A4

2014年3月25日 (火)

純愛のクレッシェンド

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 ただいま恋愛中、もしくは愚かにして切ない恋愛の諸相・第2幕第3場
 「少女の欲望」


 ゆっくり回っているシーリングファンに徐々に焦点があってきた。
 知らない間に眠ってしまっていたらしい。でも身体の奥の方のひりひりした痛みが、それが夢ではなかったことを教えてくれる。
 遠くで聞こえるのは、雨音。それともシャワーの音だろうか。

 
 済んでしまえばあっけなかったな。

 
 突然の雨は言い訳だった。
 「服が乾くまで、ちょっと雨宿りして行きましょう」。


 自分でもびっくりするくらい、その言葉はさらっと出てきた。
 別に用意してきたセリフじゃないのよ。練習だってしてない。だっていきなりの雨でびしょびしょなんだもの、このままじゃ風邪ひいちゃうわ。しょうがないじゃない。

 
 彼は驚いただろうか。


 表情は見えなかったけれど、その瞬間つないでいる彼の手から、何かが流れ込んで来たのがわかった。
 雨を避けてビルの軒を伝いながらたどり着いたのは、ふだんは立ち寄らないようなエリア。けばけばしいファサードの濡れた人工大理石に点滅する赤いネオンが反射していた。一瞬のためらいの後、彼は私の手を引いた。
 雨宿りをするには余計なものがずいぶん多いこの部屋に。


 彼は驚いたに違いない。


 私の中にあんな私がいることを、彼は驚いたに違いない。
 でも私はちっとも驚いていない。

  
 淡い憧れや胸震わせる思い。目があっただけで薄紅に染まる頬。
 私たちのそういったものを、男の子たちは清らかなもののように思っている。
 うん、清らかなのはマチガイないけれど。
 でもそういった清らかなものの果てには「これ」が待っているってことを、私たちはとっくの昔にに知っていた。今日この日が来ることを、ずっと前から知っていた。


 だから私は、自分にちっとも驚かなかった。
 ただ、思ってたよりあっけなかっただけ。


 窓の遠くで稲妻が光り、ずいぶんしてから雷が鳴った。
 彼が近づいてくるのが聞こえる。

 
 今はもう少しだけ眠っているふりをしよう。
 服がすっかり乾いてしまうまで。


--

   愛の雫を/たった一粒/与えられるだけで

   枯れた心が/息するように/女は開く


  「7時12分」に「春が来るまで」。
 じれったいほど幼い恋が続いたと思ったらいきなりこんな大人の恋。
 いやいや、「いきなり」なんて思うのは男だけかもね。
 ひょっとしたら女の子にしてみれば、こんな恋も「純愛」の範疇。
 
 
 
 

2014年3月18日 (火)

春が来るまで4

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 ステージのこと。


 前曲「7時12分」のメンバーがはけると、舞台には黄色い花をまとった2人。あれはタンポポなんでしょうか。背中には羽根も生えてます。可愛らしい衣装。あの羽根、「蜂」説もあるんだけど、チョウチョだよね? 
  

 オリジナルのA4は、大島&星野(念のため今さらだけど大島ってのは大島麻衣のことだよ。優子さんを名指すときは大島(優)または大島優子。佐藤といえば佐藤ゆかり。渡邊はTeam Aの志穂、渡辺は麻友)。大人っぽい「春」なんだけど、この時大島19歳、星野21歳だったんですね。

 
 出だしから大島は涙目。
 収録当日は2007年6月26日。
 A4の千秋楽、Team A最後の日(になるかも知れなかったんですよね、当時は)に加え、大島の親友、星野の「卒業」の日でもありました。
 大島と星野、この2人の絆はとても強くかったそうです。
 この曲、どちらかが公演を休んだ時は代役を立たず、ソロで歌っていたとのこと。大島と星野2人だけの曲を歌うのもこの日が最後でした。


 しかも客席は、この時のために配られたサイリウムで黄色一色。
 そりゃ涙腺も弛みますわね。
 残念ながら公演DVDの歌声は「かぶせ」で、当日の大島の歌声を聞くことはできませんが、大島の名誉のために申し添えるならば「ソロ時、涙声であぶなくなるも、持ち直す」とはメモリスト・さむ氏のお言葉。
 大島、キュートな顔に似合わずハスキーな声です。


 余談ながらこの曲の2人はAKBを辞めた後、2人ともソロで曲を出しました。
 大島の声は伸びやかで張りがあり、星野のそれはしっとりとして心に沁みます。
 この2人のデュエットを生で聴けた人は幸せだよなあ。


 わずか4ヶ月、31回で千秋楽となったオリジナルのA4公演「ただいま 恋愛中」でしたが、ひまわり組公演(H1、H2)が終了した後リバイバルされます。それも約半年で終了しました。


 それから5年後の2013年11月、「ただいま 恋愛中」公演はNMB48 Team BII2として甦ります。
 Team BII、難波ではちょっと影の薄い、でも勢いはあるTeam 。


 「春が来るまで」を歌っているのは、太田夢莉と久代梨奈。
 大島ポジが久代、星野ポジが太田。どちらも1999年生まれだって。A4の千秋楽の時にはまだ小学校1~2年生だった2人です。これを書いている時点で、14~15歳の中学生コンビ。
 それでも結構堂々としているのよ。この2人。
 

 初日からずっと見ています。そうすると情が移るね。
 大島星野には申し訳ないが、僕の頭の中では「春が来るまで」と言ったらもう太田久代だもの(なんだいさっき「この2人のデュエットを生で聴けた人は云々」と言ってたくせに)。


 特に久代。
 ちょっと切れ長の目の、難波には珍しい正統派のべっぴんさん。だからこそ埋没しがちなのかもしれません。


 時々「7時12分」のあっさんポジに入ることがある(そういう時は「春」の星野ポジに研究生の明石奈津子が入り、太田が大島ポジにスライドします)んだけど、そこではふつうにカワイイカワイイお嬢ちゃんで、そんなに心を惹かれることはありません。
 でも「春」の久代はなーんかいいんだよねえ。


 基本は笑顔。
 だいたいは微笑みながら歌っているのですが、要所要所で「切なさ」を表現しようとしています。そう、この歌ってすごく切ない歌なんですよね。しかもそれをあんまり表に出しちゃいけない。


 好きだけど、その気持ちを伝えてはいけない。
 大人にしてみれば、たわいも無い理由なんでしょう。
 でもその時の当人にしてみれば深刻なこと。思春期にはそういうことが山ほどありましたっけ。


 第2スタンザのサビ前、「どこかで会えるかな/山茶花の咲く道で」は久代パート。歌いながら上手側から下手に移動し、太田との位置が入れ替わります。


 その後の「私はきっと」から「微笑みは胸の奥」までは太田パートで、久代は太田の下手側にいます。
 この歌っていない時の久代の表現は、たいていの中継では映っていません。まあ太田のソロパートだからしょうがないんだけどね。


 ただカメラ割り自体は固定されていないようで、時々この場面の久代が見切れていることがあります。
 たとえば2014年1月4日。この日Team BIIは新春特別出張公演と称して、幕張にあるよしもと幕張イオンモール劇場のステージに立ちました。
 そのせいか、いつもの劇場とカメラ割りがずいぶん違っていて、太田パートでの久代の表情がしっかり映っています。
 

