AX

2012年1月22日 (日)

くるくるぱー3/孤独なランナー2

 ああ、僕は浅はかだった。
 前回圏外だった。初日二日目と音沙汰がなかった。
 たったそれだけで、僕はあきらめていた。

 
 それはまるで、9点差がついた9回の裏ツーアウトランナー無しの状況で、ゲームに負けた気になってしまうようなものだ。あと一人バッターが残っているというのに。


 それはまるで、人が空を飛ぶことが出来るという、しごく当たり前のことが信じられないウェンディーのようだ。「信じる心と妖精の粉」がありさえすれば、誰だって軽やかに空を飛べるのに。


 それはまるで、僕らが大好きな彼女たちが信じている夢を、彼女を支えるべき僕らが信じないようなものだ。たかみなに怒られるぞ。


 ああ、僕は常識にとらわれていた。
コバヤシカナ大王陛下
 は遙か以前に宣言されていたではないか。

くるくるぱーで/常識 通じません

 臣民トシテ誠ニ恐懼ニ耐エズ。


 そして「孤独なランナー」。


>業深いこの両目でもう一度奇跡の目撃者になるために。

と自分で言っておきながら、奇跡を信じていなかった。いや、正確には、奇跡を信じる人々を信じていなかった。


 1位ではなかったが、確かにそこに奇跡はあった。


 「奇跡は起きるものではなく、起こすもの」。


 たかみなの言葉だ。
 いや、秋元センセイだっけ? 
 いやいや、指原か? いやいやいや、はるごんかはーちゃんかはるきゃんか島崎か島田か、「オキルデハナクテオコスデース」ヒラリーか。
 

 何のことはない、彼女たちが全てそう言い続けているんだ。


 ただ僕が聞いてないだけだったんだ。

2012年1月21日 (土)

Only today

words
video

 いやあ、楽しかったなあ、リクエストアワー2日め。
 3時間あっという間。
 映画館だったから、会場は大盛り上がりって訳にはいかなかったけど。現場はもっと楽しいんだろうなあ。隣のオッサンがちっちゃくフリコピしてました。あと小声のミックスな。


 ここんとこずっとお付き合いしている「MARIA」、予想に反して51位以下には入ってませんでした。あそこで見たかったけど、もっと上位に入っていると思えばそれはそれでよかったとも言えます。


-- 

 
 前日に加藤が「First love」歌ったというので、Team 4(&12期生まで)の活躍を期待して待ってました。
 ぽつりぽつりとメンバーは出てくるんだけれど、なかなか全員での出番がなくてじれてたんです。「向日葵」もオリメンだったし。 
 そこに56位「Only today」ですよ。


 いやあ出て来た出て来た、「うちの子」たち。
 「うちの子」。
 そう、Team 4「僕の太陽」公演をオンデマでずっと見てて、そういう感覚が出て来ちゃってるのね。妙齢のよそ様のお嬢さん方をつかまえて親御さんには申し訳ないんだけどね。「うちの子」がはばかられるなら、「うちの子のクラスの子」たちでもいいや。とにかく。
 

 みんないるいる。阿部はどこだ? 阿部阿部。でかいヤツでかいヤツ。あれ、今一瞬映った?あ、いたいた。今日も後ろでこっそり踊ってら。
 入山は? いた。藤田は? 確認。島崎か島田のどちらかもいたぞ。
 伊豆田その髪はやっぱ地毛なのか。ウィッグだとばかり思ってたから、「僕ジュリ」で次はヅラが落ちないか冷や冷やしてたのは杞憂だったのか。
 小林(茉)は? 見つからないぞ小林(茉)。どうしよ今度小林(茉)さんのお母さんに会ったらどうしよ。おあいそで「お嬢さんリクエストアワーで見ましたよ」って言おうかな(←会わねえよ)。


