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2013年12月

2013年12月31日 (火)

泣きながら微笑んで7

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>彼女の夢が実現する日。「AKBの大島優子」が、「日本の大島優子」になるその日、僕らは去っていく彼女を泣きながら微笑んで送り出さなきゃいけない。彼女もまた、大粒の涙に縁取られた無垢な笑顔を見せてくれるだろう。

 
>彼女のいないAKBに慣れるまでにはずいぶん時間がかかるだろうけど。

-- 

> K3から数年後、大島優子は声帯の手術を受けることになる。
> それまでノドのトラブルが多く、ややかすれた声の上に高音が苦しかった彼女であったが、手術後はずっと澄んだ声を伸びやかに出せるようになった。

 
> でも僕はK3千秋楽の優子さんの、少し無理をして、少しかすれた歌声が大好きだ。
> あの日歌うことの出来なかった最後のひとことを含めて。


 > みなさまよいお年を。


  こう書いたのは、ちょうど2年前の今日のことだった。
  この2年が長かったのか、短かったのか今の僕にはわからない。

  泣きながら微笑んで/あなたを見送りましょう

  その日、去って行く優子さんに対して僕は、約束通り微笑みながら見送ることができるだろうか?

2013年12月30日 (月)

春が来るまで

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 ただいま恋愛中、もしくは愚かにして切ない恋愛の諸相・第2幕第2場
 「忍ぶ恋」

 
 別に隠す必要なんかなかった。まっすぐに私を見つめる、その人のその眼差しに、ただうなづくだけでよかった。
 それはとってもカンタンなこと、のはずだった。


 どうしてそれが出来なかったのだろう。
 どうしてそのことを包み隠そうとしたんだろう。


 うなづいて微笑みを返せば、それだけでよかったのに。


 あの日。
 あと少しして学校を卒業したら、あの人は都会に出てしまう。
 私はこの街に残る。
 今日だったら、私もついて行くって言えたろう。
 一緒にいられれば何とかなる。今ならわかる。


 でもその時私はただのこどもだった。
 だからせめて、あの人に私のキモチを伝えよう。
 明日こそ。そう思って眠れぬ夜を過ごした。明日こそ。 


 その朝。
 

 夜半から降り始めた雪が全てを覆い尽くしたというのに、雪を降らせた雲はあっという間に去って行った。
 まるで品のいい手の込んだ手品のように。
 

 その朝。
 窓の外は輝く世界。風は冷たかったけれど、おひさまの光は冬がもうすぐ終わることを教えてくれていた。


 その光に満ちた明るい景色を見た瞬間、私の中の夕べの決心が消えた。
 なぜだったのかは今でもわからない。でも不思議と心は穏やかだった。
 「今日も、いつもの朝と同じように振る舞おう」。
 まるで、真っ白な雪が私の想いを覆い隠してしまったみたいだった。
 「おはよう」。
 約束なんか一度もしたこともないのに、いつものようにいつもの場所に立っていたその人に言えたのは、いつものその言葉だけだった。
 「おはよう」。


 私とその人は、雪を踏みしめていつもの通学路を歩いた。きゅきゅっと言う音が心地よかった。私はこの瞬間がいつまでもいつまでも続くことだけを祈っていた。本当に話さなくちゃいけないこと以外のことを話し続けながら。


 たぶん、それでよかったのだろう。


--


 おいおい、びっくりしたなあもう。
 この前曲「7時12分の初恋」の書き始めはもう1年以上前じゃんかさ。
 その間いろんなことがあって、それなりに感慨はあるんだけど、1年以上かけて再確認したのは、やっぱ現場だよなあってこと。
 オペラでも他のグループでも同じ。そしてAKBはやっぱしシアター。
 大箱のコンサートの楽しいっちゃ楽しいんだが、やっぱしシアターが一番。


 最近呼ばれたTeam Kのなんとか公演、楽しかったのは間違いなかった。でもMCのお題「これからやりたいお仕事」で言ってた「CM」とか「グルメレポーター」とかに、僕はどうしても興味は持てなかった。
 うん。CMが決まったらおめでとうと素直にお祝いできると思うんだけど、僕は別に彼女たちのCMが見たいわけじゃないんだなあ(松村終身名誉先輩は除く。彼女がピンでCMをやるのだったらそれは見たい。圧倒的に見たい)。
 

 僕が見たいのは、歌い、踊り、しゃべり、笑い、泣き、歓喜し、落胆しながらも生き生きとその瞬間の生を生きる彼女たちなのだよ。それも間近で。
 一方的に見ることをふつうは「会う」とは言わない。だって「会う」というのは相互的なものだから。僕が見る彼女が僕をほんの一瞬でも見るときにはじめて「会う」は成立する。


 その相互作用がかろうじて可能な距離。


 それこそが「会いに行けるアイドル」の raison d'être。

 
--


 それはさておき。
 書き始めたころは過去の公演だった「ただいま恋愛中」なのですが、ほったらかしにしている間にTeam BIIがステージに上げているじゃないですか。


 Team BIIねえ。
 これまでぜんっぜん視界に入っていなかった子たちですよ。
 ほとんど知らないし。
 顔と名前が一致するのは「ガラスのI LOVE YOU」でたかみなポジにいた室とじゃんけんで名をはせた下から読んでもイマデマイじゃねえムトウトムじゃねえ上枝恵美加くらい。
 でもせっかく「ただいま恋愛中」やってるんだからってことで、ただいま勉強中。


 「春が来るまで」。
 作曲はよすすアニキ。
 オリジナルのA4では大島と星野のデュエットでした。BIIは太田久代。

  春がやって来るまで/消えないで

 春までには何とかまとめたいです、この曲について。 

2013年12月28日 (土)

