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2012年8月11日 (土)

花と散れ!5

words
video 

 関係ない話にここまで引っ張られちゃあ「花と散れ!」も迷惑ですわ。
 ぷんすかぷんすか。

-- 


 「みなさんこんばんは。AKB48 Team 4です」。

 
 「僕の太陽」公演で彼女たちがTeam 4と名乗って挨拶をしたのは、2011年10月10日の初日が最初で最後だった、という話。


 現在AKB48の劇場の公演では、チーム名を名乗らないのが「お約束」になっている。
 なぜなら2011年4月8日から、劇場公演は建前上チーム制ではなくなったから。理屈の上ではどの演目をどのチームがやっても構わないし、どのメンバーがどの公演に出てもいい。


 だから最初の挨拶は、たとえ全員研究生であっても「こんばんは、AKB48です」でなければならない。


 これは劇場公演に限らない。
 公演をそのままTDCの舞台に持ってきたという態の、「見逃した君たちへ」。ここでも「お約束」は守られていた。TDCの舞台でチーム名を名乗ったのは栄の3チームだけだった。


「僕の太陽」2回めの公演は初日から5日めの10月15日昼。
 この時彼女たちは「お約束」通り、「こんにちは、AKB48です」とだけ挨拶をした。「Team 4です」とは言わずに。


 つまり初日に「Team 4です」と名乗ったのは、ホントにイレギュラーな出来事だったんだ。
 

 初日、最初のMCを先導したのは、島崎か島田のうち、歌わずに「レッツゴー」だけでオーディションを突破した方(あああああうるせいうるせい、そこまでわかってるんなら島崎でいいだろそうだよぱるるだよ)なのだが、挨拶自体は舞台上の全員がそろって声をあげる。だから事前に「Team 4」と名乗ることはメンバーは承知していたはずだ。挨拶の練習だってしただろう。


 2011年4月以降、「お約束」が出来てから、彼女たちが舞台に立った回数は諸センパイ方よりはるかに多い。「お約束」を知らなかったはずはない。
 それなのにどうして初日の舞台で、彼女たちは「Team 4」と名乗ったのだろう。


 ぽんこつが出ちゃったのか? 
 ぽんこつが出ちゃったフリしてマネしたのか?
 それであとで運営に怒られたのか?


 それとも「初日」だから特別にチームの名を名乗らせて貰ったのか?


 今は理由はわからない。


 ただひとつ思うのは、あの日、高らかにチームを名乗る彼女たちの声は、この上なく晴れやかだった、ということだ。

  走れ!私/全速力で

 
 そう、あの時のステージ、彼女たちは額を輝かせて、全力で走っているように見えた。
 その姿に、僕は参っちゃったんだよなあ。


 いまや本店を見限って博多の人になっちゃった感がなきにしもあらずのメモリストさむさん。
 そのさむさんによる、「僕の太陽」公演初日のレポ。

 パフォーマンスレベルを上げるのはもちろんのことであるが、お客さんに楽しんでもらおうとか、 みんなで1つになっていいステージを作り上げようとか、むしろそういう意識的な部分の方が重要なのかなと思う。 意識レベルの向上ができれば、チーム力の底上げに大きく繋がるんじゃないかなと思う。 まだできたばかりのチーム、始まったばかりの公演なので、長い目で見ないといけないのかもしれないが、 意識面がちょっと気になった。

 僕が心を奪われたTeam 4の初日のステージだったが、見る人が見れば問題は少なくなかったようだ。
 ちなみにさむさんは、彼女たちが「Team 4」を名乗ったことを聞き逃していない。
 ちゃんと

■MC1 (自己紹介)
島崎遥香 「みなさん、こんばんは」
みんなで 「AKB48 チーム4です」客、拍手

ibid

 と記録されている。


 その後も長い目でさむさんは見続けてた。そして2012年3月16日。

 今日は見ていて、最初から疲れていたような子も何人かいたとは言え、 いつも以上に躍動感はなく、振りもバラバラ。この公演の初日よりもクオリティが低いと感じるくらいだった。
  (中略)
 もう50回以上やっているけど、チームとして、あまり変わった感じもしない。 個々に伸びてる子はいるけど、ほとんど伸びを感じない子もいるし、チームとしてはほとんど成長を感じない。
  (中略)
 長い目で見ないといけないのかなと思うのだけれども、悪戦苦闘だったり、もがいてる感といったものはなく、 ただ毎回同じことの繰り返しをしている感じなので、この先もチームとしては変わらないんじゃないかなと思ってしまった。