 いやあよかったよかった。まあ、「Only today」あんなもんかな。フリもできてたし。舞台広かったしな。だいたい自分たちのセトリじゃないしな。


 と、自分を納得させかけた直後の55位「転石」。


 「本気」と書いて「マジ」と読む。
 マジの河西、マジの小林、佐藤(夏)、増田、松原、そして鬼の目の大島(優)。
 さらにはいやしくもKの名を背負ったからには、生半可な気持ちでこれを歌うわけにはいかない新参者たち。その中には9期の横山だっている。
「We are the Team K」。
 我ら以外の誰にも二度とこの歌は歌わせはしないと、近寄る者を叩き斬らんばかりの気迫。


 Team 4のみなさん、「転石」見ましたか。見ませんでしたか。出番直後だったので見られませんでしたか。見るべきだったんですけどね。
 もし近くで見た人いたら、身震いしませんでしたか。
 大場お前見たろ。見てたよな。
 

 翻って君たち「Only today」、うまくやれましたか? 
 やれましたかそうですか。 


 やれてねえよ全然やれてねえ。
 ラインダンスのダイナミックさとキレ、シンクロのきれいさ、フリの楽しさと裏腹に歌詞の切なさ、全然だよ全然。


 阿部、阿部お前何で探されてんだよ。
 べっぴんさんでそのガタイ、そのスタイル、ダンスだって人並み以上だろ。探そうとしなくても自然に目がお前んとこに吸い寄せられなきゃダメだろ。「うわ何か今日すごい子見ちゃったよ誰だろあれ」ってなんなきゃおかしいだろ。なんで隠れるんだよ。目立つのキライってそんなアイドルいるかよ。背筋ぴんとしろよ。その長い手足を伸ばしてヲタどもを殴りつけろよ。


 「Only today」、5年連続ランク入りの名曲なんだよ。
 それをやらせてもらったんだよ。
 満場のヲタどもを「はあー、やっぱ正規メンバーに昇格すると違うねえ」と唸らせなきゃダメだったんだよ。
 

 大場が出てなかったのは、リハが謹慎中だったからなのかも知れない。
 でも大場、見てただろ? あれでよかったのか?
 キャプテン代行だった島田か島崎、もうお役ご免なのか?
 新譜が出る度、Type-A、K、Bがあって、Type-4はなくっていいのか?
 切手出してもらわなくていいのか?
 公式ページの楽曲情報、「ひまわり組」でおしまいでいいのか?
 「あたしたちまだまだ半人前なんですぅテヘ」なのか?
 

 お前ら「黄金センター」目指すんじゃなかったのかよ?
 「本気」と書いて「マジ」と読む。でないとドアは開かない。
 みなみがそう言ってたの、聞いたはずだぞ。

2011年6月 6日 (月)

Blue rose2

words
video
Tags:B1、AX

 どれくらい前かわからないけれど、忘れてしまうほどの昔ではないある夜のこと。
 「私」と「貴方」は一夜の恋をした。まあこう書けばきれいな話だが、要するに1回こっきりのセックス。
 偶然か必然か、「貴方」は「私」と出会う。ドラマツルギー的には「貴方」が「私」を探しもともめていたとするのが吉。
 
 とことろでこの曲の「私」はアダルトでマニッシュでクールな女性ってことでいいんだろうけど、この「貴方」ってどんな人だろう。
 
 この相手は、かつて「私」と

白いシーツの上で少年のように
何かに怯え 祈って/愛を求めた

 ってことがあった。
 「少年のように」ってことは「少年」ではない。
 じゃおっさん? ちょっと興ざめだよね。
 おっさんが「少年のように」ベッドで振る舞うってのは、この文章を書いてるおっさんに言わせてもらえれば「あり」なことなんだけど、まあ歌にするような絵ヅラじゃないわな。

