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2012年5月

2012年5月28日 (月)

涙サプライズ!

words
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  Happy! Happy Birthday/1人きりじゃないんだよ
  つらいことに/巡り合ったって
  ほら、見回せば/僕たちが傍にいる

 ゆっくりでいいから、あなたの夢が叶いますように。

--

 選挙選挙で浮かれてたら、こんな拾っちゃった・゚・(ノД`)・゚・。

2012年5月24日 (木)

逆上がり2

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 TDC「見逃し2 逆上がり公演」から帰宅。

 
 ああ、楽しかった。率直な感想。
 ひょっとしたらアンコール前の「ファンレター」で泣いちゃうかも、と思ってたら、泣いてたのは木本だった。


 僕はと言えば「ファンレター」まで行くどころか2曲目の「逆上がり」で号泣ですよ。
 両隣のあんちゃんは、サイリウムも振らず腕も組んだままのおっさんが、こんな明るい曲聴きながら何で泣いてるのかわからなかったでしょう。

 
 いや、おっさんにも明確にはわからなかったけどね。

  逆上がり
  なぜか泣けて来るのよ

  やっと君たちに会えたね、という喜び。


 激しく健気に踊り続ける彼女たちへの、こみあげる愛しさ。


 そこには、ほんの少しだけ、「悲しみ」の要素もあったのかもしれません。「疾走する悲しみ」なーんていったら小林先聖先生(とモオツアルト)方面から大顰蹙を買うのでしょう。だから「明るく暖かな悲しみ」とでも言いましょうか。


 それはきっと、人生の半ばを過ぎてからでないと感じることの出来ない種類の悲しみなんです。あの時あの曲を一心不乱に歌っていた、「人生はまだ始まったばかり」なお嬢さん方には決して想像も出来ないような悲しみ。 


 そんなところだったのでしょうか。

 
 もちろんおっさんらしく、MIXは口の中で小さく唱えるだけでしたけどね。
 でも「アイラブユー」と「アイシテル」は大声出しちゃった。


 あと松村先輩の39位の時ね。

2012年5月19日 (土)

To be continued.

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 総統閣下におかせられましては先日の無礼な言動、平に平に御寛恕賜りますよう伏してお願い申し上げます。


 正直すまんかった。


 もうねえ、おじさんあっさり前言撤回しちゃいます。
 前言って「正直欲を言えば(いわゆる)本店さんのチームのステージが見たかった」ってヤツね。なーんて罰当たりなこと言っちゃったんだろう。
 今となってみれば、水曜日にTeam Eのみなさんにお会いできることを心から楽しみにしております。

 
 なんでそんな心境の変化があったかっていうと。


 E2の初日、オンデマでやっと見たんです。来週「見逃し2」でしょ。予習予習と思って見たのね。


 SKEのオンデマの絵って、すっごいアレだったでしょ、今まで。それが大改善。正面のカメラが引いたり寄ったり振ったりだけだったのが、両脇に追加のカメラが入っただけですっかりよくなった。


 見知った人なんて金子くらいだったし。あ、木本は何度か見たことあったかな。
 最初に小芝居が始まって、オイオイどうなるのこれ、と思って、どういうわけか中原中也の朗読が始まって。こちとら高校の頃は演劇少年兼文芸少年だったから(朔太郎派だけどね)、こそばゆいやらなつかしいやら、見てて赤面ですよ。

 
 そして本編。


 正直そんなに期待してなかったの。
 どういうわけかカンジンの「逆上がり」と「否定のレクイエム」はカットされてたし。


 でも楽しかった。
 間違いなく楽しかった。


 出だしは全く顔の区別がつかなくて、自己紹介のMCを聞いても憶えられなかったんだけど、見終わった時には何人か識別できるようになりました。
 金子木本はともかく、磯原、上野、小林(亜)、竹内、都築。そして誰よりも柴田。 

 
 踊りの上手い下手を論じる目はないんだけど、一生懸命やっている、というのはわかるよ。
 僕の見た限り、フリを「流している」ような子は誰もいない。それどころか後列端の方で姿は隠れているのに、髪だけが激しく振り乱れているのだけが見える。ほとんど何も見えないそこで、誰かが一心不乱に踊り続けていた。


 表情もアクションもオーバーと言ってしまえばそれまでだし、海千山千で目から怪光線とか弾丸を発射してる子はいなさそうだったけど、とにかく何かを伝えたい気持ちがあふれていることがわかる。


 MCだってそうだった。軽やかにすべりつつも、何とかお客と繋がろうとしていた。


 しばらく忘れていた、Akimoto-senseiの言葉を思い出しました。

  In AKB, You don't work smart...
  You work hard.