プッチーニのラ・ボエーム

  イサンゴ・アンサンブル
 東京芸術劇場


 見たのは12月19日。書いてるこれは27日だが備忘のため。


 「南アフリカのタウンシップ(黒人居住地)を舞台に生まれ変わる『ラ・ボエーム』」。

 
 イチバン前の席が空いていたのでイチバン前の席を取っていたんです。一種の貧乏性なんだね、これ。だってどこかのシアターじゃ夢のまた夢なんだもの、最前。


 普通のオペラだと、オーケストラピットがあるので最前席と言っても舞台から離れています。シアターの立ち見最前よりちょっと遠いくらいの距離感。だから最前席でも視界に字幕が入る。
 したらオケピがないんでやんの。
 オケの代わりに、舞台左右にはずらっと並んだマリンバとスティールドラム。


 おかげさまで、シアターの最前と同様の距離で役者さんたちとコンニチハ。
 すっげえ迫力。
 ただその代わり字幕が見えない。首を捻らなきゃ見えない。
 なあに、こちとら「ラ・ボエーム」は何回も見てんだ、はなの "Queto Mar Rosso" からフィナーレの ”Coraggio…MImi!" まで字幕なんざ見なくても何言ってるかはだいたいわかる。
 と思ってたのだが、始まってみたら英語で、明らかにオリジナルとは違うことを言ってる。
 おかげさまで首を捻りつつ堪能いたしました。
 

 オリジナルでは屋根裏部屋なのだが、舞台のしつらえは路地裏。それもスラムの。かつての黒人居住地とはかくや。
 開演直前に三々五々集まってきた役者が、雑談している。これも演出か、とは思うのだがどうにもリラックスした様子。
 客電が落ちると、おのおの持ち場につき、マリンバ、スティールドラムの演奏が始まる。
 コーラス。おおよく聞くと「ラ・ボエーム」のイントロではありませんか。
 

 約2時間。
 オリジナルのシナリオをはしょって、ずいぶん短くしてはいるものの、それはやはり「ラ・ボエーム」だった。
 ミミの本名がルチアじゃなくてルシンダだったりするのだが、でもみんなで飲みに行くのはやっぱりモミュスだったり、春になるまで一緒にいようって歌うのが南半球では8月だったりするわけだが、やっぱり「ラ・ボエーム」は「ラ・ボエーム」だった。


 終幕、ロドルフォ(じゃねえや、ルンゲロ)に抱きしめられながらミミは息を引き取る。
 死因は結核。これもオリジナルと同じ。決して昔の病ではない。


 オリジナルのロドルフォは舞台上のボヘミアンたちの中で一番最後に(観客よりも後に)ミミの死に気づくのだが、ルンゲロは、最初に気づく。だってずっと抱きしめているんだもの。
 でも友人には涙をこらえながら「ミミは眠った」と告げる。
 友人たちによって、ミミの遺体には粗末なシートが掛けられる。


 パリの若者たちには、苦しい貧乏時代を生き抜けば栄光を掴む希望があった。若き日に亡くなった恋人も、いつの日にか悲しくも美しい思い出に昇華することもできたろう。
 でもケープタウンの若者たちにとって、そんな希望はカケラもなかった。
 あったのは明日も明後日も同じ日が続くだろうという絶望と諦念。


 振り返ればかくも隔たった世界に僕はいる。流す涙の温度は同じではあるのだが。
 なるほど、どこにだって天使はいるというわけだ。

2013年12月17日 (火)

シングル曲の順番をどう憶えたらいいのか、僕なりに何ヶ月か考えた割にはたいしたことなかったなあ

 寄り道をしました。
 そりゃしゃーないでしょ。8周年だったりシアターご招待だったりするんだからさ。
 そうこうしているうちに「鈴懸なんちゃら」無事発売、祝無事16作連続ミリオン達成。


 シングル曲の順番を憶えるシリーズ最終回。
 前回は20枚め、「桜木」まででした。今回は21枚めから。
 日本にとって未曾有の危機が襲来した2011年のことでした。 


 21枚め。「Everyday、カチューシャ」
 みな(3・7)るん大好きエビカツきしめん
 21でうまい語呂が合わせられなかったんで、3x7=21でオマケして下さいな。
 みなるんこと大場、兼任で栄に行きました。
 大場があっちで好物になったのが、名古屋名物エビカツときしめんってわけ。ウソだけど。
 栄行ってよかったよねえ。愛されてるし。無駄な険が取れてキャラ変わった感じもするし。あと松村先輩loveになっちゃったし。
 その大場が初選抜されたのが、この「エビカツ」、ならめでたしめでたしなんだが、残念。大場はカップリングの「ヤンキーソウル」に出てましたね。
 「夏の水着ソング」2枚め。
 全部の録りを終えてミックスダウンしている最中に東日本大震災が起こったんだそうです。


 22枚め。「フライングゲット」。
 夫婦(22)でフラゲ
 ご夫婦でヲタをやってらっしゃるわけですね。アルさんちみたいに。
 3枚めの「総選挙ソング」。
 あっちゃんが前年の雪辱を果たしました。
 さらに言えば、秋元康に初のレコード大賞をもたらした曲でもあります。
 カンフー映画仕立ての豪華PVでしたが、ヲタは「めちゃいけ」こと「抱きしめちゃいけない」を熱烈支持しましたっけ。

 
 23枚め。「風は吹いている」
 兄さん(23)と復興支援で風邪を引き
 2011年「秋の自己啓発ソング」は東日本大震災復興支援ソングでもありました。
 たくさんの人々が東北へ足を運びました。2011年3月末、微力ながら僕も福島へ行きました。車中で聞いた前週のANN、冒頭にかかったのは「誰かのために」でした。
 そう、一度も会ったことの無い「誰かのために」何かをすることが人間が人間であるゆえん。
 とは言うものの、エアコンの止まったホテルは寒かったなあ。風邪は引きませんでしたが。