 もちろん「少年」ではないけれど「おっさん」でもない、いい年格好の「お兄ちゃん」がお相手でもいいんだけど、僕のイメージは、この相手は女の子なんだよね。
 
 つまりRoseでありながらLillyでもある、と。

 「企画もの」の多いK2でも、この次の曲「禁2」は女性同性愛を歌って話題騒然だった。でも秋元は「男女」だけが愛のカタチではないことを、A1の最初っから言ってる。

ねえ この世にはオトコ・オンナ・ゲイしかいないの

 ってね。

 だから

どこかで 貴方を抱いた気がしてた

 ってのも、「私」がタチ(攻め)だったとするとすんなり読める。もちろん男が「抱く」、女は「抱かれる」というのはただの固定観念であって、女が男を「抱く」ことがあってもいいのだが。

 ちょっと先の詞を見ると、

私のことを/愛したのは
一瞬の本能の迷い

 ともある。
 男が女を愛しちゃう(というか一発やっちゃう)のは、「本能の迷い」でなくまさに「生殖本能の命じるまま」だよね。
 一方生殖本能とは違うところで生まれちゃうのが、同性同士の愛。まさに「迷った本能」。
 
 というワケで、Blue roseのお相手は、女の子に(当ブログでは)決定しました!

 かつて抱かれたことのある女の子がようやく「私」を見つけ出した。
 「私のこと、覚えてる?」
 覚えてない。顔も、名前も。
 でもそのか細い肉体には覚えがある。

 女の子はもう一度あの夜起きたことを確かめたかった。でも「私」は拒絶する。
 奇跡は一夜限りのもの。繰り返すことはありえない。
 それは青いバラがこの世にありえないのと同じ。

 ひゅーひゅー。かっちょいいー!
 
 まあ深読み妄想炸裂なのは百も承知なのだが、そういう多層的な読み方が出来るのも、よき物語の証拠ってわけ。

 でも「青いバラ」って出来ちゃったのね。 

2011年6月 4日 (土)

Blue rose

words
video


 前曲で「青春ガールズ」公演の全員曲が終わり、ここからはいわゆるユニット曲が続く。
 それもちょっと「企画もの」の匂いが強い曲。これらはK1でのメンバーのパフォーマンスをを見て、狙ってつくったもの、と秋元は語っている


 いわば、Team Kのそれぞれのメンバーのためのオーダーメード。Kが演じてはまらないはずはない。


 ってことは、これを最初のセットリストにされちゃったTeam Bはちとお気の毒だった。全員曲はともかく、ユニット曲はやりにくかったろうなあ。


 特にこの曲。

どこかで 貴方を抱いた気がしてた/鎖骨のかたちを知ってる

 この歌い出しには、アダルトで、マニッシュで、刺すようなクールな目の女性がどうしても要る。すなわち秋元(オ)。

 
 CinDyも頑張ってるんだけどねえ。アダルトなんだけど、マニッシュではない。何よりも目がカワイイ。きりっとした目をしようとしてるんだけど、クールじゃない。「CinDy怒っちゃやーよ」と言いたくなっちゃう。それに心のきれいな人には頭の上にティアラが見えちゃうし。


 この曲はファンだけではなくメンバーにも人気が高い。「機会があったら是非やってみたい」という声も多い。そのせいかどうかいろんな組み合わせで演じられている。


 もちろんオーダーメードだけあって、何と言っても本家(秋元、大堀、増田、宮澤)が一番カッコいいのは仕方ないが、他の組み合わせにもそれなりの味わいがあるよね。


 井上、浦野、米沢、渡邊:B1のBlue rose。CinDy的にはドキドキだったそうな。公演では見せるべきではないものが見えてしまったこともあった由。


 大島、小嶋、前田、峯岸:日本青年館2006第2公演のBlue rose。Team Kの曲をTeam Aが歌う、という趣向だったのでこういう面子。なんかかわいい歌になっている。マイクスタンドキックもそおっとそおっと蹴っている感じ。


 秋元、柏木、佐伯、宮澤:日比谷野音2008のBlue rose。雨の野音、ステージもウェットな状態。ツインタワー&てもでも。マイクスタンドキックがぬるいのは足下が不安定なためか。