 AKBじゃ要領なんかいらないんだ。一生懸命やるだけ。それだけなんだ、って。


 「エンドロール」。梅島夏代に比べちゃ勝負にならないけど、ハッとするような鮮やかなターンがいくつもあった。グラスの中はソーダ水だけど、こういう「エンドロール」があってもいいよね。


 正直に言う。「わがままな流れ星」は、オリジナルよりよかった。
コバヤシカナ大王陛下と小野には誠に申し訳ないことなのだが。
 木本と目の大きな柴田。キュートでパキパキ音が聞こえてきそうなステップ。


 「ファンレター」。もともといい歌だと思ってたけど、K5で見た時にはこんなに心が動かされることはなかった。ファンとメンバーの交流をテーマにした、ちょっといい話的な歌だね、という程度の認識だった。だって歌ってるのが大島(優)をはじめ、もう「華奢な自信」なんていう段階は過ぎてそうなメンメンだったから。


 でもTeam Eの子たちは違った。
 この子たちは、くじけそうな毎日を本当にファンレターに支えられていて、それ思い出しながら歌っているんだ。僕にはそう見えた。
 手を伸ばし、会場の、そしてカメラの向こうの僕らにその手を届かせようとしていた。僕にはそう感じられた。
 そしてちょっと泣いた。


 初日ということもあって、アンコールは出演メンバーひとりひとりの名前をコールするところから始まった。嫉ましいぞ、このステージと客席の幸福で親密な関係。
 そうだよなあ、「私の名前 絶対に憶えて/指切りね」ってのがいっとう最初のお約束だったんだもんなあ。
 あと「やっぱチームEだなー」って声な(それに対するレスが「だなー」でなく「それな」ってのが今風なのな)。

 
 初日のステージ、やれなかったこと、やり残したことがいっぱいあったに違いない。
 それらを噛みしめながらも彼女たちは、次のステージを待つのだろう。

  明日/やりたいことをひとつ
  心に決めて

 晴れやかな笑顔で。
 ステージは始まったばかり、まだまだ続きはたっぷりある。


 僕のやりたいこと? 
 僕は水曜までに彼女たちの名前を憶えることにしましたよ。

2012年5月16日 (水)

理不尽ボール2

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  偉い人たちから/突然 投げられたこの報せに
  戸惑ってる/そうやっとチームが
  まとまって来たのに/何故壊そうとするの?

 何で壊そうとするんだって? そりゃああんた、お宅らの大ボスは、壊すのが仕事の半分なんだからしょうがない。
 前々から言ってるでしょ、創造神兼破壊神アキモトって。


 それはさておき。

 
 はじめ曲名聞いた時、何が「理不尽」なんだろ、と思ったわけ。何となくそんなことかなあ、と思ってたけど、やっぱそんなことでした。NMB48 Team Nの渡辺(美)の「期限付き」Team B兼任に対するプロテストソング。

 
 渡辺(美)がTeam Bに入ることは、とても喜ばしいことだと思いました。
 何しろあの「席」はなっちゃんがいた場所だったんです。今やとてもとても貴重な正規メンバーのポスト、なっちゃんが去ったことはとても悲しい事だけれど、そうすることによって空いた席を、これからのAKBのために大事に使って欲しい、そうも思っていました。でもなあ、誰が昇格してもインパクトはないなあ、とも。