 この時の久代。
 最初は微笑みを浮かべているのですが、「微笑みは胸の奥」の歌詞にあわせるかのように次第に笑みが消えていき、切ない表情に変わります。相手に自分の気持ちが伝わってしまわないように、微笑みすら堪えようとする女の子のいじらしさが伝わってきます。
 

  サビの「告白できれば楽なのに」はユニゾン。久代はその一瞬前にマイクを左手から右手に持ちかえます。ですからサビのフリは太田と鏡面対称。サビで鏡面対称にする演出、「禁2」でもありましたね。このさりげないマイク持ちかえるとこを見るのも好きなんですが、やっぱりなかなか映りませんね。あ、2014年1月29日は赤澤久代合同の誕生日イベントでしたので、映ってました。


 サビの直後もいいです。


 「楽なのに」とサビを歌い終わった瞬間、久代はやや下手を見ています。太田パートの「言葉じゃ伝わらない」にあわせて久代は上手を向くのですが、この時の目の表情。
 「残心」という言葉がありますが、下手に心を残しながら、すっと上手に向き直る。はじめ見た時は「うおっ」とか声が出ちゃいましたよ。「何だ今のは」って。
 その直後、もう一度下手に向き直るのですが、この時も上手に心を残した感じ。
 日によっては、ぎりぎりまでためてから断ち切るようにを向くこともあります。


 久代、やるなあ。

 
 相棒の太田はここまでは出来ていない。もうちょっとあっさりしてます。
 もっとも2人とも同じだと暑苦しいかも知れませんが。


 是非下手前方に座って、生で見てみたいなあ、この2人の「春」。

2014年3月10日 (月)

春が来るまで3

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 いやもう、ホント春が来ちゃうね。


 「春が来るまで」で思い出した美しい四重唱のこと。
 「ラ・ボエーム」第3幕の4重唱「さらば甘い目覚めよ」。


 「ラ・ボエーム」。
 オペラなんだけど、わいもないお話と言えばそれまでです。


 19世紀半ばのパリ。
 7月革命で守旧派の王様を追い出してた「市民の王」ルイ・フィリップの治世。ごたごたはあったけど、活気のある時代だったのだろう。
 パリの屋根裏部屋で、若さと才能はあるけどお金と地位はない4人の若者が、その日暮らしだけど明るい生活を送っていた。
 詩人、画家、音楽家、そして哲学者。みごとに世の中の役に立ってないよね、みんな。

 
 ヒロインのミミ、本名はルチア。
 造花作りが本業だというけど、たぶん副業もある。
 「お祈りはするけど、教会のミサにはあんまり行かないの」って、神父様には評判の芳しくない「副業」のせいなんでしょうきっと。ミミって通り名も副業用なのかも知れない。


 詩人のロドルフォとミミがある夜出会い、愛しあう。そして別れ、もう一度会ったときにミミは死ぬ。たったそれだけのお話。あ、画家のマルチェルロとたぶん「副業」が本業のムゼッタがくっついたり離れたりもする。


 ミミは結核を病んでいた。
 ロドルフォはミミよりも先にそれに気づいた。
 当時結核は不治の病、貧乏な自分と一緒にいてはミミの命はあっという間に消え去ってしまう。幸いミミに懸想する金持ちの子爵がいる。自分と別れて、子爵に世話をして貰えば、ミミも少しは永らえることができるかもしれない。


 だからロドルフォはミミに別れを告げる。
 ミミもそれを受け入れる。たぶんそれは自分の命のためではなく、ロドルフォのため。口にはしないけれど、ロドルフォに病をうつさないためかもしれない。


 美しいデュエットのその後ろではマルチェルロとムゼッタが壮絶な罵りあいの末喧嘩別れ。
 「看板絵描き!」
 「マムシ!」
 「ヒキガエル!」
 「鬼ババア!」
 これもまあ、馬鹿馬鹿しいが恋の一幕。

 
 雪の降る中で抱きあうミミとロドルフォ。
 「さようなら、甘い朝の目覚め」とミミ。
 「さようなら、夢のような日々」とロドルフォ。


 でもねえ、もうちょっと、もうちょっとだけ一緒にいようよ。
 せめて、花の季節まで、一緒にいよう。


 冷静に考えてお互いのことを思うなら、さっさと別れた方がいい。
 何しろ二人の住む屋根裏部屋は北風が吹き込んで、ストーブには薪も無い。だからミミのからだを考えて別れるなら今すぐがいい。
 別れられなければ、一緒にいたいならいればいい。ミミの命を縮めることを覚悟しさえすれば恋を全うすることだってできる。


 でも二人の出した結論は、「別れよう、でも春が来るまでは一緒にいよう」だった。
 恋が導くどっちつかずの、愚かな決心。
 でも、誰も笑うことのできない愚かさ。

 
 ミミは歌う。
 「冬が永遠に続けばいいのに」。


 今のこの瞬間が永遠に続けばいいのに。


 人の世に恋がある限り繰り返されてきた、決して叶うことのない願い。

  春がやってくるまで/残ってて
  思いが降り積もる/恋の雪

 時も場所も、そして何より恋の成熟度が全く違うけどね。
 それでも恋は、恋。

2014年3月 6日 (木)

ただいま 恋愛中

 正直気持ちも少しだけ気持ちが萎えてたところもあった。
 「大組閣」だとかなんだとか、何か知らないところで話が進んでるみたいだ。
 何をどうしたいのか、恐らく誰もわかっちゃいないような感じだった(唯一、松村先輩の人事だけはほっとした)。
 

 何をやってたかというと、ずっとBIIの「ただいま恋愛中」ばかり見てた(あ、仕事もしてたけどね)。
 というか、歌ってないときの久代の表情ばかり探していた(「春が来るまで」のね)。
 ヲタはたくさんついているのだろうけれど、恐らくこの先大ブレイクすることはないであろう、1人の女の子の一瞬の表情ばかり。


 彼女たちが歌っていない時の表情が見たかった。
 なかなか映らないんだよねえ、歌ってない時の顔って。
 だからそれを見るには、そこにいかなきゃならないんだわ。
 そしてそこはちょっとばかし遠いんだよねえ。


 正直気持ちが少し離れかけていたんだと思う。
 毎日毎日送られてくる4か所の「そこ」の映像を義務的に×○□△*している日々。
 もうこのままフェイドアウトでもいいかな、なんて思ってる自分もいた。
 

 そんな時、ちきしょう、絶妙のタイミングで招待状が届きやがった。
 もとい、招待状を頂戴しました。
 横山チームA公演 矢倉楓子生誕祭。
 ユニット曲は違えど、その骨格は「ただいま 恋愛中」のセットリスト。

 
 観戦も9回目。抽選に関しては完全に悟りを開いてるつもりでした。呼んで貰えれば上等ですもの。
 抽選が始まっても動じることなく、シアターのしきたりも熟知した大人の顔で待ってたら、まさかの4巡目。「ええええー」とか言ってんでやんの。
 途端に足取りが速くなってしまって、入り口で係員のおにいちゃんに捕まってしまいました。
 噛んで含むように「お客さーん、走らないで下さい」。うひょー恥ずかしい。
 すまんすまん。僕も走ってるつもりはなかったんだよー。


