片思い

2014年12月 5日 (金)

マツムラブ3

words


 あーよっしゃいくぞー。


 まだSKE48アップカミング公演@舞浜アンフィシアターのこと。


 おっさんだからタイミングはずれてたかも知れん。だがちゃんと打ったぞ。研究生mix。
 「最強研究生」と叫んだ瞬間、会場は一体となった。
 背筋を走り上がる電流。


 これすげーな。
 すげーよこれ。


 ライブはいろいろ行った。でものっけでこんなに幸せになったライブも珍しい。
 ここに来たみんながみんな、かおたんと研究生たちが好きで好きで仕方ない、じゃなきゃ来ねえよってことが、よーくわかりました


 今村&芝。支配人の候補生&研究生。
 何のこっちゃわからないが、入り口でビラ配ってた。


 TNB画伯。道重の卒コンに向かったTNB画伯。なのに気づいたら舞浜にいたTNB画伯。


 もうおかしくって腹割れそう。おかしくっておかしくって涙が出そうだよ。


 パフォーマンスでは、何と言ってもヘルプメンの斉藤真木子と石田安奈がぶっちぎりだった。
 この公演の主役は松村先輩率いるヒヨッコたちだと判ってはいるのだけれど。
 ダンスのうまさを見る目がある訳ではないが、気がつくと目が捉えているのはこの二人だった。


 斉藤は、激しい。
 お前そんな動きして首が折れないかどうかしてるぞ。
 そう言えば、最初にこの人に出会ってびっくりしたのはTesam Eの「逆上がり」だったっけ。今でも思い出せる、松村先輩が速報で39位に入った幸せな夜のことだ。Team Kとは全く違う、「お前そそれ逆上がりじゃないだろトカチェフだろそれ」みたいな「逆上がり」。


 石田(安)は、つややか。
 ターンして止まった後のスカートのフレアの動きまで美しい。
 いろんなとこで叩かれがちな人という印象が強かったが、この姿を見たら、何で叩かれるのか全然わかんない。


 二人に共通して言えたのは「止まった瞬間の姿の美しさ」。
 動きがすごいのはすぐわかるけど、動から静に移った瞬間のきれいさが段違いだった。
 俺栄のことよくわかんないんだけど、現場ではJとかこの二人より凄いのかな。
 だったら底知れねえな栄。


 研究生たちのこと。


 全てをひとことで言えば、「健気」。
 斉藤石田に比べたら見劣りがするのは仕方ないだろう。
 「Escape」とかさあ、「えずいてるばばあ」は言い得て妙言い過ぎにしても、ほら、「UZA」の島崎のお首カクカクを思い出しちゃったよ。思わず「おいおいぱるるちゃん大丈夫かどっか身体具合悪いのか」って言いたくなるような。あのカクカクかっこよく出来てるのって、優子さんとJくらいだったもんなあ。


 でも研究生があんなに嬉しそうに、一生懸命やってるんだ、そりゃおじさんは感涙のひとしずくもこぼれちゃうさね。そりゃ教えてた「鬼教師」の石田も泣いちゃうよ。 


 あと彼女たちについて感心したのは、みんなちゃんとした話し方が出来ていたこと。
 言葉遣いがどうとか、と言うことじゃない(つーか、間違ってること結構あったよね)。
 うまく言えないけど、たとえば仲良しさんで内輪話をしている風にしゃべっていても、その一方で「パブリック=お客」に聞かせている、という意識が常に働いているという印象だった。
 内輪話は、通じれば楽しいけど通じないと白ける。かと言って誰にでも分かる話は面白くするのが大変だし、よそよそしい。MCでムズカシイのは、内容よりもこういうバランスなんだと思う。
 爆笑の内輪話をしたかと思うと、どこに出しても恥ずかしくない、全くSKEのこと知らない人に聞かせてもちゃんと通じる挨拶ができる「大人」がいつもそばいる、というのはとても大切なことなんだなと思った。
 こういう所は、本店の若い子にも見習って貰いたいところ。でもほら、あそこはお客が甘やかすからなあ(お前もだよ)。
 

 青木。「おしりん」というチャレンジングな二つ名のベビーフェイス。
 チャーミングなんだけどふつー。ふっくらとしたほっぺと唇が可愛いんだけど、ホントにふつー。
 でも時々見せるキリッとした目が魅力的だった。足が短いって言ってたけど、別にそんなこと…やっぱあるかな。
  

 あと松村先輩のヒグラシ。 

   もし私 いなくなれば
   このあたり静かになる

 ホント、先輩がいなくなったら、確かにこの界隈は静かに、そしてさびしくなっちゃうんだろうなあ、と思いました。

2014年12月 1日 (月)

マツムラブ2

words


 SKE48アップカミング公演@舞浜アンフィシアター。


 行きたい行きたい、行こう行こうと思ってて行けなかった、まさに「遠征出来なかった」僕のためのようなプログラム。
 見事当選したものの、実は当日出張仕事が入っていて、時間までに帰ってこられるかヒヤヒヤだった。何とか飛行機が間に合ってくれたのだが、間に合わなくて空席を作ったら、声をかけてくれたRAGUさんはじめ、当たらなかった生粋の栄ヲタのみなさんにあわす顔が無かったところ。よかったよかった。


 羽田から舞浜まで、約20分の道のり。
 オートリピートでずっと流しているのは、松村先生直々の指令による研究生mixの音声。

   おしりん!れおな!わんちゃん!おぎりー! なっきぃ!まぁたん!ゆっぴーーーー!
   さきぽん!ゆめち!かおたん!じゅなぁぁぁぁぁ最強研究生!!!