 で、SSAのあのバクダンでしょ。なるほどこの人選ならば何かが動くかも。
 いや、動いてくんなきゃ。その「席」はそれだけ重いんだから。


 もっとも最終日の核バクダンがでかすぎたのでかすんじゃいましたけどね。
 それにしても見事な破壊と創造でした。


 渡辺美優紀、18歳。


 N1では「雨の動物園」の象さん、すなわち小野、渡辺ポジション。
 N2では「投げキッスで撃ち落とせ」の前田ポジション。
 こう書くと相当な抜擢ぶりなのだが、公演やコンサートのDVDを見たときには正直「Bird」の山本や「蜃気楼」の山田ほど印象には残らなかった。


 公式の二つ名は「みるきー」だが、影の名は「わるきー」。
 秋元先生が面白がって曲のタイトルにしちゃった。ニックネームとはいえタイトルに特定のメンバーの名前が使われているのは、「上からマリコ」は別格としても「麻友のために」「マユユロイド」しか思いつかない。てことは篠田と渡辺だけ。
 

 大好きな人はものすごく好きでしょ、渡辺(美)のこと。熱狂的。「釣り師」と呼ばれるゆえんですよね。
 でも特別にべっぴんさんというわけではない(怒らないでね)。写真だけ見たらふーん、って感じなんですけど、でも「わるきー」。


 同じ「釣り師」でもSKE須田のミリョクはわかりやすい。
 松村先輩との対談コメダ見たけど、あ、こりゃいかん、と思いましたもん。先輩かなわんわ。あの笑顔とポジティブさ。男の思い描く理想の女性像のひとつでしょ。それでいてあのピルエットでしょ。見とれますよね。何でみんな「だーすーだーすー」言うのか、何となくわかった。


 僕にはまだわからないけど、同じくらいのミリョクが「わるきー」さんにはあるんでしょう。そういう人が入ってくることのメリットは、Team Bにとって、ひいてはAKBにとって計り知れない。


 ということは、ナンバにとっては一大事。
 こういう人を「期限付き」とは言え引っこ抜くということは、要するにAKB「本店」にとって「支店」ナンバは植民地に過ぎない、ということです。
 植民地はよろしく逸材を発掘育成して本国に送り、もって本国のさらなる発展を支えるべし、ってね。


 「期限」だってほとんど「無期限」と同じだと思いますよ。
 N2に渡辺(美)が出て来ない、なんてのはもう常態に近いでしょ。今後オリジナルのN3がもし書かれたとしても、渡辺(美)のポジションは必要ないでしょ。そのころには渡辺(美)のアンダーがしっかり育っていて、「いまさら帰って来られても、留守を守ってた○○ちゃんがかわいそう」という空気ができてるでしょ。


 恐るべし植民地支配。
 

 ナンバヲタ、栄ヲタの人、本店なんか眼中ない人いるでしょ。
 でも推しにいい夢見てもらいたかったら、聞きたくもない本店のCD買わなきゃ投票できないでしょ。それでいて支店プロパーのCDには投票権なし。
 推しが本店のシングルに選抜されてりゃまだいいよ。支店の干され推しには全くメリットなし。選抜でもないのにスケジュール潰されて本店の握手会駆り出される始末。
 それでも今年は64位まで椅子があるんだもん、夢、見ちゃいますよね。
 

 みなさんは汗水たらして一生懸命サトウキビ育てて絞ってくださいね。
 文字通りその甘い甘い汁を吸うのは本店ですからね。


 ひっどいよねえ、許せないよねえ、こんなんだったら、いつか独立しちゃおうか。
 そう、

  いつかはきっと/革命の炎

 この革命 revolutionは、American revolutionと同じ意味あい。


 ということは、この「理不尽ボール」は、「独立宣言」とまではいかないまでも「コモン・センス」くらいのインパクトがあるのではないか? 


 目指すのはNMBの恒久的かつ完全な独立!
 本店の植民地支配を打破せよ!
 「支店」とか言ってんじゃねえ!
 うちらのCDにも投票権つけろ!
 「ナンバ48」じゃねえ「エヌエムビー48」だお前はあきちゃかしかし言いにくいぞエヌエムビー!
 