 24枚め。「上からマリコ」。
 西(24)から登って上からマリコ
 元ネタはもちろんこちら
 お日様ならぬマリコ様が天上界から下々を照らしてこそ平和なポンニチじゃありませんか。ねえ。
 これでいいのだ。
 「じゃんけんソング」の2枚め。
 さすがマリコ様、運もお強い、とこの時は思いました。


 25枚め。「Give me five」。
 Twenty-five, Give me five
 ぺーぽぷっぷっぷー ぺーぽぷっぷっぷー ぺーぽぷっぷっぷー。
 ぷっぷーらぷーらぷー。 
 2012年の1枚め、「春の卒業ソング」4枚め。
 ここまでの3枚はタイトルに「桜」がついていたのですが、この曲からは「桜」なし。
 でも歌い出しは「さっくっらのうったがー まっちにながれー」ぺっぺー。
 秋元先生、この「桜の歌」って「桜木」か「栞」のつもりでしょ。でしょでしょ。
 この曲は是非生演奏生歌で聞いて欲しい。ぺっぺー。
 PVはねえ、1回は我慢して見たけどねえ、陣内先生が「されど我らが日々—」を読み出した時にはひっくり返った。なんじゃこりゃ。
 まあキョウビ「されど我らが…」読んだことあるヤングなんていないでしょうが、ある年齢以上の人(ダンカイってヤツですかぁ?)の一部には熱狂的な支持を得てた本なんですよね。
 オダジマ先生曰く「俺もね、これはかぶれていた。(この本を今読み直してみてこんな本にかぶれていた)若いころの自分って、こんなばかだったか、とあらためて衝撃を受けた」。
 なんで陣内先生こんな本朗読するんだろ。
 と思ったら、カントクの杉田成道ってまさに「されど我らが…」ど真ん中の人なのね。
 しかもフジテレビの超お偉いさん。
 なーんだ、秋元先生のご接待なんだ、これ。
 「いやあ、さすが杉田先生。先生に撮っていただいてホントによかった。若い人には決して作れないPVでゲス」ってヤツだったんだ。
 陣内先生が朗読してる最中、ずっと「何だそりゃ」って顔してる鰻ちゃんがステキ。


 26枚め。「真夏のSounds good !」。
 風呂(26)の中ではサウンズ good
 ほら、エコーかかるから多少ヘタでもね。
 「夏の水着ソング」3枚め。ヨシマサ兄貴の御作。
 この曲で、秋元康はついに作詞家売り上げ日本一になった。そう、天才作詞家の呼び名を欲しいままにした阿久悠こと贈従四位旭日小綬章深田公之の記録を抜いた。やすす先生の感慨やいかに。
 あっちゃん最後の曲でもあるんだけど、あんま印象ないんだよね。PVも途中でヤになっちゃったし。何あれ。カワイイ女の子怪我させて萌えるのは二次元までだって。プンスカプンスカ。
 でもカップリングには名曲「ぐぐたすの空」が入ってます。はい、松村先輩の出演作ですね。
 今でも「ぐぐ空」は聞いてます。


 27枚め。「ギンガムチェック」。
 不慣(27)れなセンター大島優子
 「総選挙ソング」4枚め。
 不慣れつっちゃ失礼か。優子さんに失礼続きで申し訳ありません。
 久しぶりに楽しいPVでした。でもやっぱしあんま曲の印象がない。
 でもカップリングの「ドレミファ音痴」と「Show fight!」はよかった。はい、前者は松村先輩の出世作ですね。34位が決まった瞬間、箱崎のパーキングエリアにいたんだよなあ。車駐めてつべ見てたんだ。思わず「うおー」とか言っちゃった。


 28枚め。「UZA」
 ニヤ(28)りと笑うウザい奴
 AKB界隈でウザいの誰?
 あれだ。ハックルさんこと岩崎もしドラ夏海だなんだいあの「ふうーん」ってあいづち見てても聞いてても読んでもむかつく一言しゃべっただけであれだけ人を不快にさせるのってある種の才能と言うべきだよなそんな人全然思いつかないや。AKB界隈ってステキな人ばっかしだから。
 「秋の自己啓発ソング」4枚め。
 この曲はかっちょよかった。お首カクカクも好きだった。
 ただねえ、おまけでついてきた「ギンガムチェック」のPVねえ。
 あれかねえ、「GIVE ME FIVE !」見て俺にも撮らせろ! つったのかねえ。
 そりゃ実績も恩もある監督だけどさあ、高い金掛けた接待だなあおいやすす。


 29枚め。「永遠プレッシャー」。
 憎(29)まれぱるる世に憚る
 「じゃんけんソング」3枚め。
 いや、憎んじゃいませんけどさ、まあ巷間いろいろ言われましたよね。
 マリコ様の時は素直に「やっぱ運も強えなあ」と納得したんですけどね。
 ずっとチョキだけ出し続けて売り出し中の島崎優勝ですか。そうですか。まあ偶然なんでしょうけどね。
 「運営の推しも人気も、運の前には無力」であって欲しいんですけどねえ。
 曲はねえ、やっぱ印象ないなあ。
 あ、歌い出しいきなりの「わたしーにー期待しなーいでー」には笑ったなあ。


 30枚め。「So long !」
 三十(30)路にSo long
 AKB創業を支えた脂の乗ったヲタ諸君が、守成期を迎え次々に40代に突入して行くとゆう情景。
 「40代になってAKBでもねえか」などとはな言わそ。
 2013年の1枚め、「春の卒業ソング」としては5枚め。
 歌詞には一応「桜」出てきますね。
 これも印象が薄いなあ。何かねえ、情景が具体的過ぎて感情移入しにくいの。
 「一緒に走ったグランド」とか「ハグしたらこみ上げてきた」とか。
 しまいにゃ「結婚式に招待する」だって。きーもちわりー。
 でも高校生にしてみりゃとってもリアルなんだろうなあ。評判いいだろうなあ。
 「ね、こういうのが君たちの卒業式なんでしょ」ってやすすが薄ら笑いを浮かべているみたいでやだなあ。
 PVは大林監督。
 これもあれか、ご接待なのか。
 出だしいいかなあ、って思ったんだけどなあ。大林ワールド結構好きだし、渡辺選手好演してたし。でもいちいち字幕が出て来てやな予感して、2分過ぎにおばあちゃんが戦争の話しはじめてウンザリしちゃった。