 あんだよこれぇ。やすす先生だってこんな詰め込み方しないぞぉ。しかもチキショウ、すでに半数近くはもうここにいない子じゃんかよ。おぎりーはケガしちゃうし。
 おじさん泣いちゃうよおじさん。


 さはさりながら、のっけでこれをビシッと決めてかないと関東ヲタの名折れだ。
 だから当選が決まってからドロナワで練習してるの。
 正直言って栄の研究生のこと、僕はよく知らなかったから。


 松村先輩は、繰り返し繰り返し、このmixを覚えてくるように言い続けた。


 「研究生mix」を何度も練習するうちに、不意に気がついた。


 「名前を憶えることは、愛することの入り口」。


 名前を知らない子はそこにいないのも同然。でも名前を憶えただけで、昨日まで何者でもなかった子たちが、生き生きとした存在として目の前に姿を現す。
 かわいいおしりん。目のキリッとしたれおな。わんちゃんおぎりーはもう知ってる。なっきぃは方向音痴なんだ。後藤真由子はもうやめちゃったんだ。ゆっぴーは横浜の子。べっぴんさんのさきぽん。ゆめちはもう昇格してるのね。じゅなはちっちゃい子。


 そうか、松村先輩は、一人でも多くの人に、研究生の名前を憶えて貰おうとしていたんだ。
 より多くの人に名前を憶えて貰って、いつか研究生が高く羽ばたけるようにと。

--


 仕事帰りなのでジャケットにネクタイ。
 堅苦しいけどしょうがない。これが僕の「戦闘着」だもの。
 ポケットに緑白赤のサイリウムとぐるぐる回すためのハンドタオルを忍ばせて、いざ「円形闘技場」に見参。


 車から降りると冷たい雨と風。でも思いの他スーツ姿のおっさんが多いので安心する。
 

 その名の通り、丸いステージ。どこからもよく見える。席は真ん中くらいだけど、遠さは感じない。
 座り心地のいい椅子。
 楽しみだなあ。ワクワクするなあ。


 待ち時間、前日録音されたとおぼしき研究生たちの会話がひとしきり。手持ちぶさたの客にはいいサービスだ。
 それが済むと、SKEの名曲がオルゴールで流れる。バックには蝉の声や海岸のざわつきが聞こえる。夏のBGM。


 なんで「夏」なんだろ。
 目を瞑って聞いていると、僕のSKEとの最初の出会いを思い出す。
 夏。海辺の民家。蝉時雨。目をつぶっているJ。
 立ち上がる入道雲のように昇っていくストリングスのイントロ。不意に走り出すJ。


 そう、「ごめんね、SUMMER」だ。


 僕にとって、SKEは夏。最初から、彼女たちからはAKBとは違う不思議な解放感を感じていた。後先を考えることなく、ただ走りたいから走り続ける少女たち。
 あれからずいぶんたくさんの水が橋の下を流れて行った。


 そうこうする内にやがて時は満ち、辺りは暗くなり。
 オーバーチュアにはmixなし。その代わりコールは強め。
 光の中から飛び出してきたのは我らがかおたん。


 あーよっしゃいくぞー!
 

2014年11月26日 (水)

マツムラブ

words


 AKB界隈では研究生を「R」という文字で表現することがある。
 たとえば「R公演」と言えば、研究生公演のことだ。
 察するに「研究生」の直訳「Researcher」ないしは「Research student」がその由来なのだろう。しかしAKBの研究生は、何かを「Research=研究」しているわけではない。「見習い」「半人前」「修行中」の身である。ここでいう「研究」とは「研修」の意味だ。だから「R」ってのはちょっと実情にあわない。
 だからJKTでは、研究生は「Trainee」、つまり「トレーニング中の人」とよばれる(そいやJKTのDVD買ったらtraineeの誰かの直筆サイン入りカードが入ってたよ)。

   夢見がちな私に/どうかチャンスください
   先輩のことだけを研究ね!

 だが松村香織先輩のことを素直に「Trainee」と呼ぶのは、どうにもはばかられる。紛う事なき研究生なんだけどね。


 本来は正規メンバーに昇格するために切磋琢磨する通過点でしかない「研究生」。
 松村先輩はその地位に自ら(公式にはね。ホントはどうなのかわからない。でも先輩が自分の意思でそう決めた、と言うのだから僕らはそうだと思うべきなんだ)留まることを選んだ。
 すでに「見習い」でも「半人前」でも「修行中」でもない「研究生」。ひょっとしたら、彼女こそホントの研究生、「Researcher」なのかも知れない。


 研究する松村香織。いったい何を?


 AKBという運動体の、本来あるべき姿とは何か。
 たくさんの少女たちとヲタどもの「夢」を、どう叶えていくか。
 夢の代償として傷ついていく魂たちを、どうやって癒していったらいいか。


 本来それを考えるべき太ったおっさんは、どうやらここのところ居眠りをしているらしい。

 Photo

 やれやれ、最近そんなことを真剣に考えてるのって、かおたんだけじゃねえの? 
 たとえばこないだの、「新曲PV歴代センターに内田さん呼ばれなかった事件」。
 夢想してみる。松村先輩がその現場にいたら。


 「うっちーさんいないのおかしくないですかー」。
 渋い顔の「大人」たち。
 「いや、ほら、チャン順はミリオンいかなかったから」。
 「えーじゃあ、たかみなさんのセンター曲って、軽蔑ですかー? ミリオンどころか3万いってないですよねー」。 
 「…お前もう帰れ。あとこれぐぐたすに上げるなよ」。
 その夜。
 「上げるなよって言われちゃったんだけど-。やっぱおかしくないですかー」。
 「センターってそんなに軽いもんだったんですかー」。
 「チャン順って、いつかチャンスが来てもいいように、くさらずに普段から自分を磨いて行こう!って曲ですよね-。今のAKBってそれ否定しちゃうんですかねー」。
 炎上炎上炎上…
 

--
 

 ところでこの「マツムラブ」、「歌ネット」「うたまっぷ」「歌詞ナビ」等々、メジャーどころの歌詞検索サイトでは軒並み404を喰らってしまう。まるで自主製作盤なみの扱いだ。
 「SKE初のソロプロジェクト」と大言壮語しておきながら、わざわざ「錦通レコーズ」というインディーレーベルをでっち上げて、しかも枚数限定の販売。普通に販売していたらそこそこの成績でチャートインしてたはずなのに。
 「栄で最初にソロデビューした」のは松村香織だが、「栄で最初にメジャーソロデビュー」するのは別の誰か、ということにしておきたいんじゃないかって邪推したくもなる。