 大島、河西、小原、篠田:JCBホール2008のBlue rose。公演タイトル「シャッフルするぜ」通り、ずいぶんシャッフルしました。河西が蹴ったマイクスタンドが、客席に落ちかけた。


 小野、高橋、松井J、渡辺:日本武道館2009第1公演のBlue rose。平均年齢のとても低いBlue rose。松井Jの眼差しの鋭さもよいが、渡辺も心に棲まわせている鬼が垣間見えて可。

 
 秋元、大堀、柏木、宮澤:日本武道館2009第2公演のBlue rose。増田が「体調不良によるレッスン不足」という理由で「支え」だけ出演した公演。増田のポジションを柏木が歌っている。


 秋元、菊地、峯岸、宮澤:横浜アリーナ2010第1公演のBlue rose。峯岸の成長が著しい。


 順位を年々落としてはいるものの、この曲はAXで4年連続選ばれている。K2の曲でAX で生き残っているのは、これと「転がる石になれ」だけ。
 いずれのステージも演じているのはオリジナルのメンバー。


 AX2008:第23位。大堀が黄金水着を披露した衝撃のステージ。


 AX2009:第50位。大掘のマイクスタンドキックが激しくてイカす。秋元(オ)の次曲フリもね。


 AX2010:第52位。やっぱりキックは大堀だね。


 AX2011:第90位。ずいぶん順位を落としたものである。来年あたりは圏外になってしまうのか。まさに

忘却は 愛しさの出口

 ということなんでしょうか。


 おまけ
 DiVA :メロウなアレンジのBlue rose。これだとマイクスタンドは蹴れないよね。大堀がいないのは残念。

2011年4月 5日 (火)

明日は明日の君が生まれる

words
video
 寄り道が終わりません。

 2009年のAXは「初日」が第1位になったことで記憶されている(言うまでもなく「くるくるぱー」は第0位である)。


 その時の8位がこの曲。スクリーンに曲名が映し出されると「うぉー」とも「えー」ともつかないどよめきがAXを満たす。そして暗闇の中から聞こえてくる透き通るような歌声。

たったひとつの空しかないよ/どんなに空が広くたって
大事な人とはぐれたとき/見上げる者を勇気づける

 そう、その時はすでにメンバーではなかった彼女の、水のような声。


 会場に響き渡る彼女の名。


 彼女について本当に語りたいことがある人たちは、口をつぐんでいる。シアターで彼女と出会い、ともに育ち、別れ、彼女とはぐれてしまった人たち。ネットを歩いていると彼らの情熱や哀しみがいたるところに残っている。
 それを知っていて彼女について語るのは、とても気が重い。 

今日まで歩いてきた道/今は二つに分かれてる

 彼女と彼らは別々の道を歩いて、ずいぶん遠いところまで来てしまった。


 AKBが有名になるにつれて、後から彼女を知った人増えた。僕もそうだ。握手はおろか、生の歌声すら聞いたことのない「新規」。それでもその時彼女がどんなに輝いていたかを想像することはできる。あったかいお味噌汁とからあげが恋しくもなる。


 
 アイドルとは虚像である。ファンはそれが虚ろなものと知っていて、そこに「愛」を注ぎ込む。
 「地下アイドル」でスタートしたAKBは多くのファンの愛(とお金)をエネルギーに、どんどん加速していった。その過程でスピードについて行けず自ら降りたり落ちたりしていった女の子たちがいたのは仕方のないことなんだろう。

明日は明日の君が生まれるよ/長い夜を越え
陽が昇るように/夢の続き
すべて捨てて/両手を広げよう

 これは別れの歌であると同時に、死と再生の歌でもある。西の果ての冥府に逝った太陽が、長い夜を経て生まれ変わる歌。


 彼女は別の名を得て、夢の続きを捨ててまでも新しい自分に生まれ変わった。その姿を望まない人々のことを思うと心は痛むが、その痛みは、愛したゆえのもの。

誰もが愛に傷ついて/その悲しみに立ち止まる
痛みが地図になって/迷ってしまう

 どれほど痛みが強かろうと、愛さなかった方がよかった、とは言えない。
 だってそんな気持ちになれるって、「僕」はついているね、なんだぜ?