 初めて見たがらがらのシアター。
 誰も座っていない最前の椅子。
 椅子に座るのは二度目、相変わらず狭っ苦しいけど、目の前には何もない。
 手を伸ばせば(いや、伸ばしませんよ伸ばしませんてば。怒られて追い出されたらヤダもん)そこはステージのカーテン。
 はじまるよーのチャイム。これいっつも外で聞いてたんだよなあ。
 ああ、この声はまゆゆだ。


--


 「Only today」
 スカっぽい明るいメロディに載せた、胸が締め付けられるように切ないリリック。
 今まで何回聞いたろ。
 最前で見ていたら、なぜだか鼻の奥がつんとして、渡辺と視線があった(ように思えたんだよ-)瞬間涙滂沱として禁ぜず。
 現場で泣くのは3回目でした(E公演初体験@TDC、シアター初体験、今度)。
 さすがのもう「初」はねえだろだいたい「初」の度泣いてどうすんだってことだよなあ、いいおじさんが。


 渡辺麻友
 僕はこれまでいわゆる「超選抜」の皆さんにあんましキモチを動かされなかった(てか、シアターでお目にかかってなかったんだけどね)。
 それが夕べのまゆゆ様にはやられました。参りました。蕩けました。
 「みんなの目線をいただきまゆゆ」って、目線吸い取られました。
 完全気持ちは高校生だもん。しかも童貞気味の(げろげろ)。 
 全てが誤解でキモチの悪い妄想であることは重々承知なんだけど、その瞬間渡辺と僕の気持ちが通じ合った(ように思えたんだよ-)。この「妄想喚起力」こそトップアイドルの証なんでしょうね。


 高橋みなみ
 げ、べっぴんさんでやんの。びっくりしちゃった(←失敬な)。
 「ジレンマ」見惚れちゃった。
 

 佐々木優佳里
 これまで4回もシアターで会ったことのあるゆかるん。
 最後に見たのは去年4月のパジャマドライブだった。
 ゆかるん大好きなんだけど、正直そのパフォーマンスは、ごめんちょっと「もっさり」してる印象だった。だから「ヒグラシ」とかならいいんだけど、「てもでも」で岡田(奈)と並んじゃったりすると、ちょっと差がついちゃうよなあって思ってました。「二人乗りの自転車」なんかではっちゃける瞬間がちらっとあったりもしたけど、長続きしないって言うか。
 それが夕べのゆかるんは全く別人。
 飛ぶの。跳ねるの。反りかえって伸びるの。浮いた瞬間のブーツの底と舞台板との距離が、明らかに他のメンバーより数センチは高い(つーか全然浮かないメンバーだっている)。最前だとこういうのよく見えるよねえ。
 「キレっキレ」とまではいかないけど、ゆかるんよく動く。最後まで。
 完全に佐々木優佳里ver.2じゃんか。
 士別レテ三日ナレバ刮目シテ相待スベシ。
 ましてや1年近くも見てないもの、舐めてはいけませんよ。


 「抱きしめられたら」
 名曲だよなあ。
 この頃のやすすって、ホントいい詞を書いてた。
 E2でずいぶん見た。金子小林高木のバージョン。
 でも今宵のこの曲、みんな最初っから肌露出し過ぎ。
 この曲って、見た目で「エロ」な印象強いけどそうじゃないんだよ。ホントは「エロの入り口で戸惑う女の子」なんだよ。
 リズムをシンコペーションぎみに刻むベースが特徴で、フリも決して滑らかじゃ無くて「stop & go」って感じの動き。
 それがまるで行きつ戻りつ戸惑っている女の子の内面を表しているような演出。キモチがだんだんたまっていって、サビのところで欲望が花開いていくコントラストの妙だってある。
 普段は真面目なお天気おねえさんのような女の子が、(恐らくは後ろめたい)恋に惑い導かれて乱れていく、そういうイメージ。
 うん。そうだよ、ちゆうよかNさんだよ。
 だから曲の頭っから肩をはだけてはいけないの。曲が進むに連れ徐々に露わになっていかなきゃ。
 肌見せりゃいいってもんじゃない。みるきーのも見たことあるけど、あれもはなっから出し過ぎ。
 金ちゃんこあみゆまなはもう少し出来てたぞ。


 矢倉楓子
 今日の公演の主役。
 下手最前は彼女のポジでした。ふうちゃんヲタのみなさんゴメンね。
 ちゃんと全力で「ふーっ」ってやったから許してね。


 「前しか向かねえ」
 なんだ糞曲じゃねえかって思ってたのにー。楽しかったじゃねえかちっきちょー。


 人生最短の2時間ちょいでした。
 いつになるか分からないけど、次シアターにお呼ばれされた時に最前じゃなったらがっかりしちゃうのかな。今はそれがちょっと心配です。
 

2014年1月24日 (金)

春が来るまで2

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 雪が降った翌日。空はすっかり晴れていて、街はきらきら光る雪景色に覆われている。
 風はまだ冷たいけれど、春までもう少し、そんな晩冬の朝のお話。


 ちなみに「ただいま 恋愛中」公演には、3曲「冬の歌」がある。
 モトカノと真冬の海を見に行く「Only today」、雪の朝の通学路の情景である「春が来るまで」、冬の夜空に輝くオリオン座を見上げた「君が教えてくれた」。
 そういや「7時12分」も、衣装は、もこもこの冬支度に見えるかもね。


 オリジナルの「ただいま 恋愛中」(間にスペースが入るのが正しい表記みたい)公演がはじまったのは2007年2月。春近きとは言え、冬を運び出すにしては小さすぎる舟の2月。
 これは先日亡くなった吉野弘先生のお言葉。
 今から30年以上も前、僕が中学生の時書いた手紙に、吉野先生は丁寧なお返事を下さいました。
 合掌。


 おっと脇に逸れた。


 歌の主人公は、クラスメイトにひそかな恋をしている。
 もうすぐお別れの時期なのに、その思いを伝えられない。
 

 こういうシチュエーションの片思い、AKBの初期の曲にはたくさんありました。
 たとえばA1「PARTY」公演の「クラスメイト」。

   クラスメイト/今は友達
   だけど 誰より気になるの


 またはK3「脳パラ」公演の「片思いの卒業式」。

   目の前にいるのに/あなたは気づいていません
   こんなに大好きなこと/少しもわかっていません


 AKBっていうとポジティブな曲の印象が強いけど、こういう「告白できない」気弱な心持ちをすくい取るのも得意。
 というか、むしろ「非モテ」「非リア充」のキモチの方が、秋元先生はよくわかるんじゃないすかね。


 さて、この歌詞。


 ちょっと聞いただけではわかりにくいところがあります。

   春がやってくるまで/消えないで
   隠したこの愛しさ


 「消えないで」と願っている対象はなに?
 最初ここだけ聞いたときは、それは主人公が抱いている「愛しさ」の感情のことなのかと思っちゃいました。自分の気持ちに対して、消えないでって、え、何それって。