 31枚め。「さよならクロール」。
 さい(31)ならクロール
 んんん、ちょっと苦しいか。34枚めだったらよかったんだけどねえ。
 「夏の水着ソング」4枚め。
 総売り上げ180万枚越え。総出荷枚数200万枚越え
 投票権のおかげさまかなあ。投票総数264万票だってよたまげたなあ。まあ僕もずいぶん(自粛)。
 PVは蜷川実花監督。「ヘビロテ」を思い起こさせるような、キレイでカワイイ絵。今回は一応全員映ってたのね(プールの中で山田発見。約0.5秒)。自意識過剰で説明過多でくそつまらないゲロ小芝居ばかり続いててウンザリしてた手の込んだPVが続いた後なので、このシンプルな作りがほっとしますね。ただあの水着って女の子から見てイケテるの? 
 曲はまあまあでしたかね。どうも僕水着曲って相性良くないみたい。でも劇場盤カップリングの「LOVE修行」はすげえ好き。そら13期14期ヲタだもん。
 

 32枚め。「恋するフォーチュンクッキー」。
 ミニ(32)スカ似合う指原莉乃
 別候補では「みにくいセンター」ってのもあったんすけどね。日頃松村先輩がお世話になっている指原Pに対してそりゃさすがにドイヒーだろうと。
 いやマジ足はキレイですよ足は。
 「総選挙ソング」5枚め。
 センターポジションは指原先輩。
 それにして指原先輩が都落ちしたときには、こんな展開想像も付きませんでした。左遷病没した菅公にあらずして筑前から再起して天下を獲った足利尊氏ばり。
 PVのメインはHKT劇場前でのパレード。
 あれは要するに指原皇帝陛下の凱旋式。天下を獲ったその証拠に、AKBグループの上位陣を全部かっ攫ってきて、博多の劇場の前を練り歩いて民衆にご披露した訳。
 JKT盤もいいよ。ジャカルタのお前ら(俺ら?)の表情がいい。元ゴンさんの声が懐かしい。SNH盤はただいま注文中。  
 ちなみにこの時の「総選挙」、松村先輩は第24位。
 あの時徳光さんは「10位も上げて喜びの表情です」とか何とか言ってました。でも名前が呼ばれた瞬間、間違いなく松村先輩は落胆してました。それが見て取れた僕もだけどね。支店の研究生が「24位」でがっかりするたあ面白えことになって来たぜ。


 33枚め。「ハート・エレキ」。
 さんざん(33)待ったにゃんにゃんのセンター
 ええ、各種報道で「初センター」とか言われてるけどさあ、「夕日を見ているか」のセンターってぱるさんだよねえ。
 ポジはシェブロンのトップだし、歌い出しだし、PVだってほぼ主人公だよねえこれ(部活いやになっちゃってサボってるぱるさんをマネージャーの峯岸が引っ張ってく。ぱるさんはぶっちぎってバイト行こうと思ってたんだなきっと)。 
 でもあれだな、センターだったこときっとぱるさん憶えてないんだろう。
 インタヴューで「初めてのセンターいかがですか」って聞かれて「いや実は前にもやったことあるんですよ」って言わなかったんだろうな。
 「にゃんにゃんセンターやったことあるじゃん」「えーそうだっけー、そんなことあったような気もするけど、忘れた-」って。曲売れなかったし。
 「秋の自己啓発ソング」のはずが、2013年はちょっと外してきましたね。
 曲はねえ、あんまし聞いてないの。ほとんど印象が無い内に次の曲にが発売されちゃった。
 PVはねえ、ゴメン、小芝居が始まったところで切っちゃった。「純情フィロソフィー」のPVは何回か見たけど。
 

 34枚め。「鈴懸なんちゃら」。
 山椒(34)の木の道で「くしゃみが止まらない」と言ってしまったら僕の主治医は何と答えるか、僕なりに考える迄もなくアレルギーだろってやや当然すぎる結論のようなもの(76文字)
 そもそも「山椒の木の道」って何よ。山椒って街路樹にならんでしょ。ねえ。
 やっと最新シングルにたどり着きましたね。 
「じゃんけんソング」の4枚めです。
 ずっとパーだけ出し続けて次期エース候補筆頭の松井J優勝ですか。そうですか。まあ偶然なんでしょうけどね。
 「やらせ」とか「八百長」とか言う言葉は使いません。
 秋元先生が「ガチだ」と言うのならばそれを信じましょう。何度も言ってきたように、これは彼のPARTYなんだから。
 ただJが優勝してよかった、と思っているスタッフがいるならば猛省を促したい。いや、ショウバイという点じゃなくて。AKBという運動体の根本原理に対する無理解という点で。
 AKB的には、下から読んでも上枝恵美加が優勝するのが望ましかった。少なくとも3年前の秋元先生ならばそう思っただろう。創造神にして破壊神ヤススならば。
 PVはねえ、何がしたいのかちょっとよくわかんない。
 でもカップリングの「Party is over」は少し好きかな。
 ちょっとだけ「La Isla Bonita」を彷彿とさせるラテンのアレンジ。"Spiritus sanctus"って聖句がカソリック風。
 この曲、PVの構成やタイトルから、何か今後のAKBの方向性を暗示しているんじゃないかって読み筋もありますが、うーん、どうだろう。もし何かを仄めかしたかったら、タイトルは「PARTY IS OVER」と大文字表記にしたはず、というのが僕理論。詳細はこちら。ま妄想だけどね。