 余談だがこの辺の事情は、本店のソロプロジェクトにちょっと似てる。
 巷間AKB初のソロデビューは板野△ということになっているが、ホントは「大堀めしべ」ことめーたんの「甘い股関節」の方が先だ。作詞作曲は秋元康&後藤次利のゴールデンコンビね。
 ちなみに2番目は増田有華の「Stargazer」だし、3番目は「おぐまなみ」ことまーたんの「かたつむり」だ。
 でもこの3曲は、AKB的にはいつの間にか「なかったこと」にされてしまっている。
 それぞれのリリースは、AKBが広く世の中に認知される前だったし、大堀も増田も奥も、決していわゆる「推され」のメンバーではなかった。だから営業的観点からみたらそれは仕方ないことなのかも知れない。


 その伝で行けば、SKE的にはいつの間にか「マツムラブ」という楽曲がなかったことになってしまっても不思議ではなかった。「大人」たちはきっとそうしたかったんだろう。
 ところがぎっちょんちょん。
 

 SKE「アップカミング公演」のM1。
 SKE48リクエストアワー2014の13位。
 それを歌うご本尊は「総選挙」で堂々の第17位(忌まわしい事件と「交換留学」に伴う大人の事情がなかったら、などと泣き言は言うまい)。


 「大人」たちは目を逸らそうとしているが、嫌でも見ないわけには行かないこの現実。


 何が「どうかチャンスください」だよ。
 口を開けて「チャンス」が落ちてくるのを待っているヒヨッコに紛れて、自分の力でチャンスを狩り取ってくる猛禽類が一羽。


 松村香織。
 ひと呼んでかおたん。
 SKE48終身名誉研究生にして48グループ研究生会会長。


 いったい彼女は何者なのか?


 僕はそれをきちんと語る語彙をいまだ持ち合わせていない。


 ご大層な肩書きも、それが何を意味しているのか僕には全くわからない。


 だが僕は松村先輩が「何者ではないか」はよく知っている。


 まずなによりも、彼女は正規のメンバーではない。
 かと言って、ただの研究生でも、ない。


 「黄金の3期」の中で熾烈なオーディションを勝ち残った理由がそもそもわからない。


 ぱっと見で人々を引きつけるような美人では、ない。
 業界の基準によれば、若くはない。
 美声の持ち主でも、ダンスの名手でもない。スタイルはと言えばゲフンゲフン。
 バラエティ指向はあるのだろうが、自分のフィールドではないところで人を笑わせる術に長けているようでもない。 


 あれだけ「炎上」に見舞われていながら、それを反省をするでもない。かと言って打たれ強い訳では、決してない。


 要するに彼女は古典的な意味でのアイドルではない。


 ないないづくしの否定の積み重ねのその彼岸に、何者かとして傲然と屹立している松村先輩の姿を、僕らは痛快さと少々のおののきを持って見つめている。


--

 舞浜アンフィシアター。
 その語源であるアンフィテアトルムの本来の意味は、「円形闘技場」。
 古代ローマでグラディエーターたちが栄光のために血で血を争った場所だ。 


 2014年11月26日。
 松村先輩はその闘技場に、たった6名の「研究生」とわずかな援軍を率いて立っていた。
 迎え撃つは、血に飢えた関東のヲタども。


 アウェイ。
 知名度の低さ。
 短かかった準備期間。
 ネガティヴな要因?
 いやいや、むしろ条件は整ったと言っていい。
 そうだよね、かおたん。


 それでもかおたんなら、松村香織ならきっと何とかしてくれる。

2014年4月 6日 (日)

気づいたら片想い

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 前から乃木坂の新譜は出る度に買っていたし、曲もそれなりに評価していました。「失いたくないから」なんか今でもよく聞いてます。でも地味なタイトルだよな「失いたくないから」。


 でもそんなに情熱を持っていた追っかけてたわけではなくて、ついこの間まで識別できるメンバーは生駒、白石、(可愛い方の)松村くらいでした、ってのはにも書いたよね。

 
 そう、生田絵梨花が弾き語った「君の名は希望」をきっかけに、少しづつ乃木坂のメンバーも識別出来るようになっていきました。
 生田、桜井、橋本、星野、西野、中田、高山、若月…。


 うわ、これって泥沼かしらん。


 それでも乃木坂の曲のタイトルで記事を書くことは自制していました。
 だって「公式ライバル」じゃないですか。多少遠慮がちにもなるじゃないですか。
 それが仁義ってもんじゃないですか。
 ねえ。


 なのに今日だけでもうすでに10回以上聞いてます「気づいたら片想い」。

  初めからわかってた/特別な人だった
  恋とは与えられるもの/決して抗えない


 無駄な抵抗はやめろ、ってことですねやすす先生。


 哀愁を帯びたメロディーラインは「サウダージ」って言葉を思い出させます。
 またはフランソワーズ・アルディ石川ひとみの名を頭に浮かべる人もいるでしょう。


 もうあちこちで言及されているだろうけど、この曲って間違いなく「おっさんトラップ」。
 サビの懐かしさ、Aメロの刻み。Bmから2回転調して最後のサビ。どれも昭和の中盤に生を受けた世代のハートを直撃するようにプログラムされたミッソーインカミング
 ヘッドフォンでないと聴き取れない頭のブレスから見事に術中にはまっちゃいました。
 

 やすす先生も、昨今に珍しく丁寧に仕事をなさっている印象です。わかりやすさのために何かを犠牲にすることもしない。

  あなたと目が合った時/本当は予感してた

 

「今思えばあの時恋に落ちていたんだ」という、いわば過去完了形の情趣は「LOVE修行」にもありましたね。でもここではもう一歩奥が深い。


 その時にはすでに恋に落ちる運命が決まっていたことを、自分はちゃんと知っていた、でも自分が知っていることに気がついていなかった。または、気がつくことを拒否していた。


 つらさから逃れるために、自分で自分を騙そうとする。
 歌っている子たちには実感を持ちにくいでしょうが、幾星霜を経て「自分の心」という馬にそれなりに乗り慣れたおっさんにとってそれは、苦みを伴う馴染みの深い体験です。