 でもそうじゃないのね。
 曲を通しで聞いてみるとわかる。消えないでって願っているのは、

   春がやってくるまで/残ってて
   思いが降り積もる/恋の雪


 昨夜降った「雪」なのね。
 なんで「消えないで」「残ってて」と願うかというと、雪が「愛しさ」を隠してくれている、という設定になっている。「愛しく思っているその気持ちを」隠している「雪」に対して、「春が来るまで消えないで」と願っている、と。


 昨日降った雪が街のいろんなものを隠しているように、このまま消えずに私の恋心も隠し続けほしい、春が来るまで。
 まるで和歌の解釈のようでもありますが、そんな気持ちを歌った曲でした。
 

 わかりにくかった理由のひとつは、この曲のテーマアイテムである「雪」について、「いろんなものを隠すように、私の恋心をも隠す雪」って歌ってるのと同じところで「降り積もる恋の雪」って言っちゃってるんです。
 つまり「恋心を隠すもの」としての雪と、「積もっていく恋心のメタファー」としての雪がひとつの曲の中で混在してる。


 「雪」が「恋心を隠すもの」であるかと思えば「恋心そのもの」でもある。だもんでわかりにくかった。
 これは秋元先生の筆がちょっととっ散らかってたと言うべきでしょうね。


 まあ、とにかくどういう事情なのかはわからないけれど、この子は「あなた」に告白することはおろか、「あなた」を愛しく思っていることすらもばれてしまっていけない。


 でもその一方で、「あなた」が自分の気持ちに気づいてくれることをひそかに願ってもいる。


 えー、矛盾じゃん。ばれちゃまずいのに気づいてもらいたいってどうゆうことよ。
 なんて言っちゃいけません。ばれちゃまずい、でも気づいてもらいたいという矛盾こそ、自分ではどうすることも出来ない恋の本質なんですから。


 でもどうして気持ちを伝えられないんだろうね。
 その理由について、想像はいろいろ膨らみます。


 たとえば、「あなた」は親友の恋人だったのかも知れません。
 たとえば、「あなた」ってのが主人公と同性だったのかも知れません(女の子どうしまたは男の子どうし。前
者の方が「萌え」ですけどね)。
 またはただ単にずっと幼なじみで過ごしていて、今さら「好き」だなんて言い出せないって思い込んでいるだけなのかも知れません。
 

 事情はわからないけれど、たいていは大人が忘れてしまった大したことのない理由なんでしょう。
 

 でもね、理由は忘れてしまってもそれにともなう「痛み」は(というより「痛み」があったという記憶は)、おっさんになっても思い出すことができるものです。
 秋元先生もそうだぜきっと。


 それにしても、思いを打ち明けようとせず「春がやって来るまで」このままでいたい、という主人公の願いを聞いていると、僕はこれもまた切なく美しいアリアを思い出します。


 それは、僕がイチバン好きなオペラ、「ラ・ボエーム」、その第3幕の4重唱「さらば甘い目覚めよ」。

2013年12月30日 (月)

春が来るまで

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 ただいま恋愛中、もしくは愚かにして切ない恋愛の諸相・第2幕第2場
 「忍ぶ恋」

 
 別に隠す必要なんかなかった。まっすぐに私を見つめる、その人のその眼差しに、ただうなづくだけでよかった。
 それはとってもカンタンなこと、のはずだった。


 どうしてそれが出来なかったのだろう。
 どうしてそのことを包み隠そうとしたんだろう。


 うなづいて微笑みを返せば、それだけでよかったのに。


 あの日。
 あと少しして学校を卒業したら、あの人は都会に出てしまう。
 私はこの街に残る。
 今日だったら、私もついて行くって言えたろう。
 一緒にいられれば何とかなる。今ならわかる。


 でもその時私はただのこどもだった。
 だからせめて、あの人に私のキモチを伝えよう。
 明日こそ。そう思って眠れぬ夜を過ごした。明日こそ。 


 その朝。
 

 夜半から降り始めた雪が全てを覆い尽くしたというのに、雪を降らせた雲はあっという間に去って行った。
 まるで品のいい手の込んだ手品のように。
 

 その朝。
 窓の外は輝く世界。風は冷たかったけれど、おひさまの光は冬がもうすぐ終わることを教えてくれていた。


 その光に満ちた明るい景色を見た瞬間、私の中の夕べの決心が消えた。
 なぜだったのかは今でもわからない。でも不思議と心は穏やかだった。
 「今日も、いつもの朝と同じように振る舞おう」。
 まるで、真っ白な雪が私の想いを覆い隠してしまったみたいだった。
 「おはよう」。
 約束なんか一度もしたこともないのに、いつものようにいつもの場所に立っていたその人に言えたのは、いつものその言葉だけだった。
 「おはよう」。


 私とその人は、雪を踏みしめていつもの通学路を歩いた。きゅきゅっと言う音が心地よかった。私はこの瞬間がいつまでもいつまでも続くことだけを祈っていた。本当に話さなくちゃいけないこと以外のことを話し続けながら。


 たぶん、それでよかったのだろう。


--


 おいおい、びっくりしたなあもう。
 この前曲「7時12分の初恋」の書き始めはもう1年以上前じゃんかさ。
 その間いろんなことがあって、それなりに感慨はあるんだけど、1年以上かけて再確認したのは、やっぱ現場だよなあってこと。
 オペラでも他のグループでも同じ。そしてAKBはやっぱしシアター。
 大箱のコンサートの楽しいっちゃ楽しいんだが、やっぱしシアターが一番。


 最近呼ばれたTeam Kのなんとか公演、楽しかったのは間違いなかった。でもMCのお題「これからやりたいお仕事」で言ってた「CM」とか「グルメレポーター」とかに、僕はどうしても興味は持てなかった。
 うん。CMが決まったらおめでとうと素直にお祝いできると思うんだけど、僕は別に彼女たちのCMが見たいわけじゃないんだなあ(松村終身名誉先輩は除く。彼女がピンでCMをやるのだったらそれは見たい。圧倒的に見たい)。
 

 僕が見たいのは、歌い、踊り、しゃべり、笑い、泣き、歓喜し、落胆しながらも生き生きとその瞬間の生を生きる彼女たちなのだよ。それも間近で。
 一方的に見ることをふつうは「会う」とは言わない。だって「会う」というのは相互的なものだから。僕が見る彼女が僕をほんの一瞬でも見るときにはじめて「会う」は成立する。


 その相互作用がかろうじて可能な距離。


 それこそが「会いに行けるアイドル」の raison d'être。

 
--


 それはさておき。
 書き始めたころは過去の公演だった「ただいま恋愛中」なのですが、ほったらかしにしている間にTeam BIIがステージに上げているじゃないですか。


 Team BIIねえ。
 これまでぜんっぜん視界に入っていなかった子たちですよ。
 ほとんど知らないし。
 顔と名前が一致するのは「ガラスのI LOVE YOU」でたかみなポジにいた室とじゃんけんで名をはせた下から読んでもイマデマイじゃねえムトウトムじゃねえ上枝恵美加くらい。
 でもせっかく「ただいま恋愛中」やってるんだからってことで、ただいま勉強中。


