で、「派生ユニット」でないものを「カップリング担当ユニット」とか「企画ユニット」としている。


 さて、この定義に従うと栄えあるAKB48初のスピンオフユニットは…ダラダラダラダラ(ドラムロールね)ジャン!


 Chocolove from AKB48でした!

 では聞いていただきましょう、曲は「明日は明日の君が生まれる」です。

たったひとつの/空しかないよ…

 ちょちょちょちょちょちょ、お・ね・が・い・ちょ待ってちょ待って
 話が再来年に向かってるって。それにまだその曲は聞けない聞けないって今聞いたら何かがまた止まっちゃうからヤ・メ・テってば。


 Chocoloveがファーストシングルをリリースしたのが2007年6月6日。それに先立つこと約4ヶ月、同じ年の2月21日にファーストシングルを出した「ほね組 from AKB48」を忘れちゃいけません。
 

  ほね組はTeam Kの小野、奥のランドセルコンビと、Team Aの板野、増山の4人からなるユニット。

 そのデビュー曲である「ほねほねワルツ」はCD発売の3ヶ月前の2006年11月20日、K3の初日よりも前にNHKの番組で披露され、毎日オンエアされていました。


 でもねえ、エケペディアではほね組は「企画ユニット」ってことになってる。上の定義でいうと、1と3はOKなんだけど、2の「複数枚のCDリリース」をクリアできなかったので、正式な派生ユニットとは認められなかったのね。


 でもさあ、それは結果から見ての話でさあ、当時にしてみればこの先どうなるかわかんないけど、とにかく売れるためにいろいろやってこうって状況で「ほね組」が組まれたんだと思うよ。
 ちゃんとデフスターのレーベルでCD出してんだし。
 確かに「企画臭」ぷんぷんだし、結果「ほねほねワルツ」一発で終わっっちゃったわけだけど、もしうまく転がってたら「ほねほねタンゴ」とか「ほねほねフォックストロット」とか「ほねほね白拍子」なんかが生まれてたかも知んないじゃん。「ホネホネロック」は先にやられてたけど。

 
 ということで僕としては、ほね組にこそ栄えあるAKB最初の派生ユニットの称号を与えたいわけですよ。
 もっともメンバー4人のうち3人はいなくなっちゃったし、残った1人はこのユニットは「無かったこと」にしたいんだろうけど。


 ふう、これでやっと本題に入れる。
--
 「泣きながら微笑んで」「MARIA」「君はペガサス」とシリアスなユニット曲が3曲続いた後にこの曲、初披露の時シアターは衝撃につつまれた(んじゃね?)。曲自体は前に書いたようにK3初日の1ヶ月前から流れていたから、知っている人は少なくなかったろう。でも衣装が!

 体操着。上は白の半袖シャツ、下はブルマタイプの短パン。
 白シューズにピンクのルーズソックス。

 当時奥が11歳、小野が13歳。これアグネス警報発令とかしないの?


 カギさんいわく

 小野さん・奥さんは 2 人で「ほねほねワルツ」を。衣装が狙い過ぎでハマり過ぎ(笑)。ああいうのは昔は「ヒキョー ( 卑怯 ) だ」みたいな言い方をしたんだが、今だとヒキョーという言い回しのニュアンスは共有されていなそうなのでやめておく。とにかくあれは、ファンの方がドキマギしてしまう。いやほんと、ツボを良く心得た作り。

 もっともこの「ヒキョー」なコスチュームでの「ほねほね」は、ゲネプロを含めわずか最初の3回だけで、後はテレビでおなじみの骨衣装になったとのこと。
 だから「ヒキョー」なほねほねを見たことある人は今や超少数派ですよね。


 あ、続きそうな予感。

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