 自分で自分を騙す。
 それは脆弱な自我を防衛するために生体に備わっている障壁。
 でもホントの恋はその障壁をやすやすと突破してきちゃうんだよね。


 うん、良曲だなあ。まだやれば出来るじゃないか、やすす。
 今日この後も、あと10回くらいは聞くような気がするぞ、やすす。
 てかこういうのがどうしてAKBで出来ないんだよ、やすす。


 でもあのPVはなあ。
 前曲もそうだったけど、「死」とか「殺戮」とかをテーマにしなければ人の心を動かせないような脚本は突っ返した方がいいぞ、やすす。高校の演劇部じゃないんだから。
 「言い訳Maybe」とか思い出せよ、やすす。

2014年3月18日 (火)

春が来るまで4

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 ステージのこと。


 前曲「7時12分」のメンバーがはけると、舞台には黄色い花をまとった2人。あれはタンポポなんでしょうか。背中には羽根も生えてます。可愛らしい衣装。あの羽根、「蜂」説もあるんだけど、チョウチョだよね? 
  

 オリジナルのA4は、大島&星野(念のため今さらだけど大島ってのは大島麻衣のことだよ。優子さんを名指すときは大島(優)または大島優子。佐藤といえば佐藤ゆかり。渡邊はTeam Aの志穂、渡辺は麻友)。大人っぽい「春」なんだけど、この時大島19歳、星野21歳だったんですね。

 
 出だしから大島は涙目。
 収録当日は2007年6月26日。
 A4の千秋楽、Team A最後の日(になるかも知れなかったんですよね、当時は)に加え、大島の親友、星野の「卒業」の日でもありました。
 大島と星野、この2人の絆はとても強くかったそうです。
 この曲、どちらかが公演を休んだ時は代役を立たず、ソロで歌っていたとのこと。大島と星野2人だけの曲を歌うのもこの日が最後でした。


 しかも客席は、この時のために配られたサイリウムで黄色一色。
 そりゃ涙腺も弛みますわね。
 残念ながら公演DVDの歌声は「かぶせ」で、当日の大島の歌声を聞くことはできませんが、大島の名誉のために申し添えるならば「ソロ時、涙声であぶなくなるも、持ち直す」とはメモリスト・さむ氏のお言葉。
 大島、キュートな顔に似合わずハスキーな声です。


 余談ながらこの曲の2人はAKBを辞めた後、2人ともソロで曲を出しました。
 大島の声は伸びやかで張りがあり、星野のそれはしっとりとして心に沁みます。
 この2人のデュエットを生で聴けた人は幸せだよなあ。


 わずか4ヶ月、31回で千秋楽となったオリジナルのA4公演「ただいま 恋愛中」でしたが、ひまわり組公演(H1、H2)が終了した後リバイバルされます。それも約半年で終了しました。


 それから5年後の2013年11月、「ただいま 恋愛中」公演はNMB48 Team BII2として甦ります。
 Team BII、難波ではちょっと影の薄い、でも勢いはあるTeam 。


 「春が来るまで」を歌っているのは、太田夢莉と久代梨奈。
 大島ポジが久代、星野ポジが太田。どちらも1999年生まれだって。A4の千秋楽の時にはまだ小学校1~2年生だった2人です。これを書いている時点で、14~15歳の中学生コンビ。
 それでも結構堂々としているのよ。この2人。
 

 初日からずっと見ています。そうすると情が移るね。
 大島星野には申し訳ないが、僕の頭の中では「春が来るまで」と言ったらもう太田久代だもの(なんだいさっき「この2人のデュエットを生で聴けた人は云々」と言ってたくせに)。


 特に久代。
 ちょっと切れ長の目の、難波には珍しい正統派のべっぴんさん。だからこそ埋没しがちなのかもしれません。


 時々「7時12分」のあっさんポジに入ることがある(そういう時は「春」の星野ポジに研究生の明石奈津子が入り、太田が大島ポジにスライドします)んだけど、そこではふつうにカワイイカワイイお嬢ちゃんで、そんなに心を惹かれることはありません。
 でも「春」の久代はなーんかいいんだよねえ。


 基本は笑顔。
 だいたいは微笑みながら歌っているのですが、要所要所で「切なさ」を表現しようとしています。そう、この歌ってすごく切ない歌なんですよね。しかもそれをあんまり表に出しちゃいけない。


 好きだけど、その気持ちを伝えてはいけない。
 大人にしてみれば、たわいも無い理由なんでしょう。
 でもその時の当人にしてみれば深刻なこと。思春期にはそういうことが山ほどありましたっけ。


 第2スタンザのサビ前、「どこかで会えるかな/山茶花の咲く道で」は久代パート。歌いながら上手側から下手に移動し、太田との位置が入れ替わります。


 その後の「私はきっと」から「微笑みは胸の奥」までは太田パートで、久代は太田の下手側にいます。
 この歌っていない時の久代の表現は、たいていの中継では映っていません。まあ太田のソロパートだからしょうがないんだけどね。


 ただカメラ割り自体は固定されていないようで、時々この場面の久代が見切れていることがあります。
 たとえば2014年1月4日。この日Team BIIは新春特別出張公演と称して、幕張にあるよしもと幕張イオンモール劇場のステージに立ちました。
 そのせいか、いつもの劇場とカメラ割りがずいぶん違っていて、太田パートでの久代の表情がしっかり映っています。
 

 この時の久代。
 最初は微笑みを浮かべているのですが、「微笑みは胸の奥」の歌詞にあわせるかのように次第に笑みが消えていき、切ない表情に変わります。相手に自分の気持ちが伝わってしまわないように、微笑みすら堪えようとする女の子のいじらしさが伝わってきます。
 

  サビの「告白できれば楽なのに」はユニゾン。久代はその一瞬前にマイクを左手から右手に持ちかえます。ですからサビのフリは太田と鏡面対称。サビで鏡面対称にする演出、「禁2」でもありましたね。このさりげないマイク持ちかえるとこを見るのも好きなんですが、やっぱりなかなか映りませんね。あ、2014年1月29日は赤澤久代合同の誕生日イベントでしたので、映ってました。