 というわけで、AKB48シングル全36曲の順番憶え方でした。
 試験には出ないけどね。

2013年12月12日 (木)

手をつなぎながら

 「みなさん、こんばんは、AKB48 Team 4です!」


 シアターにその名が高らかに告げられた。
 かつてはシアターで名乗ることが許されなかった名。
 その名をここで聞くことができる日が、こんなに早く来るとは思ってなかったよ。
 だって誰に聞いても、AKBで今イチバンいけてる公演は「手をつなぎながら」だって言うんだもん。倍率考えると、そう簡単に当たるとは思わなかった。
 

 ありがとう、光宗大明神様。あと今日はいなかった峯岸坊主(もう坊主じゃねえや)観音様!
 ということで、12月11日、恐らく今年最後の公演当選。ちょっと早いクリスマスプレゼントを頂戴いたしました。


 シアター着17時ちょっと。
 インフォメでプレゼントを預ける。相笠さんに。なんか恒例になりつつあるけれど、昇格のお祝いのつもり。
 ほんとは16人全員にあげたかったのだけれど自重。
 相笠、僕が最初に見た「目撃者」公演で一番心に刻み込まれた人。
 あの頃はちっちゃかったけど、脊が伸びたよね。
 その後いっときはどうなるか心配なこともあったけど、「パジャマドライブ」からこっちまたよくなって来た。
 彼女は間違いなくAKBの宝だと思う。


 入場巡は憶えてません。ただ言えるのは、立ち見センター3列目が僕の定位置になりつつあるということ。なあに、ちゃんと両目で見えればいいさ。


 「手をつなぎながら」公演。


 オリジナルのS2とKII2はDVDで見てたし、Team H1はオンデマで何回も見てよく知ってるつもりだったんですが、やっぱり生で見ると違いますね。
 カワイらしい曲が全然カワイらしくないの。いや、見た目はカワイイんだけど、やってることがカワイクないというかハード。
 何ですか「チョコの行方」のあの高速ステップからの連続逆ターンからのもいちど高速ステップ、そしてジャンプ。あとスクワット。
 今まで気づかなかったけど、よく見るとスクワット多めだよねこのセトリ。カワイイカワイイ「大好き」でも軽くスクワット入ってるでしょ。半月板やっちゃうよおじさん。
 みんな要所要所ですげえ足上げるし。西野上げすぎ(うそうそ。もっとやりなさい)。


 梅田(た)。 
 うめだじゃないようめた。うめたん。
 「僕の太陽」公演では「愛しさのディフェンス」で相笠と、「パジャマドライブ」公演では「パジャマドライブ」で西野と組んでた梅田(た)。
 「手つな」公演では「Glory days」でついに相笠西野に取り囲まれちゃった梅田(た)。
 相笠のダンスは相変わらずキレキレ。見ようによっちゃ求道的でもある冴えたダンス。どこかに完成形のダンスがあって、そこに少しでも近づけよう、と努力しているかのような。客の目、というよりも相笠自身が厳しい目で見てる感じ。
 西野のダンスも相変わらずノリノリ。客の視線を爆釣りしながら楽しさを振りまくダンス。決まった形から常に離れようとしている。自由に、もっと自由にと言わんばかり。オーディエンスのスピリットと常に寄り添うような。
 パフォーマンスの点から言えば、間違いなくTeam 4のツートップですよね。
 うわあ、きっついなあ、この2人と一緒じゃあどうやったって埋没じゃん梅田(た)。
 そう思うでしょ。
 それがねえ、そうでもないの。梅田(た)、いけてるの。
 梅田(た)は相笠西野とは違う魅力で目を奪うんですよ。
 これまでじっくり見てこなかったからうまく言えないんだけど、カッコカワイイ、と言うべきなのかなあ。「うわうめたんイイじゃんカワイイじゃん」って瞬間が随所にあった。もうちょっとしっかり見なくっちゃだわうめたん。
 この「Glory days」、誰見ていいかわかんなくて困る。ホント困る。


 岩立。
 峯岸坊主観音様がお休みで「この胸のバーコード」センターでした。
 みぃちゃんには申し訳ないが、休んでくれてありがと。
 いいもの見た。
 さっほおー。男できただろ。できてない? 
 うっそだー。できたよー。
 何か前と違うぞ。あ、これ前に茂木でも感じました。
 とにかく色と艶がワンランクアップしてた。フルメンの曲だと目立たないんだけどね。


 岡田(奈)。
 「雨のピアニスト」じゃ野性バクハツだった。とにかくカッコいい。
 あと柔らかな笑顔がずいぶん増えた。
 「笑顔を作るのが苦手で」って悩んでたけど、そう、なぁちゃんは無理に笑わなくたっていいんだよ。ちゃんーんと花は咲きます。


 村山。
 「純情主義」では相笠に引っ張られてた感があったけど、もう完全独立ですよ彩希。
 「真っ赤なゆいりんご」やってたし。
 動きが格段によくなってる彩希。あんまりよくてカフスがスカートにひっかかっちゃたもの。
 「チョコ」じゃ14期を引っ張ってたもの。
 ハイタッチじゃ思わず声かけちゃったよ彩希。
 でもなんで「ゆいり」って読むのか、字の由来を尋ねてるんじゃないのに彩希。


--

 
 「鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったらちゃんちゃーらちゃんちゃんちゃんちゃん」が初日百万枚売り上げを達成しなかったとか、レコ大三連覇は絶望的とか、AKBは衰退期だとか、んなんどーでもどーでもいい。


 僕の言いたいのは、「パジャドラ」の時みたいに、お呼ばれはこれ1回きりというのは止めて下さいね、ということ。たのんますよホント。

2013年12月 9日 (月)