 誰だ、こんな過激文書を書いた者は?!
 ジョージ3世国王の御名のもとに必ずやひっ捕らえて厳罰に…


 え、書いたのも国王陛下…


 そうなんだよ。

 理不尽ボールを投げつけてきた「偉い人」も、

  ちゃんと説明してもらおうか
  誰からの命令も/Noって首を横に振る

 そんなボールなんか撥ねつけちゃえと煽りたてる革命家も、秋元先生なんだよなあ。


 なんたる矛盾。まさに創造神兼破壊神。


 え? ガス抜き?
 うん。そういう意味もあるんだろう。
 岩崎"もしドラ"夏海ならば、秋元先生は「その歌手の方が言いたいことを言わせる」んだよーって得々として語るだろう。


 でも一方でこの矛盾こそ秋元康の、そしてAKBというプロジェクトの本質に近いもののようにも思える。
 強靭な骨格を作るため、骨は一時も休まずリモデリングを行っている。骨芽細胞が骨を造るそばから破骨細胞が壊していく。その絶妙なバランスこそ力強い成長の秘訣。
 

 秋元は、たとえ支店ナンバをぶっ潰してでも本店AKBを崩壊から守るだろう(そして彼の眼には、すでに崩壊していくAKBの姿が見えているのだろう)。
 その一方で彼は、NMBの革命、すなわちAKBなんかぶっとばして独立してやっていけるようになることも、本気で望んでいる(いや、彼の手を離れる、ということではないよ)。


 どっちやねん!
 と突っ込まないようにね。どっちもなんです。
 わかっていることは、NMBは「革命」を起こすべきであるということであり、彼女たちにはその資質があり、あの悩み多き男前のリーダーにはそれを率いる力があると見込まれたということです。


 ついでに言えばこのままでは栄はいいようにされてしまうだろう、ということでもあります。ゲキカラが覚醒しない限りは。やったー、新曲のタイトルあたしたちの意見が通ったー、なんて喜んでるバヤイじゃないぞなもし。

2012年5月11日 (金)

理不尽ボール

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 先日ナンバ方面からCDが4枚どーんと届いてしまいました。もうね、何を何枚注文したのか、全然把握できてない。


 Amazonが使いやすいのは、ダブりの注文をちゃんと教えてくれることね。どっかのブログで、あれ、これ注文しなくっちゃアフィで飛ばされて、クリックしようとすると、
 「おいおい、お前もうそれ注文してるよ。いいのかよホントに頼んでも。てか最近お前そういうこと多くね? ひょっとしてアルツ始まってるんじゃね? 今朝の朝飯覚えてる? で、どうすんの? ポチって行くの行かないの?(意訳)」というようなメッセージが出るのね。


 これでダブり注文は根絶だね!


 で、安心してAmazonで買いまくってた。
 あれ、これ注文してなかったっけ? と一瞬思ったけど、Amazon様は何もおっしゃらないので軽くポチっとな。
 したっけれ、やっべ、Amazonって初回限定版と通常版は別商品の括りなのね。初回限定版を注文してあっても、通常版はお勧めしてくれるのねAmazonさん。もう商売上手なんだから。
 いいや、初回限定版はラミネート掛けて永久保存で、通常版を開けて…って僕そんなモノマニアックじゃないですぅうう。速攻キャンセルしますた。よかったよかった。


 はいっ、そうこうしている間にAKBオフィシャルショップから初回限定版の「Show must go on」が2つ届きましたとさ。


 めでたしめでたし。


 で、ナンバの4枚リッピングしましょ、Type-A、Type-B、Type-Cと、あれ、もう一枚なんだ?
 え? 劇場版? いいえ、いくらAmazon様でもおニューの劇場版は買えません。
 てことは…。
 はい。ダブり決定。どこの網の目を盗んで注文したんだろ僕。Type-A2枚。
 あと今日の朝飯なんだったんだっけ。


 ナンバの曲について書いたこと無かったですね、そう言えば。
 A3の時にN1について何度か触れていますが、ナンバオリジナルの曲については何にも書いてませんでした。いや別に避けていた訳ではないんですけど。
 