 サビの直後もいいです。


 「楽なのに」とサビを歌い終わった瞬間、久代はやや下手を見ています。太田パートの「言葉じゃ伝わらない」にあわせて久代は上手を向くのですが、この時の目の表情。
 「残心」という言葉がありますが、下手に心を残しながら、すっと上手に向き直る。はじめ見た時は「うおっ」とか声が出ちゃいましたよ。「何だ今のは」って。
 その直後、もう一度下手に向き直るのですが、この時も上手に心を残した感じ。
 日によっては、ぎりぎりまでためてから断ち切るようにを向くこともあります。


 久代、やるなあ。

 
 相棒の太田はここまでは出来ていない。もうちょっとあっさりしてます。
 もっとも2人とも同じだと暑苦しいかも知れませんが。


 是非下手前方に座って、生で見てみたいなあ、この2人の「春」。

2014年3月10日 (月)

春が来るまで3

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 いやもう、ホント春が来ちゃうね。


 「春が来るまで」で思い出した美しい四重唱のこと。
 「ラ・ボエーム」第3幕の4重唱「さらば甘い目覚めよ」。


 「ラ・ボエーム」。
 オペラなんだけど、わいもないお話と言えばそれまでです。


 19世紀半ばのパリ。
 7月革命で守旧派の王様を追い出してた「市民の王」ルイ・フィリップの治世。ごたごたはあったけど、活気のある時代だったのだろう。
 パリの屋根裏部屋で、若さと才能はあるけどお金と地位はない4人の若者が、その日暮らしだけど明るい生活を送っていた。
 詩人、画家、音楽家、そして哲学者。みごとに世の中の役に立ってないよね、みんな。

 
 ヒロインのミミ、本名はルチア。
 造花作りが本業だというけど、たぶん副業もある。
 「お祈りはするけど、教会のミサにはあんまり行かないの」って、神父様には評判の芳しくない「副業」のせいなんでしょうきっと。ミミって通り名も副業用なのかも知れない。


 詩人のロドルフォとミミがある夜出会い、愛しあう。そして別れ、もう一度会ったときにミミは死ぬ。たったそれだけのお話。あ、画家のマルチェルロとたぶん「副業」が本業のムゼッタがくっついたり離れたりもする。


 ミミは結核を病んでいた。
 ロドルフォはミミよりも先にそれに気づいた。
 当時結核は不治の病、貧乏な自分と一緒にいてはミミの命はあっという間に消え去ってしまう。幸いミミに懸想する金持ちの子爵がいる。自分と別れて、子爵に世話をして貰えば、ミミも少しは永らえることができるかもしれない。


 だからロドルフォはミミに別れを告げる。
 ミミもそれを受け入れる。たぶんそれは自分の命のためではなく、ロドルフォのため。口にはしないけれど、ロドルフォに病をうつさないためかもしれない。


 美しいデュエットのその後ろではマルチェルロとムゼッタが壮絶な罵りあいの末喧嘩別れ。
 「看板絵描き!」
 「マムシ!」
 「ヒキガエル!」
 「鬼ババア!」
 これもまあ、馬鹿馬鹿しいが恋の一幕。

 
 雪の降る中で抱きあうミミとロドルフォ。
 「さようなら、甘い朝の目覚め」とミミ。
 「さようなら、夢のような日々」とロドルフォ。


 でもねえ、もうちょっと、もうちょっとだけ一緒にいようよ。
 せめて、花の季節まで、一緒にいよう。


 冷静に考えてお互いのことを思うなら、さっさと別れた方がいい。
 何しろ二人の住む屋根裏部屋は北風が吹き込んで、ストーブには薪も無い。だからミミのからだを考えて別れるなら今すぐがいい。
 別れられなければ、一緒にいたいならいればいい。ミミの命を縮めることを覚悟しさえすれば恋を全うすることだってできる。


 でも二人の出した結論は、「別れよう、でも春が来るまでは一緒にいよう」だった。
 恋が導くどっちつかずの、愚かな決心。
 でも、誰も笑うことのできない愚かさ。

 
 ミミは歌う。
 「冬が永遠に続けばいいのに」。


 今のこの瞬間が永遠に続けばいいのに。


 人の世に恋がある限り繰り返されてきた、決して叶うことのない願い。

  春がやってくるまで/残ってて
  思いが降り積もる/恋の雪

 時も場所も、そして何より恋の成熟度が全く違うけどね。
 それでも恋は、恋。

2014年1月24日 (金)

春が来るまで2

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 雪が降った翌日。空はすっかり晴れていて、街はきらきら光る雪景色に覆われている。
 風はまだ冷たいけれど、春までもう少し、そんな晩冬の朝のお話。


 ちなみに「ただいま 恋愛中」公演には、3曲「冬の歌」がある。
 モトカノと真冬の海を見に行く「Only today」、雪の朝の通学路の情景である「春が来るまで」、冬の夜空に輝くオリオン座を見上げた「君が教えてくれた」。
 そういや「7時12分」も、衣装は、もこもこの冬支度に見えるかもね。


 オリジナルの「ただいま 恋愛中」(間にスペースが入るのが正しい表記みたい)公演がはじまったのは2007年2月。春近きとは言え、冬を運び出すにしては小さすぎる舟の2月。
 これは先日亡くなった吉野弘先生のお言葉。
 今から30年以上も前、僕が中学生の時書いた手紙に、吉野先生は丁寧なお返事を下さいました。
 合掌。


 おっと脇に逸れた。


 歌の主人公は、クラスメイトにひそかな恋をしている。
 もうすぐお別れの時期なのに、その思いを伝えられない。
 

 こういうシチュエーションの片思い、AKBの初期の曲にはたくさんありました。
 たとえばA1「PARTY」公演の「クラスメイト」。

   クラスメイト/今は友達
   だけど 誰より気になるの


 またはK3「脳パラ」公演の「片思いの卒業式」。

   目の前にいるのに/あなたは気づいていません
   こんなに大好きなこと/少しもわかっていません


 AKBっていうとポジティブな曲の印象が強いけど、こういう「告白できない」気弱な心持ちをすくい取るのも得意。
 というか、むしろ「非モテ」「非リア充」のキモチの方が、秋元先生はよくわかるんじゃないすかね。