 歌が終わった時にも彼女を呼ぶ声は会場に響いた。

 「里菜!」

 明日は明日の君が生まれるのならば、何度でも生まれ変わればいい。
 あなたの名を呼ぶ声は、今もどこかで響いているのですよ。

 
 聞こえる? りなてぃん。

2011年4月 4日 (月)

くるくるぱー2

words
video

 ええええええー、まさかの2ですかあー。「くるくるぱー」でそんなに語るんですかー。

 四月馬鹿にちなんで、「くるくるぱー」を見たのだが、いまや渦巻き主義のトリコ仕掛けにはまってしまったようである。
 恐るべし「くるくるぱー」。
 敬うべしコバヤシカナ大王陛下

 この曲の歌詞は、一読すれば楽観的、非真面目的、非教養主義的等々のお気楽な処世術を説いただけのように見える。

嫌なことは/全部 もう 忘れちゃえ

 であり、

難しいことは/ドブに捨てて

 なのである。
 また、

探しものは/いつでも頭の上にある
明るく生きていこうよ

 と言い、

しあわせって/湿気が嫌いなんだってさ
笑顔を見せてごらんよ

 と説く。
 だがこの歌詞は本当にそれだけであろうか。

 否、吾人はこの一見軽佻浮薄なる詞藻の中に絶対真理の片鱗を見出さざるを得ないのである(とちょっと明治の文豪調)。

 言葉は時として、それを書いた者の意図や思惑や意思を遙かに越えた射程も持つことがある。詞を書いた秋元康も知らぬところで、この曲にミューズは舞い降り、「詞」は「詩」に生まれ変わった。

 たとえばこうだ。

探しものは/いつでも頭の 上にある

  多少なりとも神秘主義に造詣のある者は、このカードを思い出すに違いない。

 そう、タロットの大アルカナカードの「0番」、その名も「愚者」すなわち「くるくるぱー」である。旅にある若者は、未来を象徴する左を向き、手に花を持ち、頭の上を見上げている。それは、探しものを天に求める姿そのものである。

 若者の歩むその先は崖である。落ちるかも知れない、落ちないかも知れない。そう、この若者は一瞬後に崖に落ちて命を落とすことができるほど自由である。

 それは即ち、百尺竿頭さらに一歩を進むの世界でもある。
 
 さらに曰く、

くるくるぱーで/ごめんね
大切なものは/何もないよ

 大切なものなど、何もない。

 先日は、これを般若心経の心無罣礙の心境に擬した。大切なものとはすなわち煩悩であり、心を惑わすものである。それを追い求める限りはそれにとらわれ続ける。

 コバヤシカナ大王陛下は「そんなものは無い」と喝破したのである。

 いや、そんなことを言っても

宝物は/おそらく ガラクタの中だね

 と、宝への執着(ここはひとつ「しゅうじゃく」と読んでください)も歌っているではないか?

 いやいやさにあらず。
 
 「くるくるぱー」のPVを思い出して欲しい。コバヤシカナ大王陛下の従者達は、歌いながら手に持つ「宝」を、地に投げ捨て、そのあとわざとらしく拾い上げるではないか。

 これは即ち「宝」などは、すでにその手の中にあり、いつでも捨てることも拾うこともできるとの教えに他ならない。宝とはそれを「宝」と定めるおのれの中にこそあるのだ。
 
 そして終わりに言う、

愛をお代わりして/最高!