 むしろナンバってすっごくいい楽曲多いですよね。
 特に「オーマイガー!」はびっくりするくらい粒ぞろいでした。
 タイトルチューンもよかったけど、カップリングの「僕は待ってる」「結晶」「捕食者たちよ」「嘘の天秤」「なんでやねん、アイドル」、景色の全く違う曲が全てイイ。

  まわりの人に迷惑をかけて/「置いて行って」と泣く君を
  僕は見捨てない

 で号泣。遠ーくっから「麦と兵隊」が聞こえてきちゃうもん。


 「結晶」はイントロからハートキャッチプリキュア。で、この曲のタイトルを「愛の結晶」としないセンスと自信に脱帽。

  さあ 捕食者たちよ/静かに近づいて
  稚魚を食べなさい

 は衝撃でした。
 「少女の欲望」を歌った曲はAKBには少なからずあって、僕のブログでは「Desire」というタグを打っています。この曲もその範疇なんでしょうが、全くこれまでとは違う。
 イントロこそべたべたのムード歌謡風だけど、女の子のぢりぢりとした欲望の制御不能感というか、不安定な印象が全くない。
 むしろ静謐。もう一歩行けば神聖な感じすらする。
 自分を稚魚に見立てて、その稚魚を「食べなさい」と命令形だよ。もうねえ、おじさん「捨身飼虎」って言葉思い出して思わず拝みたくなっちゃうよこれ聞いてると。
 それでいて、じゃあ彼女に欲望が無いかというと、ちゃーんとあるんだよね。おとなしそうな顔して。

  ねえ/嘘の天秤 どっちが重い?   恋がコロコロ転がっていく

 傾いた天秤/傾いた彼の心、それを不思議に落ち着いてみている彼女。  本当にショックな時って、人間「感じる機能」をいったんオフにするのね。うめえなあ、秋元先生。やっつけ感全くゼロ。


 そしてそして、なんてったって「なんでやねん、アイドル」。
 秋元先生往年の名曲、「なんてったってアイドル」を遙かに凌ぐその破壊力。
 キュートと下品のぎりぎり、インコース低めいっぱいいっぱいだもんね。


 秋元先生ちょっとナンバに肩入れ過ぎちゃうん?


 あ、「理不尽ボール」の話してないや。

2012年5月 8日 (火)

シアター・パイレーツ3

words
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 >やっぱステージで見るべき曲だよね。これは。


 えええ、またこの話ですか。世の中はどんどん動いているんですけどね。
 ええ。すいません、まだこの話です。


 AKBは、アキハバラのシアターでの「公演」がその活動の中心にある(ことになっている)。秋葉原のシアターで、いつでも「会いに行ける」。それがAKB48設立当初からの理念なのだから。


 だからこそ彼女たちの「夢の続き」は、「東京ドームでコンサートをした翌日に、秋葉原の専用劇場で、いつものように公演をする」ことなのだ。何食わぬ顔で。
 とても大きなことを成し遂げた後、まるでそれが何事でもなかったかのように、日常の「本業」に戻る。そのステージに立つメンバーの表情は、きっといつもよりほんのちょっとだけ誇らしげだだろう。そしてそれを見守る客達もまた。
 

 ちょっとオーバーな喩えかも知れないけれど、たとえば金メダルを獲ったアスリートが、翌日から普通にいつものトレーニング戻るような。
 ノーベル賞を貰った教授が、帰国した翌週の月曜の1限の講義に出て来て、開口一番「先週はちょっとばたばたして休講してしまって申し訳ありません」、何てね。


 こういうセンス、僕はとってもカッコイイと思う。今日日流行らないのかもしれませんが。
 

 ことを成した後、大騒ぎになって、挙げ句テレビのクイズ番組のゲストに呼ばれて、ボケた回答をして、司会の芸人に突っ込まれて笑われるのが楽しい人もいるし、それを面白いと思って見たい人がるってのもわかるんだけどね。