 うわあ。
 厳しい指摘に反発した「ファン」もいたようだけど、言われるうちが花だったんだよね。「ずっと見てくれる人」「ちゃんと言ってくれる人」がいなくなった組織は(個人も)たいてい潰れちゃう。それはおっさんになるとよくわかるんだが。


 窮状を見かねてカギさんがTeam 4公演を見て曰く。

「バックダンサーとアンダーに慣れ過ぎて『自分たちの』公演という自信や、それどころか当事者意識すら持てずにいるのではないか」

 「みんなで1つになっていいステージを作り上げようという意識」とか、「自分たちの公演という自信や当事者意識」とか、やっぱ方法としてはまずチームでまとまるしかないんだと思うんですよね。


 そう、とどのつまり、彼女たちはチームになっていない。


 よそのチームを支え続けて、どこかのチームに入れるよ、と言われてその気になって、でもこれからは公演はチームごとじゃなくなりました、って言われて、でもやっぱり君たちで新しいチームになってね、ってことになってキャプテンが決まって、でもそのキャプテンがいきなり謹慎して、公演じゃチームを名乗れなくて…。


 「シアターの女神」やってる方が楽しかった、って子もいるんじゃないかな。
 かわいそうな、「うちの子」たち。


 でも「かわいそう」ではもう済まされない時期だぞ。
 

 今から思えば、彼女たちはずっと「Team 4です」って言い続けるべきだったんだ。
 「大人たち」が何て言おうと、「お約束」なんか知ったこっちゃない。
 「あたしたちはTeamだ、Team 4だ」って、叫び続けるべきだったんだ。
 「目撃者」にも「RESET」にも「シアターの女神」にも出続けよう。よそのチームのアンセムだって歌おう。でもあたしたちはTeam 4だ。ここがあたしらの国だ、と。


 あたしらにあたしらのチームのアンセムを歌わせろ、と。


 Team 4っていうか彼女たちって、いい曲貰ってるんだよね。
 「High school days」とか「走れペンギン」とか。
 

 でも一番アンセムに近いのはこれでしょ。

  センター行くぜ~!!

 これなあ、いい歌なんだよなあ。野心満々で。カッコよくて。でも研究生の歌なんだよなあ。
 この現状を抜け出して、どっかのチームにに昇格する、ってテーマだもんなあ。
 何しろ

  ちょっと ライバルを蹴落さなきゃ

ibid

 だもんなあ。
 これ歌ってみんなで力あわせてガンバりましょうってことには、ならねえかとほほ…。
 こんだ出るアルバム、Team 4のアンセムになるような曲は入って… ねえよなあ秋元センセイ。


 アンセムつながりで「花と散れ!」にリンクした? してねえかとほほ…。


PS.
 うおおおお。8月13日「RESET」当たっちゃった!!
 また相笠のキレキレダンスが現場で見られる!! 
 それにしても研究生すげえ使われよう。土曜の2回公演から日曜の博多公演を除いて木曜までずっと研究生の「RESET」。
 セレクションで傷ついた彼女たちをResetするために今イチバン必要なことなんでしょうね。


PPS.
 これを書いたのは、東京ドームコンサートの直前でした。


 2012年8月24日、ドームコンサートの最終日に「再組閣」とTeam4の廃止が発表されました。
 そして同年10月25日、Team 4による「僕の太陽」公演は千秋楽を迎え、「うちの子」たちの夢の王国はひっそりと解散しました。


 千秋楽のその日「Dreamin' girls」をはじめ、あたまの4曲を歌い終えた後、彼女たちはシアターに詰めかけた客とモニターの向こうで彼女たちをじっと見つめる僕らに向かって挨拶の名乗りをあげました。

 
 「みなさんこんばんは。AKB48 Team 4です」と。


 最後の最後に、シアターでの公演ではTeam 名は名乗らないという「お約束」をかなぐり捨て、ひときわ大きな声で。


 「Team 4です」と。

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