シングル曲の順番をどう憶えたらいいのか、僕なりに何ヶ月か考

 乃木坂の松村を(かわいい方の)松村ってどうゆうことよてめえ松村終身名誉先輩disってんのかよ、ってやだなあ松村先輩は(もっとかわいい方の)松村だってば。
 

「鈴懸の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのだろうか、何日か考えてみた上での僕なりのここまでは何も見ないでタイプしたんだがあってるのかどうか急に心配になってしまった」発売記念、シングルの曲順を憶えるシリーズに戻ります。


 前回はメジャーデビュー後の1枚めから10枚めでした。
 年で言えば、2006年から2008年。
 今回は11枚め、激動の2009年から始まります。


 11枚め。「10年桜」。
 十年一日(11)十年桜
 11でうまい語呂が合わせられなかったんで、10+1=11でオマケして下さいな。
 所詮人生邯鄲の夢黄粱の一炊。ならば10年が1日ならばお釣りが来るくらいの長さ。なんてね。だってもう8周年だもんね。もうちょっとで10年。
 運命の年2009年最初のシングル。
 前年2008年の2月に「桜の花びらたち2008」がリリースされ、その後定番となる「春の卒業ソング」の嚆矢となりました。その第2弾がこの曲。
 印象的なPVは都市伝説も生みました。撮ったのはやっぱり高橋栄樹監督。小芝居もありますけれど、この程度の短かさだとアクセントになっていいですよね(←やっぱりギンガムチェックdisってんじゃん)。


 12枚め。「涙サプライズ」。
 とうに(12)ばれてるサプライズ
 「じゃあ最後の挨拶をしましょう…せーの」
 「ちょっと待ったああああ」
 何という予定調和。こんなのサプライズじゃないやい。
  このPVも高橋栄樹監督。小芝居はあるけど短め。幸せな幸せなサプライズパーティー。
 ただねえ、これってあっちゃんの妄想じゃないの? なーんて考えがむくむくと浮かんできます。
 あっちゃん冒頭で伊藤(悪の教典)英明先生にぼーっと見とれてて、その後伊藤先生から花束を貰う白日夢を見るんです。
 そんなあっちゃんを見てたクラスのみんなに手紙が回るんだけどさ、その時の表情を見てると、悪意しか感じられません。ぱるさんの表情見てよ。どう見ても、
 「今日あっちゃんの誕生日だからみんなで祝ってビックリさせてあげようよ」ではなくて、
 「前田ムカつくから放課後体育館でフクロにしようぜ」って手紙にしか思えない。
 そもそも目隠しして体育館に拉致するなんてリンチのメタファーでしょ。
 だからみんなに祝って貰ってるのも、実はあっちゃんの白日夢。ホントはボコられてる。
 シメはアンナ先生だね。倒れるまで行軍さすぞピノキオ軍でゴルァ。


 13枚め。「言い訳Maybe」。
 いざ(13)出陣 初の総選挙
 んー、シングルの順番憶えるくらいの人なら、最初の「総選挙ソング」が「言い訳」だってわざわざ言わなくてもいいよね(←という言い訳)。
 一番最初に僕のハートをもっぎもぎした曲でもあります。
 今でもあのDsus4が流れると気持ちが少ーしだけ高揚します。
 このPVも高橋栄樹監督。小芝居が少し長くなります。だから僕はえれぴょんの字が消えたらDsus4のジャカジャーンまですっ飛ばして見てました。


 14枚め。「RIVER」。
 石(14)ころ投げろあの川に
 いろいろあった2009年の最後を飾る曲。
 秋の自己啓発ソング」1枚め。AKB初のオリコン1位を獲得した曲でもありました。
 カギさん曰く「AKBのルビコン川」。 
 これまでの売り上げが数万枚単位だったのが、ここからいっきに数十万枚になり、ここ境にAKBはものすごく多くものを得て、その代わりに数は少ないけどとても大切なものを失っていくことになります。
 まさに「ルビコン川」。
 この年はイロモノ扱いでなくNHK紅白歌合戦に出場しました。この時の「RIVER」、すっごく気合い入ってたよねえ。富士急RIVERなみ(富士急RIVERかっちょいいよねえ。大島(優)の髪型以外カンペキだよね。今見てもぞわぞわってなる)。
 惜しむらくは紅白のは「RIVERサプライズ!」って構成だったもんで、わずか50秒足らずで「涙サプ」に入っちゃうの。無理やり最後に「おめでとーっ!」って言うためだったんだろうなあ。
  

 15枚め。「桜の栞」。
 以後(15)よく広まる桜の栞
 2010年の1枚め。
 今や合唱曲の定番。AKBは知らなくても、この曲は知ってるって人多いってことですな。
 第2スタンザ、主旋律が「未来の栞」と歌うのに先んじて副旋律が「未来」と歌います。第1スタンザと構成が違うのね。ああ、なるほど、ここはまさに「未来」を歌っているんだ、ということが伝わってきます。みんなで歌える名曲なんだから、もうちっとステージに上げてもいいんじゃね? 
 「春の卒業ソング」としては3枚め。
 PVは高橋栄樹監督がお休みして岩井俊二監督。
 僕スワロウテイルにははまったんだよなあ。悪夢を見たほど。
 変な小芝居がなくて、きれいなきれいなPVでした。 


 16枚め。「ポニーテールとシュシュ」。
 いろ(16)んなシュシュでポニーテール
 秋元先生、髪飾りに何か特殊な執着があるのかしら。
 翌年はカチューシャだし、こんだバレッタだし。そのうち出るかも「ティアラ」とか「簪(かんざし)」とか。あ、わさみんの曲あたりでありそう「島田髷と花簪」(ねえよ)。
 この曲から「春の卒業ソング」の次は「夏の水着ソング(投票権付き)」というのがお約束になりました。