 さて、その「公演」。
 その中でこれまで歌われてきたいわゆる「公演曲」または「ステージソング}の中には、「公演」そのものをテーマとした歌が幾つかある。いわば「公演曲中の公演曲」もしくは定冠詞つきの「ザ・ステージソングズ」。僕のブログではこれまで「Greeting」というくくりになっている曲が多い。


 「シアター・パイレーツ」もザ・ステージソングとカテゴライズすることができる。
 そのステージとは、

  今夜だけでも/楽しい夢を見ていってちょうだい

 という特別な場所。
 

 Team Aでいえば、A1劈頭を飾る「PARTYがはじまるよ」。
 「シアター」とか「ステージ」とか「公演」とかの言葉は使われてないけど、「いかしたMUSIC」と「ノリノリのダンス」がみんなを誘う「楽園のような」「時間のない」「PARTY」ってのがシアターでの公演を表していることはすぐにわかるよね。
 A1のアンコール曲だった「AKB48」も、曲中に出てくる、夢を追いかけている「ここの場所」が「AKB48劇場」であることは言うまでもない。


 Team Kでは「シアター・パイレーツ」の他に、K2の「君が星になるまで」を思い出す。
 「星=スター」になる前の発展途上のアイドルが立つステージを励ますヲタの心情を、当の発展途上のアイドルがステージ上で歌うという、ひと捻りした趣向の曲。


 Team Bでは、まだこのブログでは辿り着いていないのだけれど、B4の「みなさんもご一緒に」がイチバン典型的でしょ。
 何しろ

  盛り上がっても3000円
  盛り上がらなくても3000円でございます

 ですもの。ちなみに昔はチケット代は1000円=1AKBだったってのは、古参トリビアなんですよね?


 Team Bでは他にも「初日」やその名もズバリ「シアターの女神」もザ・シアターソング。
 「シアターの女神」は「君星」のひと捻りを進化させて踏襲している感じ。何しろ「女神」ってのは、歌ってる当人たちのことなんだから。
 秋元センセイ、ヲタゴコロに寄り添いすぎ。


 栄に目を転じると、S3の「楽園の階段」がそうですね。

  劇場にいれば/夜はいつもより長いんだ
  燃えよう!

 曲調と歌詞がミスマッチで素敵。


 最も新しいオリジナルセットリストである、KII3では、はじめてオリジナルセットリストを貰った喜びを歌った、これもそのままズバリの「お待たせSet list

  お待たせSet list/叶った夢
  私たちに用意された/素敵なメロディー

 オリジナルのセットリストを初めて貰う喜びについては、B3のエピソードが有名だけれど、セットリストを貰った喜びをセットリスト中の曲にしてしまう、っていう「自己言及」性の極みのような曲(秋元康の「自己言及」については山下剛一「誰も語らなかった秋元康論」月刊カドカワ No. 374 pp.82-)。
 でもさあ、"涙の直訴"高柳をはじめKIIのみんなが喜ぶのは、まあ目に見えてたんだけどさあ、それをあらかじめ歌詞で歌っちゃうってのはどうなのよ、という気がしないでもないよね。しかも

  だけど そう私たちは/忘れられたみたいに
  お下がりばかりで…/どうして?

 「お下がり」って、先聖センセイが「聖なるリリック」の中で言っちゃマズいんじゃないの?
 それに「初日」と違って、「お待たせSet list」の歌詞の向こうにKIIのメンバーの姿は、あまりよく見えない。
 あれ? これって「終わらないアンコール」のとこでも書いたなあ。
 センセイ、Team KIIのことちょこっと忘れてたでしょ。


 ステージとは少し離れるけれど、KII3には握手会をテーマにした「握手の愛」という曲がある。普通のファンにとって公演の抽選に当たることが極めて困難となってしまった昨今、「会いに行ける」を担保するための祝祭にして儀式。