 愛も「お代わり自由」。それは尊いものであっても決して絶対なものではない。何度失ってもお代わりすればよいのだ。

 ああ、かくもありがたきコバヤシカナ大王陛下の渦巻き主義よ。

 AX2009も大詰め、第2位の発表。
 大方の予想を裏切り、前年大ヒットの「大声ダイヤモンド」は、1位ではなく2位であった。どよめく会場。

 じゃあ、一位の曲は何? ま、まさか??
 その刹那ひな壇中央にましますコバヤシカナ大王陛下は、紅の王冠に青葱の王杖を携え、下々に詔を賜った。
 「えええ『くるくるぱー』が1位? いい、いいからもう2位やっちゃって」。

 結果、第1位は「初日」であった。発表の直後、アップで抜かれるコバヤシカナ大王陛下。陛下がっくし。

 でもいいのだ。AX2009第1位。それは今に語り継がれる、希に見る美しいステージであったのだから。CinDyのティアラも輝いていたし。

 そして渦巻き主義者は知っているのだ。あの日、「くるくるぱー」は1位の上、すなわち愚者のナンバーである第0位に鎮座していたことを(それを疑う不心得者はAKB日誌2009年1月25日を見るがよい)。

 すいません。以上四月馬鹿の延長のような与太話でした。
 でも「くるくるぱー」が、せめて90位くらいでいいから入って、コバヤシカナ大王陛下が葱を振り回すシーンを正月に見たいものです。

 全国の渦巻き主義者よ団結せよ! 

2011年4月 1日 (金)

くるくるぱー

words
video

 四月馬鹿とて御出御あるはコバヤシカナ大王。
 紅の王冠をオツムにかむり御手には青葱の王杖を携えのお出ましにござる。

くるくるぱーで/一緒に
難しいことは/どぶに捨てて
あっけらかん/お馬鹿丸出しで

 AX2008では93位、AX2009では圏外、このまま泡と消え去ると思いきや2010では80位とまさかのランクアップ。

 しからば上昇に転ずると思えばAX2011は再び圏外とまことに掴み所なき「くるくるぱー」にござる。

ゼロになれば/これ以上引かれるものはない

 残念、大人には借金がござる。
 されど

どこかで運が振ってくる/心の雲の向こう側には青い空

 しかり、しかり。
 運は拾うもの。捨てるもの。 

落ち込んだら/賑やかなラッパを鳴らすんだ

 ぱっぱらぱっぱっぱー。

くるくるぱーで/ごめんね
大切なものは/何もないよ
すっかんぴん

 これぞまさしく心に罣礙無くば、罣礙無きゆえ、恐怖有ること無し、一切の顛倒夢想を遠離し、涅槃を究竟すの心地ににござる。

愛をお代わりして/最高!
渦巻き主義者

 我ら忠良なる臣民は今こそコバヤシカナ大王を奉戴し、渦巻き主義を堅持し、もってすべからく世を覆う暗雲を吹き払うべし。

 依って件の如し。

 放送はキビシイみたいだけどね。

2011年3月28日 (月)

ANN、AX、誰かのために

 土曜から被災地に出張。
 東北道を一路北へ。
 
 一般車両の通行が可能になったせいか、多くの車が北に向かっていた。
 支援物資を家族に届ける車や、肉親を迎えに行く車なのだろう、さまざまな地方のナンバープレートが北に向かっていた。もちろん、自衛隊、タンクローリー、救急車もたくさん。

 車中録音しておいた前日のANNを聞く。
 被災地に支援に向かうたくさんの車列を見ながら、聞こえてきたのは冒頭で流れた「誰かのために」。

一人ぼっちじゃ/生きていけない
誰かがいるから/わたしがいるの
誰かのために/人は生きている
私に何が/できるのでしょう?