 「春が来るまで」。
 作曲はよすすアニキ。
 オリジナルのA4では大島と星野のデュエットでした。BIIは太田久代。

  春がやって来るまで/消えないで

 春までには何とかまとめたいです、この曲について。 

2013年7月 2日 (火)

7時12分の初恋9

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 こりゃね、もう終わらんね。


 「ガラスのI LOVE YOU」のコールの話。
 じゃあなんでタイトルが「7時12分」なんだって人はバックナンバーを参照ね。
 「7時12分の初恋8
 

 この曲は、現在AKB48 Team Aのなんとか公演、SKE48研究生公演とNMB48 Team BII1の「会いたかった」、HKT48 Team H 博多レジェンド公演で歌われています。 

 
 つまり同じ曲が同時期に秋葉、栄、難波、博多という、国内の48グループ全ての公演で聞くことが出来る、という希有な状況です。
 ちょっと比べてみようかって気になるじゃない。
 ああ、また大脇道有紗だ。


 まずはSKE研究生公演「会いたかった」。
 初日は2012年2月27日。現在でも続いているので、結構なロングランです。


 最初の頃は先行していた「PARTYがはじまるよ」公演と並行して上演されていました。
 ひとつのチーム(「チーム研究生」ね)が複数の演目の公演を並行してやってたというのは、珍しいことなんじゃないですかね。正規メンバーが揃わなくて、結果的に「今日のは研究生公演でしたてへ」というのはあったやに聞きますけれど。


 初期の頃、歌い出し高橋ポジは安定の斉藤真木子。
 ドン真木子、当時身分は研究生だったけど、なんたってKII1ではスターティングメンバーとして「ガラス」をやってたくらいだもの、年季が違うわね。
 中西ポジは「なんなん」こと菅なな子。残り2人は江籠&古畑でした。


 で、菅へのコールはどうだったか。
 定石通りの「名前2音節」だと、大変に呼びにくい。何せ「なななななななな・ななこ」もしくは「なんなんなんなん・なんなん」。


 で、この4人で「ガラス」をやっていた研究生公演を何本か見返してみました(え? DRM解除? そんな違法なことしてませんよ何言ってるんすか。頭の中に記憶されているソースを見返してるんですよやだなあ)。
 そしたらさあ、この頃のSKEのオンデマ劇場公演の音声って、あんまし客席の音は拾ってないのね。


 だから斉藤に対する「真木子!」は聞こえるけど、菅に対するコールはうにゃうにゃしてよく聞き取れない。弱ったな、と思っていろいろ探したら(頭の中だよ!)、見つけました。2012年8月4日、HKT48劇場でのSKE研究生出張公演。
 この頃、SKE劇場は改装中で、メンバーはいろんなところに出張って公演やってたんですね。


 博多の劇場はSKE劇場とは録音のセッティングが違うんでしょう、観客の声援を過不足なく拾っています。で、「ガラス」での菅へのコール。おお、確かに「なななななななな・ななこ」と言ってます。言いにくいコールをしっかりと打っていました。
 この公演の客層が奈辺にあったのかはわかりませんが、栄から長駆遠征したヲタがいたに違いありません。
 この翌日の8月5日、SKE研究生は今度は難波でも出張公演を行いました。しかしあろうことか、この時のオンデマ配信では、客席の声援は一切聞こえません。映像に録音の音源を被せただけ。トホホホ。


 もうちょっとはっきりコールが聞こえているのは、同じ年の10月25日にCLUB DIAMOND HALLでやった研究生公演。
 この時の中西ポジは宮前杏美でした。で、コールはハッキリと「あみあみあみあみ・あみちゃん」と「名前2音節」。キレイに揃っています。
 

 やがて斉藤、菅(と古畑)は正規メンバーに昇格し研究生公演には出なくなります。
 高橋ポジは中西ポジにいた宮前がスライドし、中西ポジは小林絵未梨が襲いました。小林(絵)に対するコールはやっぱり「えみえみえみえみ・えみり」が基本でした。
 余談ですが、宮前って表情がすっごい多彩だねえ。
 歌い出しの数小節でウインクあり、ハートあり、目をつぶってのブルブルあり、客の釣り上げあり、短い間にネタ何個ぶっこんで来んだよお前って感じ。 


 小林(絵)は2013年5月にSKEを「卒業」していまいます。その後は市野成美が中西ポジを勤め、現在に至ります。この市野に対するコールは、やっぱり「なるなるなるなる・なるちゃん」です。
 

 もっとも例外もありました。
 たとえば、小林(絵)の「生誕祭」があった2013年4月14日の公演。最初のコールは「ちょーぜつカワイイ・えみり」でした。生誕祭委員の意向があったのかもしれません。面白いことに、この時の二度目のコールは「ちょーぜつ」にも「えみえみえみえみ」にもならず、何だかごにょごにょ言った後で、やけに大きな「えみり」でした。
 想像するに、おおかたの客が最初のコールを聞いて、「え? ここって『えみえみえみえみ』じゃねえの?」と戸惑ってしまい、かと言って「ちょーぜつカワイイ」に揃えることも出来ずにコール出来なかったのでしょう。


 市野に対しても、ポジが変わったばかりのころは「ちょーぜつ」コールが打たれることがありました。聞いてると、「ちょーぜつ」チームと「なるなるなるなる」チームが張り合っているみたいでもありましたが、結局「なるなるなるなる」が勝ち。


 まとめると、SKE研究生公演における「ガラス」の中西ポジに対するコールは、現在でも「名前2音節」が基本のようです。


 NMBはどうでしょう。


 NMBでは三期生公演と、現在も上演中のTeam BIIの第1公演(BII1)で「会いたかった」を上演しています。BII1の初日は2012年10月10日ですが、その前に三期生公演として2012年4月29日からやっていますから、これもロングランです。


 僕がBII1を見出したのは2012年11月頃からでしたけど、正直あんま熱心には見てなかったんです。しかもBII1はユニットの入れ替わりがケッコウ多いので、歌っている人を識別するのが大変でした。
 

 BII1の「ガラス」、高橋ポジは室可奈子か久代梨奈、中西ポジは山内つばさが多かったようです。山内に対するコールは、「ちゅばちゅばちゅばちゅば・つばさ」と「ちょーぜつカワイイ・つばさ」が半々くらいでしょうか。
 難波でも「名前2音節コール」健在じゃないですか。


 その後中西ポジには、薮下柊や高山梨子などが入っていました。
 藪下には「しゅうしゅうしゅうしゅう・しゅうちゃん」、高山には「りこりこりこりこ・たかりー」とコールされているのを聞くことが出来ました。
 ただコールしているのは数人、もしくは声の大きな1人くらいで、SKEのように集団が揃って「名前2音節」を呼ぶ状況はあまりありません。


 面白かったのは、僕が見た高山に対する最初のコール、声の大きな1人が「りこりこりこりこ・たかりー」と叫んでいるのですが、明らかに同じ声が次のコール(「(次の行動が起こせない)ー、小心者」に被るところ)では「ちょーぜつカワイイ」に変わる、という複合ワザがあったことです。
 あと「りこりこりこりこ」と来たら「りこちゃーん」かと思うじゃんフツー。裏をかいて「たかりー」だって。
 最初なに言ってるのかわかんなかったよ「たかりー」。