  握手の愛で/繋がるパワー
  不安だらけの私に/勇気 ありがとう

 と歌詞に書かれた日にゃ、メンバー諸君もヲタどもも気持ちを引き締めにゃいけませんな。


 余談だけどSKEの公式サイトには、AKBのような、公演曲の歌詞を閲覧する機能をもったページがないのね。残念。
  

 以上つらつらと見てきたけれど、ザ・ステージソングズとは、ある意味創造神アキモトの宣命であり、少女たちの信仰告白みたいなもんだと思う。
 いささか形骸化した感のあるConfessionだけど、歌う度聞く度に、ステージへの思いが積み重なっていく。幾重にも。

2012年5月 4日 (金)

シアター・パイレーツ2

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 >やっぱステージで見るべき曲だよね。これは。


 と前回書いたんですが、いわゆる公演曲(公式の言い方だと「ステージソング」)はどれもホントはステージで見るべき、と言えばそれまでなんですよね、多分。


 現物を生で見たことない身で勝手なことを言っちゃいますが、公演曲ってどれも多かれ少なかれシアターのあの広さのステージ、客とのあの距離感にふさわしいように作られているんじゃないかな。
 

 AKB48というアイドルグループ自体が、少なくとも初期のころは、シアターのあのステージのサイズに最もフィットするようにできていたんでしょう。昔の公演の映像を見たり、当時の記録を読んだりしていると、しみじみそう思います。

   また明日/観に来るでしょ?/必ず

AKB48

 というのは、単なる歌詞じゃあなくって、パーソナルなメッセージに限りなく近いものだったんだろうなあ。


 次第に世界がAKBを見出しはじめ、大きく育って行き、動く金が積み重なっていくにつれ、今までフィットしていたものがあわなくなり、メンバーやスタッフにいろいろな軋轢や居心地の悪さが出てきた。ちょうど成長するにつれて着ているものがきつくなったり、骨が痛んだりするみたいに。
 それを克服できた人、適応が難しくてもとのサイズに留まろうとした人、どちらにも耐えられなかった人。
 変わっていくステージの大きさにとまどった人。
 メンバーもそれぞれだったでしょう。
 

 ステージといえば、昔よく寄席に行ってました。あれだってちっちゃいけど、ステージだよね。間違いなく。
 まだ花緑が小緑って名乗ってて、土曜の夜なんか若手だけの会を安値で演ってたころ。夜の部が終わって、ちょっとその辺で飯を喰って一杯引っかけて、もっかい深夜の寄席に行く、なんて生活を毎週末してました。携帯電話なんて無粋な機械のなかったころ。


 寄席には寄席独特の空気があって、ひとたびそれに浸ってしまうと、ちょっとした噺やら色物の芸が面白くて面白くてたまらなくなってしまうんです。ボンボンブラザースさんなんか腹を抱えて涙がでるほど笑ったなあ。
 でもそれを寄席の外に持ち出しちゃって面白いかというと、そうでもないんですよね。


 噺家や芸人も、寄席で光る人、ホールに客を呼べる人、テレビのバラエティ番組があってる人、いろいろです。
 お笑いならばそういう棲み分けが自然とできて、みんなそれなりにハッピーな状況もあり得るんでしょうが、アイドルはそうはいきづらいなあ。「私はずっと地下アイドルでいきたい」なんて子いないでしょうし、もしいたらむしろちょっと説教しなくちゃいけないよね。いやしくもアイドルと自らを規定するならば、より大きいところを目指さなくっちゃだわ。


 あ、なかやんは別ね。
 なかやんにとって徹頭徹尾全ての道は声優に通ず、ですから。AKB48という看板すらそのための道程でしかないわけだから。清々しいやねえ、なかやん。


 公演曲に話を戻しますと、その出自から、曲によってはあんまり大きなハコでやってしまうと、つらいものがあるような気がします。
 アレーナ・ディ・ヴェローナで弦楽四重奏を演っても演奏者のメッセージは届かないでしょう。もちろん逆もそうで、小さなホールで「アイーダ」をやってもうるさいだけですもんね。どちらがいい、ということでもちろんありません。