 うるっと来ちゃいましたよ、そりゃあ。

 久しぶりの生放送(の録音だけどね)のANN。パーソナリティは高橋、大島(優)、秋元。
 内容はいつもどおり、深夜放送にしてはぬるぬるなんだけどさ。アイドルのラジオなんだからこれでよし。ラジオで血を流すのは佐藤(亜)だけでいいんだよ。あ、そういうやブログ紹介のコーナーやってなかったな。 
  
 夕刻被災地から50kmほど離れた町に到着。土曜はホテル泊。部屋はお湯が出ないので風呂は大浴場で。エアコン効かないので暖房はハロゲンヒーターで(放射性物質を心配しての措置か?)。
 まあ電気が通っているだけありがたい。飲食はふつうにできたが、ペットボトルのお茶類がみな売り切れ。缶コーヒーは全部残っている。

 夜は自室で予定通りAXを視聴。
 第100位。曲は知らないが、いきなり大島と佐藤だあ! ANNのお三人方が頻用していた表現を使うならば「あがった」。

 ほら、このところ見てるのがA1とか、A2とかでしょ。新しい人よか大島とか佐藤とかの方がなじんでる感じなんだよね(って、いっぱしの古参きどりのセリフですみません。本当はぽっと出の、シアターに行ったこともないぺいぺいですすみません。しかも「曲は知らないが」ってどうゆうことよ。だってひまわり組まだ見てないんだもんほんとゴメン)。
 
 ああ、AX見てると、僕もまだまだだなあ、と思うことしきり。曲知らねえもんなあ。
 第92位にSKE登場。「恋を語る詩人になれなくて」。これも知らないけど、松井JをはじめSKEの張り切りぶりは伝わって来る。ただちょっと、観客の反応が薄い?

 松井JのMCに、「お前たち何しに来てるわけ?」「必ずしも俺たちお前ら100%支持してるわけじゃないかんね」みたいな空気、アウェー感とでも呼ぶべきものがあったようななかったような。
 
 AKBは熱愛しているがSKEは嫌い、とか、その逆の人もいるようで、もしそのせいならちょっと残念。
 だが松井Jは、そのような空気とは関係なしに声を張り上げて元気よく叫んでいました。

 考えられれる状況は3つ。
 1 アウェー感なんてそもそもなかった。全ては僕の杞憂だった。現場にいないヤツがテケトーなこと言うんじゃない。すいません。
 2 アウェー感はあったけど、松井Jはそれを跳ね返して頑張った。どこまで大物なんだこの中学生は。
 3 アウェー感はあったけど、松井Jはそれを感じなかった。それはそれで大物だぞ。

 どういう状況だったんでしょ。

 その後も知らない曲ばかりで、修行の足りなさを痛感しているところで、第86位、DMT(この言い方の初出は2006年4月10日のメモリスト)。しかもA1のオリジナルメンバーばっかだ! 増山もいる!!
 残念ながら宇佐見、中西はいなかった模様。でもステージは見たことないくせにDVDで追体験をして、いっぱしの古参気取りの僕にとっては大満足であった。
 というところで就眠。
ps.
 あとでもう一度DMTを見直す。前田が終始後ろの方で目立たないのに気がつく。ソロも取らない。大島や折井や駒谷や佐藤や星野のかげでひっそり踊っている。そういうやA1でもDMTではあんまし前田は目立たなかったよなあ。見直してみると、曲の大半でセンター後方で、一人ぽつんと踊っていた。扇の要のように。最後は前に出るけど。

 翌朝町を出て被災地へ。現地スタッフと支援の打ち合わせ。その後現場を視察。

 3月11日以前には民家が密集していたという場所で声を失う。

 「あららら、すっかりさっぱりしちゃったねえ」「あそこら辺に実家があったんですけどねえ、これじゃあもう何にもわかんないね」
 現地スタッフの声は不思議に明るい。もう暗くなっている時期は通り過ぎたということだろうか。

 帰途東北道を南下。昨日に続いてANNを聞く。今回はエンディングも「誰かのために」。
 あの光景を見て、もう一度自分に問う。

 「私に何ができるのでしょう?」

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

ウェブページ

無料ブログはココログ