 17枚め。「ヘビーローテーション」。
 人並(17)みにセンター務める大島優子
 人並みつっちゃ失礼か。この「人」は「立派な人」という意味の「人」ね。
 優子さんが見事あっちゃんの連覇を阻みました。
 「総選挙ソング」の2枚め。
 「エロ可愛い」PVということで評判というか顰蹙も買った「ヘビロテ」。
 監督は蜷川実花。「女子目線の『カワイイ』を撮ってみました」ってことだよね。よく出来たPVだと思うけど、下位当選者への愛はなかった。つーか、指原先輩がカワイく見える目を持った女子はいないか(←ドイヒー)。

  
 18枚め。「Beginner」
 イヤ(18)になっちゃうビギナーズラック
 え、お前初応募でなあちゃんの生誕祭公演当たったの? 
 一般枠一枚で? 
 で入場抽選一巡?
 …お前もう長いことないよ。
 ちなみに僕にはビギナーズラックはありませんでした。初当選するまでの長かったこと。もっともたまにしか応募してなかったんだけどね。
 「秋の自己啓発ソング」2枚め。
 今でもこの曲の「命無駄にしてないか?」という問いを聞くと、ちょっとドキっとして、我を振り返ります(ウソだけど)。


 19枚め。「チャンスの順番」。
 行く(19)ぞチャンスの順番だ
 この年から始まったじゃんけん大会。
 「秋ソング」の後に「じゃんけんソング」が入って年5枚態勢になり、今も続いてます。そりゃ公演曲も書けねえよなあ。カップリングのクリスマスソングもお約束に。
 決勝戦は誰よりも勝ちたいという気持ちを露わにしていた内田(岩)と、誰よりもこの大会を嫌悪していた石田(ロック)でしたっけ。
 この時は内田も石田も全然知らなかったなあ。
 運営の「推し」も、ファンの人気も、「運」の前では何の役にも立たないんだよ。
 秋元先生はそう教えたかったのだろう。少なくともこの年は。
 「今度は勝とう」ではなく、「今度は勝ちに行こう」というワーディングに痺れた曲でした。
 あと、どうしてもBメロのリズムが取りにくい。なんでだ?
 かくして2010年は暮れ、紅白は「AKB48神曲スペシャル」。NHKが「神」とか言い出したら、それは陳腐化した証拠だわね。
 この頃はまだAKBが気になり出したばかりでした。当時の映像を今見ると、後ろメンバーの顔ばっか見ちゃうのね。大家とか野中とか。ライブ映像でフロントメンバーを見ずに、後ろにばっか視線が行くようになったら立派な「村民(C有吉)」になっちゃった証拠。


 20枚め。「桜の木になろう」。
 二十(20)歳の記念に桜の植樹
 2010年最初のシングル、「春の卒業ソング」3枚め。この年から年5枚態勢になったので、年の初めの卒業ソングは5の倍数枚めということになります。憶えやすいね。
 「卒業する人」ではなく「卒業生を見送る人」をテーマにした佳曲。
 昔で言ったら「贈る言葉」、最近では「旅立ちの日に」と同じ系譜の曲ですね。
 PVが意味深だったので「あれ、どういう意味?」という疑問が各所でわき起こりました。
 でもPVは別にして歌詞を読めば素直に「ああ、卒業生を見送る先生の気持ちなんだ」とすぐにわかる、筈でしたでもそれがそうは行かず、「木になるってイミわかんない」という声も多くありました。
 ちょっとビックリしました。この言葉の伝わらなさ加減。
 「僕は悲しくてー泣いているーだって君に会えないからー」って言わなきゃ「会えなくて悲しい」という心の中身が伝わらない、みたいな。
 この頃からか、秋元先生はことさらにわかりやすい言葉を書くようになった気がします。

2013年12月 8日 (日)

Glory days

words

   この今を青春と呼ぶのならば
   どうやって過ごせば輝くの?

 もうとうに「青春」という季節は過ぎ、「朱夏」どころか「白秋」、下手をすれば「玄冬」に差しかかっている身ではありますが、心の中に棲まう若者(ガキ)がお礼を言いたいと申しております。


 この1年遊んでいただきありがとうございました。
 さすがに涙に暮れるような出来事はありませんでしたが、公演には5回呼んでいただきました。
 松村先輩の晴れ舞台も目撃することができました。
 

 まだまだ先の話ですが、ヲタの血を引き継いだ孫ができたら、是非語りたいものです。
 「じいじはな、お前が今夢中になってるAKB48のいちばん最初の頃から見てたんだぞ。20年かけて、こないだやっとVIPにしてもらったんじゃぞ(認知症が進んでいるのか、ちょっと盛ってますね。ホントの最初は見てません)」と。


 8周年、おめでとうございます。
 次の1年もよろしくお願いします。

2013年12月 6日 (金)

仮面舞踏会&トスカ

 また寄り道です。


 仮面舞踏会&トスカ@東京文化会館 by トリノ王立歌劇場


 12月4日5日2日連チャンでオペラ。どちらも東京文化会館。
 ちょっとお腹いっぱい。
 トリノ王立歌劇場は3年ぶり。前回は2010年7月、「ラ・ボエーム」で、ムゼッタをモリマキが演ってましたっけ。


 12月4日「仮面舞踏会」。
 舞台はイギリス植民地時代のボストン。イギリスの植民地総督が部下で親友の奥さんに懸想して、愛だ神だ血だ復讐だなんだかんだ。ヴェルディ先生おなじみ、死にそうな人の大声のアリアがあって、「あああ死んじゃった-」で終わるヤツ。
 お前らもちょっとマジメに政治とかやれよとか思うんだけど、イタリアオペラって、結局色恋沙汰の次元でモノゴトが進むのね。
 でも案外政治ってそういうもんかも。
 政治といったら、最近ちょっと出番の多い小泉純一郎元総理大臣がおられました。知り合いでもなんでもないけど思わず黙礼。
 舞台装置はちょっと貧弱で、第三幕以外は(超金持ち学校の)学園祭に毛が生えたくらいのモンでした。
 「ラ・ボエーム」はよかったのになあ。
  