 さて、この歌詞。


 ちょっと聞いただけではわかりにくいところがあります。

   春がやってくるまで/消えないで
   隠したこの愛しさ


 「消えないで」と願っている対象はなに?
 最初ここだけ聞いたときは、それは主人公が抱いている「愛しさ」の感情のことなのかと思っちゃいました。自分の気持ちに対して、消えないでって、え、何それって。


 でもそうじゃないのね。
 曲を通しで聞いてみるとわかる。消えないでって願っているのは、

   春がやってくるまで/残ってて
   思いが降り積もる/恋の雪


 昨夜降った「雪」なのね。
 なんで「消えないで」「残ってて」と願うかというと、雪が「愛しさ」を隠してくれている、という設定になっている。「愛しく思っているその気持ちを」隠している「雪」に対して、「春が来るまで消えないで」と願っている、と。


 昨日降った雪が街のいろんなものを隠しているように、このまま消えずに私の恋心も隠し続けほしい、春が来るまで。
 まるで和歌の解釈のようでもありますが、そんな気持ちを歌った曲でした。
 

 わかりにくかった理由のひとつは、この曲のテーマアイテムである「雪」について、「いろんなものを隠すように、私の恋心をも隠す雪」って歌ってるのと同じところで「降り積もる恋の雪」って言っちゃってるんです。
 つまり「恋心を隠すもの」としての雪と、「積もっていく恋心のメタファー」としての雪がひとつの曲の中で混在してる。


 「雪」が「恋心を隠すもの」であるかと思えば「恋心そのもの」でもある。だもんでわかりにくかった。
 これは秋元先生の筆がちょっととっ散らかってたと言うべきでしょうね。


 まあ、とにかくどういう事情なのかはわからないけれど、この子は「あなた」に告白することはおろか、「あなた」を愛しく思っていることすらもばれてしまっていけない。


 でもその一方で、「あなた」が自分の気持ちに気づいてくれることをひそかに願ってもいる。


 えー、矛盾じゃん。ばれちゃまずいのに気づいてもらいたいってどうゆうことよ。
 なんて言っちゃいけません。ばれちゃまずい、でも気づいてもらいたいという矛盾こそ、自分ではどうすることも出来ない恋の本質なんですから。


 でもどうして気持ちを伝えられないんだろうね。
 その理由について、想像はいろいろ膨らみます。


 たとえば、「あなた」は親友の恋人だったのかも知れません。
 たとえば、「あなた」ってのが主人公と同性だったのかも知れません(女の子どうしまたは男の子どうし。前
者の方が「萌え」ですけどね)。
 またはただ単にずっと幼なじみで過ごしていて、今さら「好き」だなんて言い出せないって思い込んでいるだけなのかも知れません。
 

 事情はわからないけれど、たいていは大人が忘れてしまった大したことのない理由なんでしょう。
 

 でもね、理由は忘れてしまってもそれにともなう「痛み」は(というより「痛み」があったという記憶は)、おっさんになっても思い出すことができるものです。
 秋元先生もそうだぜきっと。


 それにしても、思いを打ち明けようとせず「春がやって来るまで」このままでいたい、という主人公の願いを聞いていると、僕はこれもまた切なく美しいアリアを思い出します。


 それは、僕がイチバン好きなオペラ、「ラ・ボエーム」、その第3幕の4重唱「さらば甘い目覚めよ」。

2013年12月30日 (月)

春が来るまで

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 ただいま恋愛中、もしくは愚かにして切ない恋愛の諸相・第2幕第2場
 「忍ぶ恋」

 
 別に隠す必要なんかなかった。まっすぐに私を見つめる、その人のその眼差しに、ただうなづくだけでよかった。
 それはとってもカンタンなこと、のはずだった。


 どうしてそれが出来なかったのだろう。
 どうしてそのことを包み隠そうとしたんだろう。


 うなづいて微笑みを返せば、それだけでよかったのに。


 あの日。
 あと少しして学校を卒業したら、あの人は都会に出てしまう。
 私はこの街に残る。
 今日だったら、私もついて行くって言えたろう。
 一緒にいられれば何とかなる。今ならわかる。


 でもその時私はただのこどもだった。
 だからせめて、あの人に私のキモチを伝えよう。
 明日こそ。そう思って眠れぬ夜を過ごした。明日こそ。 


 その朝。
 

 夜半から降り始めた雪が全てを覆い尽くしたというのに、雪を降らせた雲はあっという間に去って行った。
 まるで品のいい手の込んだ手品のように。
 

 その朝。
 窓の外は輝く世界。風は冷たかったけれど、おひさまの光は冬がもうすぐ終わることを教えてくれていた。


 その光に満ちた明るい景色を見た瞬間、私の中の夕べの決心が消えた。
 なぜだったのかは今でもわからない。でも不思議と心は穏やかだった。
 「今日も、いつもの朝と同じように振る舞おう」。
 まるで、真っ白な雪が私の想いを覆い隠してしまったみたいだった。
 「おはよう」。
 約束なんか一度もしたこともないのに、いつものようにいつもの場所に立っていたその人に言えたのは、いつものその言葉だけだった。
 「おはよう」。


 私とその人は、雪を踏みしめていつもの通学路を歩いた。きゅきゅっと言う音が心地よかった。私はこの瞬間がいつまでもいつまでも続くことだけを祈っていた。本当に話さなくちゃいけないこと以外のことを話し続けながら。


 たぶん、それでよかったのだろう。


--


 おいおい、びっくりしたなあもう。
 この前曲「7時12分の初恋」の書き始めはもう1年以上前じゃんかさ。
 その間いろんなことがあって、それなりに感慨はあるんだけど、1年以上かけて再確認したのは、やっぱ現場だよなあってこと。
 オペラでも他のグループでも同じ。そしてAKBはやっぱしシアター。
 大箱のコンサートの楽しいっちゃ楽しいんだが、やっぱしシアターが一番。