 まとめますと、NMBはSKEほど徹底はしていませんが、「名前2音節」は細々と残っていると言っていいでしょう。


 さらに博多。


 HKT48 Team Hの「博多レジェンド公演」、自己紹介あけ最初のユニット曲が「ガラス」です。高橋ポジは兒玉遥で中西ポジは宮脇咲良。兒玉はこの後Team Aなんとか公演でも「ガラス」をやっています。


 宮脇に対するコールは「ちょーぜつカワイイ」のみ。まあ「さくさくさくさく」とは言いにくいやね。あと中西ポジに村重杏奈が入ることがありましたが、やっぱり「ちょーぜつ」。まあ「あんあんあんあん」てのも言いにくいしね。
 というわけで、博多の「ガラス」で「名前2音節コール」を聞くことは1回も出来ませんでした。


 一回りして最後は「本店」AKBです。


 2012年11月からTeam Aの何とか公演で「ガラス」が歌われるようになりました。
 高橋ポジは渡辺や菊地、中西ポジはだいたい入山杏奈で、時々森川彩香。最近は昇格した佐々木由佳里が入ることがあります。
 

 入山に対して「あんあんあんあん・あんにん」は言いにくいだろうけど、森川に対しては「あやあやあやあや・あーや」はいけるだろ。ましてや佐々木への「ゆかゆかゆかゆか・ゆかるん」なんて「2音節コール」には調度いい名前かなあと思うのですが、ここでは圧倒的に「ちょーぜつカワイイ」が主流。
 

 やっぱ「本店」ではもうなくなったコールなんだなあ、と思った矢先。
 ふいに聞こえたコール。
 5月の公演で佐々木が中西ポジに入ったとき、確かにありました。少なくとも2回(うち1回はたった1人の声だったんだけどね)。


 それでも紛う事なき「ゆかゆかゆかゆか・ゆかるん」コール。古参のGJか?
 いえあ!


 それにしてもゆかるんは高まると楽しそうだなあ。
 いえあ!
 でもゆかるん惜しむらくは「浮いているわターン」が回りきらないのな。四分の三くらいで止まっちゃうの。いえあ!
 あ、「浮いているわターン」についてピーナッツさんの詳細な考察を参照してね。
 

 というわけで「ガラス」における「名前2音節コール」の現状。
 SKEは健在。
 NMBはぼちぼち。
 AKBでは絶滅寸前。
 HKTでは「何それおいしいの?」。
 ということでわかりましたか。


 はい、わかりました。

2013年6月30日 (日)

7時12分の初恋8

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 くっそーやっぱり当たらんなあ。
 抽選申し込んだ直後は期待で一杯なんだけどなあ。いや、完全に希望が潰える直前まで当たる気満々。当たりメールがダウンロードされる予感がずっとしてるもん。我ながら前向きな性格だとは思うよ。
 でもね、当たらんものは当たらんのだよ。


 こういう時は、本筋に戻りましょう。


 そうそう、このブログの本筋はこっちでした。
 昔の曲のことあーだこーだごちゃごちゃ言うの。
 ずっとさぼっちゃってましたね。


 さぼってた理由ははっきりしてます。いろんな「現場」に出るようになったから。
 去年の7月から今日まで、公演が7回、コンサートが3回。
 こんなんヲタの皆さんからしたら小(ち)っちぇっ! と思うんでしょうが、自分にしてみれば小(ち)っちゃくないし!!


 それまでは曲を聴いて、歌詞を読んで、DVD見て、いろいろ調べて考えて書いてました。それはそれで楽しいことではあるのだけれど、現場の楽しさを知ってしまうとどうしても気持ちがそっちに引っ張られがちになっちゃう。
 今、起きてることについて語りたくなっちゃう。


 まあそれでもいいっちゃいいんですけどね。
 書きたいことを書きゃいいんだよ、別に。誰に頼まれた訳でもないんだから。

 
 さはさりながら。


 何だかんだで2年も書いてると、「書きたいこと」ではなくて「書くべきこと」を書くのが正しいんだなあ、ということを感じるようになって来るのが不思議。
 もちろん両者が同一なのがイチバンめでたいことなんですけどね。
 

 じゃあ「書くべきこと」って何? と自問すると明確にはわからないんですね。
 漠然とどっちの方向か、はわかるんですけどね。
 あ、あと「これは書くべからざることだ」というのはわかる。これは年の功ってヤツだね。


 でもって昔話。
 A4「ただいま恋愛中」の4曲目、「7時12分の初恋」その8。

 
 ちなみにその7は
 「7時12分の初恋7」。何と3ヵ月も前のこと。
 というか、もうこの曲の話ですらありませんね。


 「ガラスのI LOVE YOU」における「コール」の話をしていました。
 よく考えたら「コール」って何?
 「コール」だって立派なジャルゴン。文をものす時にはなるたけジャルゴンは避けてるつもりなんだけど、気がつくとついつい。


 ここで使っている「コール」とは、公演とかでお客がかけるかけ声のことです。
 メンバーのパフォーマンスが、お客に向けたメッセージだとしたら、「コール」(や拍手、歓声)はお客からメンバーに対する返答ということになります。だから「コール」について考えることは、公演における舞台と客席とのコミュニケーションについて考えることでもあります。


 なーんてね

  
 これまでのおさらいです。
 「7時12分」や「ガラス」で打たれていた「名前2音節コール(「あつあつあつあつ・あっちゃん」とか、「りなりなりなりな・りなちゃん」とかね)」は、「この曲のこの場所ではこういうコールをすることになってるんだよ」という「お約束」が観客に周知徹底してはじめてうまく機能する、個別性が高いコールと言うことができました。そしてそのお約束は主にシアターで培われたものでした。


 一方「ちょーぜつカワイイ」は、「お約束」を知らなくてもタイミングさえあっていれば誰でもコールすることができるものです。個別性は低い代わりにとても汎用性が高いコールです。


 「名前2音節コール」は、AKBでは2009年頃から打たれなくなって、代わりに「ちょーぜつカワイイ」コールが多くなりました。このことは、AKBでは2009年頃からシアターで培われてきたお約束がだんだん機能しなくなってきたことを表していると考えられます。言い換えれば「シアターの発信力」が相対的に低下したとでも。


 そりゃそうだよね。シアター行きたくても抽選めったに当たらないんだもん。たとえ当たっても、そこは同じような「めったにシアターには来られない人」ばっかり。「お約束」をちゃんと知ってて、それをさりげなく新参者に教えてくれる常連さんは少数派なんだもの。


 そういう状況でもAKBは2009年頃からどんどん売れ始めて、やがて「国民的アイドル」に育っていきました。
 その躍進の推進力の主体はすでにシアターではなくなっていました。だってシアター入れないんだもの。
 もちろんオンデマンドという、シアターの代替手段が現れ、たとえシアターに行かなくてもそこで起こったことを追体験ないし疑似体験することはできるようになりました。でもAKBがブレイクしたのは、オンデマという、ごくごくマニアックで限られた人向けのメディアのおかげ、ではなくて、言うまでもなくテレビやラジオなど、不特定超多数向けの「マス」メディアであったことは間違いありません。