 話が「シアター・パイレーツ」から再来年の方に向いちゃいましたね。
 いや、「シアター」の話なんだからいいんですか。
 

 余談ついでに。


 公演全然当たりませんねえ。でもねえ、モバイル会員のサイトがずいぶん改良されましたね。大改造っていいかも。


 モバイルで公演の予約を入れるでしょ。すると「Myページ」に「現在予約中の公演」という欄があって、そこにステータスが表示されるんです。<5月2日(水)18:30「Reset」公演>とか。
 で、今までは抽選にはずれるといつの間にかステータスが<現在予約中の公演はありません>に変ってたんです。
 「あれ? 俺公演予約してなかったっけ?」とか思ったりして。公演予約して抽選に外れたんじゃなくて、そもそも予約なんかしてなかったんじゃないか? なーんだ予約入れてなきゃ抽選外れようがないよなああっははは、なんてね。
 でも今度のシステムはいいよ。
 抽選が終わるとバン!「落選」と出ますから。しかも太ゴチで。ね、胸がすーっとすらあ、こちとら江戸っ子でぇ。


 はぁ。


 その代わり「見逃し2」が当たったんです。K5。Team E。
 他にも何とかなりそうな日をいくつか申し込んだんですけど、全部だめでした。
 

 K5は大好きです。あまり人口に膾炙してないステージですけど、名曲揃いだと思ってます。「逆上がり」をフラゲで一本書いたくらい。だから当たったのはすっごく嬉しかったです。


 でも総統閣下のお怒りを覚悟で言わせていただきますと、正直欲を言えば(いわゆる)本店さんのチームのステージが見たかった。


 だってよく知らないんですもんTeam E。だってほら、公演DVD出て無いじゃないTeam E。
 メンバーでわかるのは金子くらい。松村先輩の同郷でルームメイトで宇宙人だってことくらいしか知りません。


 だから急遽SKEのオンデマ会員になって、あわてて予習中。
 SKEのオンデマのカメラワークって、すんごいよね。一本カメラが寄ったり引いたり振ったり。それだけ。AKBの公演オンデマ見慣れてる身からするとすっごく新鮮。まあ生身がシアターで見るときの絵面ですよ、ってことなんでしょうか。


 で、Team E。
 SKEの末っ子のチームで最初の公演がB3。何となくイメージは湧きますよね。「てもでも」も悪くなかった。


 でもK5はちょっとハードル高くねえ?
 

 K5って、ひまわり1&2を経て一皮剥けて、「最終ベル」で二皮剥けて、Team Kのひとつの到達点のようなセトリだったんじゃないかって思うんですよ。タイトル曲の「逆上がり」も、「K1やK2のころは出来なかったことが、今はこんなに自在にできるようになった」って感慨を込めた曲でしょ。で、これまでを振り返って前を向き直って「To be continued.」で締めしょ(ちゃんとピリオド付き)。で、この後Team Kの解体ですもんね。ある意味すげえドラマティック。


 古参のKリーガーの人だったらTeam Eがやるの「10年早い!」って言いそうだよね(正確には「1年10ヶ月早い!」だけどね)。あ、総統閣下をさらに怒らせちゃった感じですか? 
 

 曲調も、お姉さんっぽい曲が多いでしょ。可愛いラブソングなんてありゃしないの。
 K5の頃のTeam Kの平均年齢は18歳ちょい、梅島夏代に限れば20歳越えでしたもんね。


 一方Team Eは全員未成年で平均年齢16歳強。合法的に飲酒できる人が一人もいません。てことは

   溶けた氷 汗をかいたグラスに/ミントの葉

 ソーダ水になっちゃいますよね、このグラスの中身。あのイントロ流れると野呂さん(あえて敬称つけざるを得ないでしょう)が浮かぶんだよなあ。AX(じゃねえ)TDCでも見たし。 


 Team Eにとっては大試練かもしれません。


 なーんてこれだけ総統閣下の逆鱗に触れるようなこと書いといて何ですが、とっても楽しみです。K5、いやE2の初日。ひょっとしたら、Team Eとご縁が生まれるかも知れませんね。
 

 おっとますます「シアター・パイレーツ」から離れちゃったね。
 でも僕にとっての初シアター(TDCだけどね)体験、せいぜい

   ステージから/自由が見えるくらい

 盛り上がって来たいなあ。

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