 最近呼ばれたTeam Kのなんとか公演、楽しかったのは間違いなかった。でもMCのお題「これからやりたいお仕事」で言ってた「CM」とか「グルメレポーター」とかに、僕はどうしても興味は持てなかった。
 うん。CMが決まったらおめでとうと素直にお祝いできると思うんだけど、僕は別に彼女たちのCMが見たいわけじゃないんだなあ(松村終身名誉先輩は除く。彼女がピンでCMをやるのだったらそれは見たい。圧倒的に見たい)。
 

 僕が見たいのは、歌い、踊り、しゃべり、笑い、泣き、歓喜し、落胆しながらも生き生きとその瞬間の生を生きる彼女たちなのだよ。それも間近で。
 一方的に見ることをふつうは「会う」とは言わない。だって「会う」というのは相互的なものだから。僕が見る彼女が僕をほんの一瞬でも見るときにはじめて「会う」は成立する。


 その相互作用がかろうじて可能な距離。


 それこそが「会いに行けるアイドル」の raison d'être。

 
--


 それはさておき。
 書き始めたころは過去の公演だった「ただいま恋愛中」なのですが、ほったらかしにしている間にTeam BIIがステージに上げているじゃないですか。


 Team BIIねえ。
 これまでぜんっぜん視界に入っていなかった子たちですよ。
 ほとんど知らないし。
 顔と名前が一致するのは「ガラスのI LOVE YOU」でたかみなポジにいた室とじゃんけんで名をはせた下から読んでもイマデマイじゃねえムトウトムじゃねえ上枝恵美加くらい。
 でもせっかく「ただいま恋愛中」やってるんだからってことで、ただいま勉強中。


 「春が来るまで」。
 作曲はよすすアニキ。
 オリジナルのA4では大島と星野のデュエットでした。BIIは太田久代。

  春がやって来るまで/消えないで

 春までには何とかまとめたいです、この曲について。 

2013年11月25日 (月)

LOVE修行

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   目と目が合った瞬間/こうなる運命だった

 って、日本語的におかしいって秋元先生。
 「目と目が合った瞬間から、こうなる運命だった」なのか、「目と目が合った瞬間に、こうなる運命だったとわかった」かのどちらかでしょ常考。どっちなのよ秋元先生。
 だいたい先生言葉はしょるよね。タイトルに言葉数使いすぎのくせに。


 なんて屁理屈捏ねて抵抗してもムダか。
 そうか、武道館の2階から彼女たちを見た瞬間、こうなる運命だったということか。
 いや、もっと前からなんだけどね。


 うん。
 今度こそ会いにいくぞ、Team 4。
 

2013年7月 2日 (火)

7時12分の初恋9

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 こりゃね、もう終わらんね。


 「ガラスのI LOVE YOU」のコールの話。
 じゃあなんでタイトルが「7時12分」なんだって人はバックナンバーを参照ね。
 「7時12分の初恋8
 

 この曲は、現在AKB48 Team Aのなんとか公演、SKE48研究生公演とNMB48 Team BII1の「会いたかった」、HKT48 Team H 博多レジェンド公演で歌われています。 

 
 つまり同じ曲が同時期に秋葉、栄、難波、博多という、国内の48グループ全ての公演で聞くことが出来る、という希有な状況です。
 ちょっと比べてみようかって気になるじゃない。
 ああ、また大脇道有紗だ。


 まずはSKE研究生公演「会いたかった」。
 初日は2012年2月27日。現在でも続いているので、結構なロングランです。


 最初の頃は先行していた「PARTYがはじまるよ」公演と並行して上演されていました。
 ひとつのチーム(「チーム研究生」ね)が複数の演目の公演を並行してやってたというのは、珍しいことなんじゃないですかね。正規メンバーが揃わなくて、結果的に「今日のは研究生公演でしたてへ」というのはあったやに聞きますけれど。


 初期の頃、歌い出し高橋ポジは安定の斉藤真木子。
 ドン真木子、当時身分は研究生だったけど、なんたってKII1ではスターティングメンバーとして「ガラス」をやってたくらいだもの、年季が違うわね。
 中西ポジは「なんなん」こと菅なな子。残り2人は江籠&古畑でした。


 で、菅へのコールはどうだったか。
 定石通りの「名前2音節」だと、大変に呼びにくい。何せ「なななななななな・ななこ」もしくは「なんなんなんなん・なんなん」。


 で、この4人で「ガラス」をやっていた研究生公演を何本か見返してみました(え? DRM解除? そんな違法なことしてませんよ何言ってるんすか。頭の中に記憶されているソースを見返してるんですよやだなあ)。
 そしたらさあ、この頃のSKEのオンデマ劇場公演の音声って、あんまし客席の音は拾ってないのね。


 だから斉藤に対する「真木子!」は聞こえるけど、菅に対するコールはうにゃうにゃしてよく聞き取れない。弱ったな、と思っていろいろ探したら(頭の中だよ!)、見つけました。2012年8月4日、HKT48劇場でのSKE研究生出張公演。
 この頃、SKE劇場は改装中で、メンバーはいろんなところに出張って公演やってたんですね。


 博多の劇場はSKE劇場とは録音のセッティングが違うんでしょう、観客の声援を過不足なく拾っています。で、「ガラス」での菅へのコール。おお、確かに「なななななななな・ななこ」と言ってます。言いにくいコールをしっかりと打っていました。
 この公演の客層が奈辺にあったのかはわかりませんが、栄から長駆遠征したヲタがいたに違いありません。
 この翌日の8月5日、SKE研究生は今度は難波でも出張公演を行いました。しかしあろうことか、この時のオンデマ配信では、客席の声援は一切聞こえません。映像に録音の音源を被せただけ。トホホホ。


 もうちょっとはっきりコールが聞こえているのは、同じ年の10月25日にCLUB DIAMOND HALLでやった研究生公演。
 この時の中西ポジは宮前杏美でした。で、コールはハッキリと「あみあみあみあみ・あみちゃん」と「名前2音節」。キレイに揃っています。
 