 そういや「第1回総選挙」も2009年のイベントだったよね。

 
 その一方、同じ「ガラス」でもSKEにおいては、2009年になってもまだ「名前2音節コール」が残っていました。それどころか、2012年5月の段階でもキレイに揃った「りなりなりなりな・りなちゃん」コール。


 で、それは何で? というのが前回までのお話でした。
 あらすじ紹介で本編終わっちゃったよこれ。

2013年3月26日 (火)

7時12分の初恋7

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 また間が空いちゃった。いろいろあったもんで。
 自分でも前の話がわかんなくなっちゃうから、リンク貼っときます(リンクは張る?)。


 7時12分の初恋6
 7時12分の初恋5


 「7時12分」と言っておきながら、中身は「ガラスのI LOVE YOU」でのコールの件。
 それもSKEではどうだったか。

 
 2009年にはAKBではすっかり「ちょーぜつカワイイコール」にとって変わられてしまった「名前2音節コール」でしたが、栄界隈では何とか生き残っていました、というのが前回までのお話。
 では翌2010年はどうだったでしょう。


 2010年4月、ZeppNagoyaで行われた「SKE伝説、始まる」。SKE初の、ユニットシャッフルが行われたコンサートでした。いつもとは違うメンバーがどんな表現をするのか、シャッフルには独特の楽しみがあります。でも今回注目するのはお客の方。
 「ガラスのI LOVE YOU」はTeam Sの木下、松井R、KIIの佐藤(実)、向田が歌いました。KIIのオリメンは一人も入っていません。
 1コーラスめ、たかみなポジは佐藤(実)。
 ねえさんぶりっこぶりがちょっとオーバーアクション気味で三の線。お前は「渚のCHWRRY」のCinDyかっ! ってツッコミは置いておきまして、この時のコールは順当に「みえこ!」。
 さて問題の2コーラスめ、中西ポジは向田まなっちゃん。カワイイカワイイまなっちゃん。そのせいだか、最初のコールは「ちょーぜつカワイイ まなつ!」、でした。
 うーんやっぱし「ちょーぜつコール」かあ。2010年になったらSKEも「ちょーぜつ」に陥落なんだあ。


 と何となく落胆しながら聞き続けていました。
 すると第1スタンザ2回目ののまなっちゃんパート。
 ん?
 よく聞き取れないんですけど、少なくとも「ちょーぜつ」コールではない。よーくよーく何度も聞き直してみると、どうやらここでは「なつなつなつなつ・まなつ!」って言ってるいるように聞こえます。
 さらに続けて聞いていると、第2スタンザの板野ポジの松井R(高い位置でのツインテールがステキなこと!)に対するコールは「れなれなれなれな・れなちゃん!」。見事に訓練された「名前2音節コール」。


 これはいったいどういうことなんでしょう。


 このコンサート、先にも書いたようにユニットシャッフルがありました。だからイントロが流れても、誰がどこを歌うかすぐにはわからない状態だったんじゃないかしらん、というのが僕の推測。
 曲冒頭の第1スタンザ1コーラス、中西ポジ(SKE的には松本ポジ)がまなっちゃんだってことが会場全体に浸透する前に、コールのタイミングが来てしまった、そのため何とコールするかの認識が共有できず、汎用性の高い「ちょーぜつコール」が発動した、と。
 でも2コーラスめまでには、中西ポジがまなっちゃんだってことが会場中のみんなにわかって、正しく「なつなつなつなつ」コールとなった、と。
 そう考えると、第2スタンザでRへのコールがすんなり「れなれなれなれな」であったのも得心がいきます。
 つまり栄では2010年になっても「ガラス」のコールは「名前2音節が基本」というお約束が守られていたようなんです。


 2010年7月には、2周年を記念してSKE独自のリクエストアワーが開かれました。
 当時のSKEは公演3本、シングル3曲しかなかったので、ベスト「30」だったけれど。
 その中で「ガラスのI LOVE YOU」は堂々の13位で、歌ったのは小木曽を含めたKIIオリジナルメンバーでした。
 松本へのコールは「りなりなりなりな・りなちゃん!」。山田へのコールは「ちょーぜつカワイイ・れいちゃん」。
 劇場でのパフォーマンスと同じコールでした。
 こう見ると、山田へのコールがむしろ例外だったのかもしれません。


 同じ年の10月にはSKEとして初めてのコンサートツアー、「汗の量はハンパじゃない」が、東京、名古屋、神戸で行われました。
 で、東京公演のセットリストに「ガラス」は入っているんですが、信じがたいことに東京公演はDVD化されていないんです。3枚組みのDVDに収録されているのは神戸公演だけ。
 うっそー。今だったらあり得ないよねえ。
 その代わりOJS48のライブ音源の特典付き。んなん要らないよって、見たら、これが渋くて結構いい歌。「深呼吸」。
 あ、この場合「48」は「フォーテーエイト」って読むのが本式ですからね。

 
 翌11月にもコンサートが開かれました。いやこの年忙しいねSKE。
 愛知県芸術劇場で行われた「1!2!3!4!ヨロシク!勝負は、これからだ!」。やたらエクスクラメーションの多いこのコンサートの、第1公演で「ガラス」は歌われました。
 このコンサートもユニットシャッフル。歌い出し高橋ポジは須田。うわあだーすー満面の笑顔だねえ。コールはどよめきのような「あかりん!」。
 中西ポジは小野(晴)。1回目のコールは「ちょーぜつカワイイ・はるか」。2回目はと聞くと、よく聞き取れないのだが、少なくとも「ちょーぜつ」というコールはメインではない。「はるはるはるはる」と聞こえるようなんですね。
 つまり「伝説」と同様に、汎用コールからの名前コールであったようです。
 もっとも第2スタンザ、板野ポジだった平田に対しては「ちょーぜつカワイイ・りかちゃん」でした。

 2011年6月、「真夏の上方修正」、いわゆるZeppツアーで、今は無き仙台と旧大阪を含め、当時あった全国6カ所全てのZeppで9公演が開かれました。
 前年のツアーとは違って、全公演フルレングスのDVD+メイキングの計10枚組みが販売されました。10枚組みDVDを出しても売れる、という経営判断ができるグループになったんだね。
 「ガラスのI LOVE YOU」はZepp Osakaの夜公演で歌われました。
 出演はKII。でも斉藤真木子は前年のいわゆる「いつメン騒動」で研究生に降格して不在、歌い出しは小木曽でした。2コーラスめはKIIオリジナル同様松本。安定の「りなりなりなりな・りなちゃん」コール、山田へのコールは聞き取れませんでした。


 その年の11月のリクエストアワー、曲数が30から50に増えたんですが、「ガラス」は、その中には入ってきませんでした。シングルが増え、KII3もはじまってたもんね。ちなみに2012年のリクアワも同様で、「ガラス」はランクインしてきませんでした。


 翌2012年4月、ガイシホールで大規模なコンサート、「SKE専用劇場は秋までにできるのか?」が開かれましたが、ここでも「ガラス」は歌われませんでした。
 SKEにとって「ガラスのI LOVE YOU」はもう過去の曲になっちゃったようです。
 自前の楽曲がたくさんできて独自の発展をする、というのはそういうことなんでしょう。


 そういう状況の2012年5月「見逃した君たちへ2」。
 久しぶりにKIIが「会いたかった」公演をステージに上げました。
 メンバーは斉藤→小木曽以外はオリジナル。
 松本へのコールは、何の迷いもなく「りなりなりなりな・りなちゃん」。
 うん、何か、じんと来ちゃうような綺麗に揃ったコールでした。


 こうして見ると、SKEでは2009年頃にAKBに見られたような「ちょーぜつ」コールへの変換が完全には起きなかった、と言っていいと思われます。


 で、それはなんで?