 12月5日「トスカ」。
 舞台はナポレオン戦争時代のローマ。ローマの警視総監が政治犯の友だちの彼女に懸想して、愛だ拷問だ戦争だだ一発やらせろって言ったら殺されちゃって、政治犯の友だちは撃ち殺されて、彼女は飛び降り自殺。さすがに飛び降り中に歌うことはなかったが。
 まあオペラなんてぶっちゃけるとこんな話ばっか。
 話は陰鬱なんだが、別段それで暗い気分になることはないのが救い。
 タイトルロールのパトリシア・ラセットは凄かった。二つ名を「世界最高の“歌う女優”」というそうだが、確かに"Vissi d'arte"は名演だった。
  

 そうそう、しょっちゅう見かける「オペラ座の怪紳士」は二晩とも最前列にいました。
 

--


 ここんとこ乃木坂の生田絵梨花がピアノ弾き語りで歌う「君の名は希望」をずっと聞いてます。
 「バレッタ」の特典映像で佐久間正英がプロデュースしたやつ。
 以前からいい歌だなとは思ってたんですが、何かが違う感じがしていました。
 でも生田弾き語りはすっと心にしみ込んできます。


 乃木坂で知ってたのは生駒白石(かわいい方の)松村くらい。
 生田のことは知りませんでした。
 生田と佐久間の関係も、彼の病気のことも。
 

 生田、とても素直で心地いい声です。でもとりたててうまい訳ではありません。声量は不安定だし音程を取り切れてないところもちょっとありました。そもそも彼女の音域にには少し低い曲のようです。


 それでも。
 そう、この曲は、こう歌われるべきだったんだ。
 ちょっとだけ泣きました。


 オリジナルの何が違ったのだろう。
 何度も聞き比べ考えました。


 この曲の主人公は、「透明人間」とあだ名されるような少年でした。
 周りの人たちから無視され、彼もまた周りの人たちと関わろうとはしない。
 だって、足下にボールが転がって来て、それに気づいても無視するんですよ。ボールを拾って返す、それだけのことが出来ない。それくらい世界との関わりを絶っている。
 完全に「コミュ障」ですよね。
 少年にどんなことがあったのかはわかりません。
 

 ただ不思議と悲惨な感じはしない。
 少年に深く傷ついた体験があったとか、何かが決定的に欠落しているとか、そういうことではなく、なぜかただ淡々と「セカイ」から自分を隔絶してそこで安らいでいる感じ。


 そこに現れた彼女が全てを変えます。
 大したことはしていません。ただ、少年がボールを拾って投げ返すのをじっと待ってた。
 恐らく微笑みながら。
 たったそれだけ。


 それをきっかけに少年は変わります。
 彼を変えたのは彼女の力ではありません。それは少年がもともと持っていたもの。

  こんなに誰かが恋しくなる/自分がいるなんて
  想像もできなかったこと

 ただ少女は、ちょっとした仕草と微笑みを与えただけ。
 

 ただそれだけのことでした。 
 その瞬間に少年は恋に落ち、「セカイ」に復帰します。
 そこは美しい。
 でも決してそれだけではない。
 悲しみの雨や空しさや切ない思いの溢れている場所です。
 そうか、彼はそれが怖かったんだ。だからちょっとだけ離れていたんだ。


 でも大人になるってことは、そういうことなんだよ。ちょっとだけ似た経験のあるおじさんは、少年の肩をぽんぽんと叩いてあげたくなります。そんな経験の無い大人は、一人もいないんだよ。
  

 恐らく少年の恋は実らないでしょう。遠くから眺めているだけで終わってしまうんでしょう。
 でもそれでもいいんです。その恋は彼が「セカイ」に戻った証なんだから。


 ということで、この曲が語るのは、人生の一時期のごくごくささやかで、はかない物語です。
 気恥ずかしくて決して人前で大きな声で語られるようなものではありません。
 ましてや大人数が堂々と高らかに歌ったりするのを少年が聞いたら、顔真っ赤にしてまた逃げ出しちゃうよね。
 

 だからこの曲は、こう歌われるべきだったんです。
 素直で少し未完成な少女の声で。


 聞く方もそうです。決して大音量で聞いちゃいけません。
 部屋を暗くして、ひとりで。
 自分の中の、かつてそこにいた臆病で未熟で、でも誰かを愛したくて仕方なかった自分に向かってそっと。
 

 セッションが終わり、最後に生田が佐久間に対して「また、いつか」と言います。


 佐久間が、そして誰もがその「いつか」が来ないかもしれないことを知っています。
 でもそんなことは少女にとって大したことではありません。
 なぜなら希望とは明日の空のことだから。
 今日植えるリンゴの木のことだから。
 

 だから佐久間はためらうことなく少年のように「はい」と答えました。
 足元に転がって来たボールを投げ返すように。
 希望に向かって。


--


 2014年1月21日追記

 
 昨夜、佐久間正英氏永眠の知らせが入った。
 生田の「いつか」はとうとうやって来なかった。
 と思ったらそうでもなかった。
 生田が正月番組で弾いた「そばかす」、正英オジサマのプロデュースじゃないですか。
 病床のオジサマは、絵梨花ちゃんのピアノを聴いたかな。
 てっぺんにはならなかったけど、楽しい明るい、聞いてて生きてることが嬉しくなるような演奏だった。
 そうか、生田はこうやって、何度でもオジサマと一緒に音楽を作り続けることが出来るんだな。

   未来はいつだって/新たなときめきと出会いの場

 たとえ身が滅んでも、その魂には何度でも出会うことが出来るんだ。 

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