 やがて斉藤、菅(と古畑)は正規メンバーに昇格し研究生公演には出なくなります。
 高橋ポジは中西ポジにいた宮前がスライドし、中西ポジは小林絵未梨が襲いました。小林(絵)に対するコールはやっぱり「えみえみえみえみ・えみり」が基本でした。
 余談ですが、宮前って表情がすっごい多彩だねえ。
 歌い出しの数小節でウインクあり、ハートあり、目をつぶってのブルブルあり、客の釣り上げあり、短い間にネタ何個ぶっこんで来んだよお前って感じ。 


 小林(絵)は2013年5月にSKEを「卒業」していまいます。その後は市野成美が中西ポジを勤め、現在に至ります。この市野に対するコールは、やっぱり「なるなるなるなる・なるちゃん」です。
 

 もっとも例外もありました。
 たとえば、小林(絵)の「生誕祭」があった2013年4月14日の公演。最初のコールは「ちょーぜつカワイイ・えみり」でした。生誕祭委員の意向があったのかもしれません。面白いことに、この時の二度目のコールは「ちょーぜつ」にも「えみえみえみえみ」にもならず、何だかごにょごにょ言った後で、やけに大きな「えみり」でした。
 想像するに、おおかたの客が最初のコールを聞いて、「え? ここって『えみえみえみえみ』じゃねえの?」と戸惑ってしまい、かと言って「ちょーぜつカワイイ」に揃えることも出来ずにコール出来なかったのでしょう。


 市野に対しても、ポジが変わったばかりのころは「ちょーぜつ」コールが打たれることがありました。聞いてると、「ちょーぜつ」チームと「なるなるなるなる」チームが張り合っているみたいでもありましたが、結局「なるなるなるなる」が勝ち。


 まとめると、SKE研究生公演における「ガラス」の中西ポジに対するコールは、現在でも「名前2音節」が基本のようです。


 NMBはどうでしょう。


 NMBでは三期生公演と、現在も上演中のTeam BIIの第1公演(BII1)で「会いたかった」を上演しています。BII1の初日は2012年10月10日ですが、その前に三期生公演として2012年4月29日からやっていますから、これもロングランです。


 僕がBII1を見出したのは2012年11月頃からでしたけど、正直あんま熱心には見てなかったんです。しかもBII1はユニットの入れ替わりがケッコウ多いので、歌っている人を識別するのが大変でした。
 

 BII1の「ガラス」、高橋ポジは室可奈子か久代梨奈、中西ポジは山内つばさが多かったようです。山内に対するコールは、「ちゅばちゅばちゅばちゅば・つばさ」と「ちょーぜつカワイイ・つばさ」が半々くらいでしょうか。
 難波でも「名前2音節コール」健在じゃないですか。


 その後中西ポジには、薮下柊や高山梨子などが入っていました。
 藪下には「しゅうしゅうしゅうしゅう・しゅうちゃん」、高山には「りこりこりこりこ・たかりー」とコールされているのを聞くことが出来ました。
 ただコールしているのは数人、もしくは声の大きな1人くらいで、SKEのように集団が揃って「名前2音節」を呼ぶ状況はあまりありません。


 面白かったのは、僕が見た高山に対する最初のコール、声の大きな1人が「りこりこりこりこ・たかりー」と叫んでいるのですが、明らかに同じ声が次のコール(「(次の行動が起こせない)ー、小心者」に被るところ)では「ちょーぜつカワイイ」に変わる、という複合ワザがあったことです。
 あと「りこりこりこりこ」と来たら「りこちゃーん」かと思うじゃんフツー。裏をかいて「たかりー」だって。
 最初なに言ってるのかわかんなかったよ「たかりー」。


 まとめますと、NMBはSKEほど徹底はしていませんが、「名前2音節」は細々と残っていると言っていいでしょう。


 さらに博多。


 HKT48 Team Hの「博多レジェンド公演」、自己紹介あけ最初のユニット曲が「ガラス」です。高橋ポジは兒玉遥で中西ポジは宮脇咲良。兒玉はこの後Team Aなんとか公演でも「ガラス」をやっています。


 宮脇に対するコールは「ちょーぜつカワイイ」のみ。まあ「さくさくさくさく」とは言いにくいやね。あと中西ポジに村重杏奈が入ることがありましたが、やっぱり「ちょーぜつ」。まあ「あんあんあんあん」てのも言いにくいしね。
 というわけで、博多の「ガラス」で「名前2音節コール」を聞くことは1回も出来ませんでした。


 一回りして最後は「本店」AKBです。


 2012年11月からTeam Aの何とか公演で「ガラス」が歌われるようになりました。
 高橋ポジは渡辺や菊地、中西ポジはだいたい入山杏奈で、時々森川彩香。最近は昇格した佐々木由佳里が入ることがあります。
 

 入山に対して「あんあんあんあん・あんにん」は言いにくいだろうけど、森川に対しては「あやあやあやあや・あーや」はいけるだろ。ましてや佐々木への「ゆかゆかゆかゆか・ゆかるん」なんて「2音節コール」には調度いい名前かなあと思うのですが、ここでは圧倒的に「ちょーぜつカワイイ」が主流。
 

 やっぱ「本店」ではもうなくなったコールなんだなあ、と思った矢先。
 ふいに聞こえたコール。
 5月の公演で佐々木が中西ポジに入ったとき、確かにありました。少なくとも2回(うち1回はたった1人の声だったんだけどね)。


 それでも紛う事なき「ゆかゆかゆかゆか・ゆかるん」コール。古参のGJか?
 いえあ!


 それにしてもゆかるんは高まると楽しそうだなあ。
 いえあ!
 でもゆかるん惜しむらくは「浮いているわターン」が回りきらないのな。四分の三くらいで止まっちゃうの。いえあ!
 あ、「浮いているわターン」についてピーナッツさんの詳細な考察を参照してね。
 

 というわけで「ガラス」における「名前2音節コール」の現状。
 SKEは健在。
 NMBはぼちぼち。
 AKBでは絶滅寸前。
 HKTでは「何それおいしいの?」。
 ということでわかりましたか。


 はい、わかりました。

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