2013年3月16日 (土)

7時12分の初恋6

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 ああ、この土日で研究生による「僕の太陽」公演は終わってしまうんだなあ。
 応募したけれど、さすがに2週続けての当選はありませんでした。
 僕にとって(今のところ)一番思い出深いセットリストになりました。最後の方、現場で見られてホントよかった。

 
 えー、何もなかったかのように本筋の話に戻りましょうね。
 名曲「7時12分」その6。ちなみにその5は1月15日。ずいぶんサボったよねえ。しかもすでに話は「7時12分」から大きく離れちゃってるんだけどさ。


 ちょっと整理しましょうね。


 オリジナルの「7時12分の初恋」の歌い始め、あっちゃんのパートに「あつあつあつあつ・あっちゃん」という、名前の2音節を呼ぶコールが客席からかかる、と。
 ところがいつの頃からか、「あつあつあつあつ」に代わって、「ちょーぜつカワイイ」というコールがかかるようになった、と。
 で、調べてみたらどうやら2009年頃にその変化が起こったらしい、と。

 
 で、別の曲ではどうだろうかと思って、「ガラスのI LOVE YOU」について調べてみた、と(これを「科学する心」と呼ぶ)。
 そしたらやっぱり2009年頃に「ちょーぜつ」コールに取って代わられたようだった、と。


 「ちょーぜつカワイイ」コールは、タイミングさえあっていればどんな状況でも打つことができる。でも名前2音節コールは、みんながお約束をわきまえていなければ、打つことはできない。
 このコールの変遷は、AKBが「地下アイドル」から「国民的アイドル」に成長していくのに歩を一にしているみたい。と、同時に、いろんな特徴的なコール(「OGS!」とか「なっつみぃがかわいい!」とかね)の揺籃であったシアターの発信力の相対的な低下を象徴しているんだろう。

 それがAKB48にとっての2009年だったんだね、と。


 なーんてね


 ここまではイイよね。まだ「7時12分」のタイトルがついててもいいよね。


 でも「ガラスのI LOVE YOU」について、支店ではどうだったか調べるってどうゆうことよ。
 調べるのはいい。ただそれに「7時12分」ちうタイトルは如何なモノかと。


 いいじゃんいいじゃんだって気になるんだもの(これはもう「強迫的な心」)。


 まあ「7時12分」大好きの人には暫時ご辛抱いただきまして、もうちょっと「ガラス」における支店でのコール状況について調べてみましょう。
 

 「ガラスのI LOVE YOU」が歌われるA2「会いたかった」公演は、前回触れたTeam Bの第2公演(B2)の他、SKE48 Team KIIの第1公演(KII1)、SKEの研究生第2公演(SKER2)、そしてNMB48の3期生公演&Team BIIの第1公演(BII1)でもありました。


 ずいぶん演られてるね、「会いたかった」。


 で、まずは栄。 
 2009年6月、まさに前回注目した2009年に、KII1がはじまりました。
 

 KII1の「ガラスのI LOVE YOU」は、歌い出しのたかみなポジが斉藤真木子、中西ポジションは松本梨奈。
 公演DVDを最初に見たとき、歌い出し誰この子って思ったの。最初まなっちゃんかと思って、でも違うの。よくよく見たらえー真木子さんじゃん。


 あ、そうだ、真木子さんKIIのオリメンだったんだ。
 何かこの頃の真木子さんたら、ずいぶん女の子っぽいじゃんねえ。


 僕が栄をちゃんと見るようになった時には、斉藤はもう研究生に落ちてたんですよ。で、生まれて初めて生でTeam E公演を見た時には、研究生にしてチームの支柱になっていました。
 その時は決してガーリーな感じじゃなくて、言っちゃ何だがど性骨の太い頼りになる姉さんでしたもんで、そのイメージで固定されていました。その姉さん、KII1の「ガラス」じゃ可愛い可愛い女の子。


 B2の「ガラス」でたかみなポジだった菊地同様、斉藤もKII1の後地獄を見るわけですが、菊地同様ちゃーんとカムバックしています。よかったよねえ、真木子さん。


 さて、中西ポジの松本。
 字こそ違え、奇しくもオリジナルの中西と同じ「りな」。
 コールは正統の「りなりなりなりな・りなちゃん」。
 松本の声質はちょっとこもった感じがして、蒸留を重ねた水のような中西の声の透明感とは全く違います。でも「りなりなりなりな・りなちゃん」コールを聞いているとなんかちょっと不思議な感じがしますね。
 

 ということでふむふむ。2009年半ばにになっても栄には「ちょーぜつ」コールは浸透してないのね、と思って流して見てました。


 「ガラス」の間奏開けの第2スタンザ、Aメロはハーフサイズなんですが、第1スタンザと異なり、ここは全パートを一人が歌います。「右肩が君に…」から「最高潮」まで一人で歌って、舞台上手から走ってきてジャンプ!するところね。
 A2で言えば板野。ギャル化するまえのロリ板野。
 このコールは、前半は「ともちゃん」、後半は当然「ともともともとも・ともちゃん」。このころは「ともちん」とか言わなかったのね。
 

 で、KII1の「ガラス」、板野ポジは山田澪花。
 前半のコールは「れいちゃん」と順当。
 で、後半のコール、本寸法なら「れいれいれいれい・れいちゃん」か「やまやまやまやま・やまだー」か「べんべんべんべん・べんきょー」になるはず。
 でもここが何と「ちょーぜつカワイイ・れいちゃん」。


 ななんとKII1の「ガラス」は、「名前二音節コール」と「ちょーぜつコール」の使い分けなんです。
 これは興味深いですね。


 同じ2009年の7月、名古屋クラブダイアモンドホールで行われた結成一周年記念コンサート、「天下を取るぜ!!」。ここでも「ガラス」は歌われていました。
 第1スタンザはこれでもかと言わんばかりの「りなりなりなりな・りなちゃん」コール。でも第2スタンザは「○△■×□☆●…れいちゃん」。んー、何言ってるかちょっと聞こえない。


 同じ年の12月に行われたコンサート「名古屋一揆」では「ガラス」は歌われませんでした。
 

 翌2010年。
 この年のAKBのリクアワでは「ちょーぜつカワイイ」コールが猖獗をきわめていました(だって「てもでも」で「ちょーぜつカワイイ・ゆきりん」とかゆってんだぜ)、SKEではどうだったでしょうか。
 
 うわ、終わらねえ。

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